漫画『結婚商売』の外伝5(100話)のネタバレと感想を紹介します。
マルソーは前回、実父の協力を得てダボビル伯爵家の婿養子候補になりました。しかし愛しいカトリーヌにプロポーズをするも1回目は失敗し、翌日訪れるとなぜか会ってもらえません。
一体、カトリーヌの身に何があったのでしょうか?
カトリーヌはなぜマルソーを避けるのか?
カトリーヌが引きこもる理由
カトリーヌが泣いて部屋に引きこもるので、ダボビル伯爵は「もしかしてマルソーが気に入らないのか?」と心配します。
しかし彼女から話を聞いたところ、短い髪のまま会うのが恥ずかしいようです。
それを聞いたダボビル伯爵(とドアから覗いていた3人の叔母)は、安堵の笑みを浮かべるのでした。
7日間、花束を贈り続ける
マルソーは毎日ダボビル伯爵邸を訪問しますが、いつも仮病を使われてカトリーヌに会えません。それでも彼は7日間欠かさず訪問し、そのたびに彼女に花束を贈りました。
叔母はマルソーに”女心”のアドバイスをする
叔母から助言を受ける
その日もマルソーは、カトリーヌに会えず収穫なしで帰ろうとしていました。彼女に避けられていると気付き、浮かない表情です。
すると途中でカトリーヌの3番目の叔母に誘われ、2人きりでお茶をすることに。その最中、叔母から助言を受けました。
「利口だと聞いていたけど、あなたは女心が分からないのね」と。
真っ昼間に大人たちが見ている中では、カトリーヌと良い思い出を作るのは難しい。だから模範的なアプローチではなく、もっと自分らしい方法を考えてみなさい…というのが彼女の主張でした。
自分らしい方法とは?
マルソーは叔母の言葉を理解できないものの、『自分らしい方法』とは何なのか真面目に考えます。そして自宅に帰って本であれこれ調べたところ、いい案を思い付きーーー
その日の夜、ダボビル伯爵邸に潜入しました。
結婚商売100話のネタバレ感想|蜜月までもう少し
ネタバレ感想①カトリーヌ視点のはなし
カトリーヌは結婚式までに髪を伸ばすつもりです。それなりに長くないと、みっともないと思っているようです。
しかしそう考えるほどに、彼女は貴婦人たちから「騒々しい赤い髪」とあざ笑われたことを思い出して悲しくなります。100話の後半でも、暗い部屋の中で1人で髪をいじったり、膝を抱えて泣いたりする姿が描かれていました。かわいそうですね。
けれどこの苦しみはもうじき終わるでしょう。マルソーが暗い部屋から連れ出してくれるはず。
ネタバレ感想②フリーダムな叔母
今回登場した3番目の叔母は、カトリーヌとマルソーの仲を取り持とうとしています。そのため彼をお茶に誘いアドバイスをしました。
といっても『経験豊富な大人からの助言』というほど重々しいものではなく、近所のお姉さんのようなノリです。マルソー相手にも、ウインクを飛ばしながら話しかけていました。
3番目の叔母はかなり気さく……というよりフリーダムな性格ですね。
なお彼女はカトリーヌのことを可愛がっており、結婚する前にいろいろ体験した方がいいと考えています。そのこともあり、あのギリギリな助言に繋がったようです。
補足|ライアが解雇された時のはなし
カトリーヌの侍女・ライアは、98話の時点で解雇されています。解雇というか、出身国であるカスティーヤに帰国することになりました。
ダボビル伯爵家の人たちは優しいので、ライアのために馬車を用意して推薦状(侍女が次の屋敷で働くために必要な書類)にも良い言葉ばかり書いてくれました。これなら帰国したあとも、彼女は十分働けるでしょう。
なおライアが去る日、カトリーヌは寂しそうに見送りをしています。侍女とはいえライアは実質、お姉ちゃんポジションだったので心細いのかも。