漫画『結婚商売』の外伝4(99話)のネタバレと感想を紹介します。
愛するカトリーヌを救うため、マルソーは「自分がダボビル伯爵家の婿養子になればいい」と考えます。そこでまずは肩書を得るため、ある人物を頼りました。
愛しいカトリーヌを救うため、マルソー少年は動き出す
身分を得るために実父を利用する
ダボビル伯爵家の婿養子になるには、ふさわしい身分を手に入れる必要があります。
そこでマルソーは実父(96話で登場した司祭)のもとを訪ねて、自分の後ろ盾になって欲しいと頼みました。
なお実父は、普段から反抗的なマルソーが突然「結婚をしたい」と言い出したので怪しみますがーーー息子がダボビル伯爵家の令嬢に恋をしたと知るや否や、協力すると言いました。
ダボビル伯爵家はゴティエ王子と関係が深い家柄なので、マルソーが婿養子になればそのうち利用できると考えたのです。
計画どおり婿養子になった後、プロポーズを決行する
『大司教の遠い親戚』になる
その後マルソーは、実父の協力により『大司教の遠い親戚』という立場を手に入れます。
さらに彼は「ダボビル伯爵家の婿養子になれるなら他に望むものはない」と殊勝な態度を取ったので、カトリーヌの実父にも気に入られました。
- 大司教の遠い親戚
- 洗礼を受けた子供
- 商人一族の出身のため優秀
プロポーズを決行するが・・・
婿養子候補となったマルソーは、すぐにダボビル伯爵家を訪ねてカトリーヌに求婚します。恭しくお辞儀をしながら「初めまして。あなたにプロポーズをしに来ました」と告げますがーーー
彼女は顔を真っ赤にして、返事もせずにその場から逃げ出します。突然美しい少年にプロポーズされたため驚き、混乱したことが原因でした。
翌日、再度プロポーズをする
マルソーはプロポーズが失敗して落ち込むも、ダボビル伯爵に励まされて元気を出します。そして翌日、花束を持って再びカトリーヌに会いに行きますがーーー
なぜか彼女は部屋に籠り、マルソーに会ってくれませんでした。
結婚商売99話のネタバレ感想|両想いの2人に何があった?
ネタバレ感想①トラウマ再発か?
マルソーは実父のことが嫌いです。けれど結婚するには実父の協力が必要なので、わざわざ実父に会いに行って「お父さんを通じなければ成り立たない婚姻です」と頭を下げました。
健気ですね。この人はきっと、カトリーヌのためなら何でもできるのでしょう。
けれど外伝4のラストで、なぜか彼女はマルソーを拒絶します。
理由は分かりませんが、暗い部屋で泣きながら「結婚式まで彼に会いたくない」とダボビル伯爵に懇願する姿が描かれていました。
「お父様、お願いです。私、結婚式まで····あの方に会わなければダメですか?」
引用:結婚商売99話・外伝4
マルソーは嫌われるような行動をしていません。なのに拒絶されるという事は、カトリーヌ側に問題があるのかもしれませんね。結婚するにあたり、何か不安なことがあるとか・・・
何だろう。マルソーのことを打算で近づいてきた男だと思っているのか、もしくは自分の容姿を気にしているのか。状況から考えると後者でしょうか?
外伝に突入してから、彼女はしきりに外見のことを気にしています。赤い髪について悪く言われたり、彼女自身も「私は赤毛でそばかすもあるし、美人じゃないから」と自虐的なことを言っているシーンがありました。
そういったコンプレックスが、マルソーを拒む原因になっているのかもしれません。
ネタバレ感想②子供の恋愛はかわいい
今回のマルソー、とても可愛かったです。
カトリーヌに会う前はしきりに髪型などを気にして、けれど窓越しに彼女を見つけるとすぐに走って会いに行ってプロポーズしてーーー
もう本っっっ当にかわいい。まさに純愛。しかもこの時マルソーの心の声(独白?)が書かれているのですが、その言葉もまたかわいい。
久しぶりにカトリーヌに会ったせいか心臓が壊れそうだとか、自分があのときの“物売り”だと気付かれないかとか、彼は緊張していろいろ考えるワケですよ。
でも不安の中にいても「それはそれとしてお嬢さんのショートカットはかわいいな」と、全く関係のないことを考えているあたり可愛くて仕方がない。
管理人、このシーンで思わずニッコリしてしまいました。2人ともかわいい。