【結婚商売】90~91話のネタバレと感想|ビアンカの謝罪は前国王の心に届くのか?

結婚商売1

漫画『結婚商売』の90話~91のネタバレと感想です。

ビアンカとザカリーは首都の王城に向かいます。理由はもちろんジャコブの命に対する責任を取るため。本来なら彼は生きて裁判を受けるべきでしたから。

2人を裁くのはビクトル前国王ですが、彼はどんな処遇を決めるのでしょうか?ストーリーの続きをまとめました。

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90話|セブラン国内でも混乱は続いていた

後継者問題でもめる

結婚商売ネタバレと感想
以下の文章には本編のネタバレが含まれます。韓国版を翻訳して、概要のみまとめました。本記事は『結婚商売』の感想および解説がメインであり、完全なネタバレはしていません。

アラゴンとの戦いが終わった後。2人の王子が亡くなったことで首都・ラホズは混乱を極めます。

とくに貴族たちはオデリーの王位継承について不満を唱え、中には反逆者のジャコブを惜しむ者すらいました。

彼は敵国と内通していましたが、それは言い換えれば外交手腕が良かったという事。一方でオデリーはずっと城の中にいたので、貴族たちは不安だったようです。

白うさ
貴族たちが好き勝手言ってるね。対戦中に何も手伝わなかったくせに。
ひよこ
外野はいつもこうだよ。口だけ達者。

前国王に許しを請う

ラホズ城に到着すると、ビアンカとザカリーは前国王・ビクトルに謁見します。 

ザカリーは恭しく礼をしながら、ジャコブの死に対する責任を取ると言いますがーーーその時、ビアンカが彼を庇いました。

「責任は私にあります。どうか私の夫は許してください。代わりに私が罰を受けます」

本心では罰に怯えていましたが、彼女はそう言いながら必死で彼を守ろうとします。

しかし実のところ、ビクトルは怒っていません。それどころか彼は優しく微笑み、この国の恩人に罰を与えるはずなどないと2人を許すのでした。

91話|ザカリーは公爵位を授かり、さらに出世する

ザカリー、公爵位を授かる

謝罪の後、ザカリーはビクトル前国王から公爵位を授かります。

ビクトルは王位継承者となった娘のために強い基盤を作ってあげたくて、ザカリーにふさわしい地位を与えたのです。

ひよこ
伯爵だと女王の側近として爵位が低いから、さらに上の公爵位を与えたんだね。
白うさ
すごい!爵位が2ランクも上がった!

イボンヌの結婚式が行われる

新郎・ガスパル視点

数カ月後、アルノー城の広間でイボンヌとガスパルの結婚式が行われます。

新郎用の控え室にいるガスパルはひどく緊張しており、顔を青くして足をガタガタと鳴らしています。それこそ花嫁を見るや否や卒倒しそうなほどに。

新婦・イボンヌ視点

そして一方、花嫁の控え室ではイボンヌが歓喜の涙を流していました。

というのも式の前に、ビアンカが手作りのベール(寝る前にこっそり作っていた)をプレゼントしてくれたのです。

イボンヌは平民でありながら騎士と結婚し、さらに式場も花嫁用のベールも何から何までビアンカに用意してもらいました。

だからこそ、こんなに幸せな結婚をしてもいいのでしょうか…と多幸感に包まれて泣き出します。

するとビアンカは微笑みながら「イボンヌが結婚を楽しんでくれればいい」と言い聞かせるのでした。

「イボンヌ、私は言ったわよね?あなたは私が得たどんな贅沢品よりも一番価値があって貴重な宝石のような子よ。あなたが結婚を十分に楽しんでくれたら嬉しいわ」
引用元:結婚商売91話/ビアンカの台詞

ひよこ
イボンヌはこのベールを家宝にするって言ってるよ。
白うさ
これだけ喜んでくれたらビアンカも大満足だよ。

⇒『結婚商売』92話のネタバレはこちら

ストーリー補足&考察①オデリー視点のはなし

オデリーが独身をつらぬく理由

離婚

ビクトルによれば、オデリーは一生結婚しないと誓いを立てたそうです。

ビクトルはこの話をするとき「君たちも知っているように~」と前置きしていたので、恐らく公式的に誓いを立てたのでしょう。

ちなみに海外の掲示板を読んだところ「国王でいる間は結婚せず、王位をゆずった後は結婚するという意味では?」との指摘もありましたが、先述したとおりオデリーは「一生結婚しない」とハッキリ宣言しています。となると彼女はこの先もずっと独身を貫くはずです。

なおオデリーが結婚を放棄したのは、セブラン国の平和を望むがゆえだと思われます。

つまり個人の気持ちの問題ではなく、政治的な意味合いが強いのでしょう。

この点については別記事『オデリーが結婚しなかった理由』で解説しているので、そちらをご覧ください。

オデリーの現状

彼女は現在、セブラン国の王位継承者として船でカスティヤ国に向かっている最中です。

なお船旅の最中、オデリーは同乗していたカスティヤの騎士に「私のために全てをかける人が欲しい」と口説き文句(?)を告げています。

今まで城の中で育った彼女は情報も人脈もすべてが不足しているので、まずは心強い味方を作ろうと考えたようです。それもただの味方ではなく、彼女の口ぶりから運命共同体のような相手を欲したのでしょう。

その相手として望まれたのが、カスティヤの騎士でした。

そして騎士の返事ですが、90話のラストでオデリーの手にキスをしています。これは西洋における忠誠のキスですね。

つまりこの瞬間からオデリーと騎士は、人生のパートナーになったと言えます。

彼女は結婚という選択肢を捨てましたが、一人で生きていくのではなく素敵なパートナーを作ったのです。結婚にこだわらずとも人は幸せになれるという良い例ですね。

『結婚商売』が当然の時代だからこそ、オデリーの選択には重要な意味がある気がします。

ストーリー補足&考察②イボンヌに嫉妬する夫

91話の裏話

ビアンカが「イボンヌは一番価値があって高い宝石」という話をしている時、部屋の外ではザカリーがその言葉を聞いて拗ねていました。

自分よりもイボンヌの方が愛されているように感じて嫉妬したのです。

ただしビアンカは事前に「ザカリーは価値のつけられない存在」だと説明しています。それでも彼は嫉妬し、またビアンカはそんな夫が可愛くて少し楽しんでいるようです。

言動が完全に新婚夫婦のそれ。

⇒『結婚商売』92話のネタバレはこちら

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