漫画『あなたの主治医はもう辞めます!』の6話のネタバレと感想です。今回はアルガの過去が明らかになります。
3話にて娘と離れ離れになったという話が出ていましたが、なぜ彼はそんな目に遭ったのでしょうか?ストーリーの続きを読んでみましょう。
目次
アルガの過去|妻・シオニーを失い、娘とも離れ離れになる
妻子を失い、自分を責め続ける

児童養護施設にいる少女たちのリストを見ながら、アルガは憂い顔をしていました。
というのもアルガは行方不明になった娘をずっと探し続けていて、また妻子を失ったのは自分のせいだと己を責めているのです。
- アルガの妻・シオニーは、実家に帰るため船旅に出た
- 妻はこの時身ごもっていたが、出産日はまだ先なので大丈夫だろうと考えていた
- しかし船旅中に陣痛がはじまる
- 危険な状況だったが、母子ともに無事で元気な女の子が生まれる
- なお出産に立ち会ったイシドール男爵(公爵夫人の弟)によれば、赤ん坊は金髪・緑目のかわいい子だったそう
- その後、体調が回復したシオニーは赤ん坊と一緒に再び船に戻る
- しかしそれを最後に姿を消してしまった
- 数日後、アルガはやっとの思いで彼女を見つけるがすでに帰らぬ人となっていた
- ただし当時、赤ん坊の遺体は見つからなかった。つまり生きている可能性がある
このような事件が起きたのは、早産の可能性はないと誤診した自分のせい。アルガはそう考えており、娘のことは必ず探し出そうと決意しています。
また親子鑑定をするには親がいなければならないので、アルガは多忙ながらも娘を探すときはいつも直接足を運んでいました。


リチェに仕事を任せるため、アルガは診療日誌を読ませる
リチェに診療日誌を渡す
リチェを雇ってから3日後。アルガは彼女を公爵夫人とエルアンに紹介する事にしました。
そのためリチェの部屋に2人の診療日誌(しかも大量)を持っていき、全て熟読するように指示します。なおそれを見た世話役のジェニーはあんまりだと言いますがーーー
一方でリチェは、むしろ好都合だと考えていました。なぜなら診療日誌を見せてもらえるという事は、アルガから信頼されているという事ですから。
謎だらけの診療日誌
しかし診療日誌を読んだリチェは頭を抱えました。
まず公爵夫人は慢性頭痛と反復性腹痛を患っているものの、その度にアルガが適切な処方をしているので問題はないように見えますがーーー
そうなると、なぜ6年後に彼女が急死したのかという疑問が生じます。
そして次に息子のエルアンですが、彼は原因不明の歯痛・腹痛・頭痛などを患っており、その原因が分からないのです。
それでもリチェはこの6年の間に、なんとか2人が亡くなった原因を突き止めてやろうと決意するのでした。
公爵夫人に挨拶をしに行く
その日の午後。リチェたちは予定通り、公爵夫人とエルアンに挨拶をしに行きます。
- 噂どおり冷徹そうな女性
- 30代後半なのにずっと若く見える
- ただし顔色があまり良くない
すると公爵夫人はリチェを見て眉をひそめました。いくらアルガが認めた助手とはいえ、13歳の少女を”優秀な医者”とは思えなかったのです。
まとめ|あなたの主治医はもう辞めます!6話のネタバレと感想
6話の考察|アルガの娘は今どこに?

アルガの娘は、多分リチェなんでしょうね。
リチェの年齢は行方不明の娘と同じくらいですし、アルガに似ている部分があまりに多すぎます。性格も髪の色も、ついでに自分を天才だとのたまう所も彼そっくり。
これだけ伏線がそろっているのに、娘じゃないなら何なんだという話ですよ。
ただし髪の色については、アルガの娘は『母親そっくりな金髪』だったそうですが・・・
これ、あくまでイシドール男爵の証言なんですよね。アルガが直接確認したわけではなく、人から聞いた話にすぎません。つまり実際はブロンドではなかった可能性もあるのです。
もしくは何らかの理由で、後天的に髪の色が変わったか。魔法がある世界なのでいろいろな可能性が考えられます。
ちなみに別のマンガの話ですが、正体がバレないよう特殊な薬で瞳の色を変えているという設定もありますし。魔法があるならどんな設定がきてもおかしくありません。
ネタバレ感想|皮肉なはなし
リチェ=アルガの娘だと仮定すると、現状はとても皮肉ですよね。
アルガは長年探し続けてきた娘が目の前にいるのに、そうと知らずに娘探しの旅に出ようとしているのですから。
というかリチェはこれほど彼に似ているのに、なぜ1回親子鑑定をしておこうという気持ちにならないのか・・・
いやでも、当事者だと中々気付かないのかもしれませんね。傍から見れば2人はそっくりですが、案外父親からすると自覚がないのかも。