漫画『結婚商売』の37話のネタバレと感想です。
ビアンカは前回、偶然にも前世での愛人・フェルナンと遭遇しました。彼女にとっては会いたくない相手ですが、なぜ彼がここにいるのでしょうか？
ストーリーの続きを読んでみましょう。
元愛人のフェルナンと遭遇！彼はなぜトーナメントに来た？
フェルナン視点｜トーナメントに来た理由
フェルナンはハンサムで歌も上手い男性です。
そんな彼が今回ラホズに来たのは、自分の後援者（つまりパトロン）になってくれる貴婦人を探すため。そして狙いどおり多くの女性が彼に惹きつけられますがーーー
フェルナンはその中でも、ひときわ美しいビアンカを見つけて大層気に入りました。
ビアンカ視点｜こっちに来ないで！
偶然にもフェルナンを見つけたビアンカは、顔を青くして咄嗟に目を逸らします。
しかし一方で彼はビアンカを気に入ったため、お構いなしに話しかけてきました。あなたに一目惚れしただの名前を教えて欲しいだのと、やたらと彼女を口説くのです。
その結果、耐えられなくなったビアンカは慌てて立ち上がり、イボンヌを連れて逃げるように店を出て行くのでした。
黒歴史・フェルナン
店を出た後、ビアンカはフェルナンのことを思い出して激怒しました。
なぜ前世では、あんなチャラい男に愛情を感じていたのか。その理由が全くわからず、おまけにプライドも傷ついて腹立たしかったのです。
ザカリーのもとに行き、手作りしたレースのハンカチを渡す
ザカリーにハンカチを贈る
その後ビアンカは、ザカリーにレースのハンカチを渡すため選手たちの控え室（ただしテントを張っただけの場所）に行きます。
レースの宣伝はもちろんですが、彼のために作った物なので直接渡したかったのです。
・・・
テントの中に入ると、そこにいたのは銀の甲冑に身を包んだザカリー。
その姿に見惚れながらも、ビアンカは「朝、渡せなかったものがあるので」と表情を引き締めて、彼にレースのハンカチを渡します。
ザカリーが自分と同じ気持ちでなくても構わないから、怪我をしないでほしい。そして無事に帰って来て欲しい。その気持ちだけは理解してほしい。
そんな思いを込めて、ビアンカは彼の手の平にハンカチをそっと載せました。
まとめ｜結婚商売37話のネタバレと感想
結婚商売37話のネタバレと感想
37話を読んだ限りでは、フェルナンはものすごいナンパ男でナルシストのようです。
その性格がわかるのは37話の冒頭。ビアンカは彼に会ったとき嫌がって…それこそ全力で嫌悪していたのに、彼はその態度を見て『私のような美男を見たから恥じらっているのだろう』と都合のいい解釈をしました。
お前の目は節穴かとか、どれだけ自己肯定感が高いんだとか色々と言いたい事はありますがーーー言い換えれば、フェルナンは今まで女性に拒絶されたことが無いのでしょう。
『確かに私みたいなイケメンと目が合ったら、こんな世間知らずの幼い令嬢はどうしていいか分からないだろう。かわいいね』
引用元：結婚商売37話フェルナンの台詞
おまけにこの男、ビアンカが貴婦人だと知っても諦めません。それどころか、障害が大きいほど愛は燃え上がるという迷惑な思考の持ち主です。
なのでトーナメントの期間中は、しばらく彼女に付きまといそうですね。
というかフェルナンにしろジャコブにしろ、なぜ人妻相手に手を出そうとするのか・・・しかも2人とも、冷たくされると逆に喜ぶ節があります。
もしかすると、ビアンカが拒絶するほど逆効果になるのかもしれませんね。
結婚商売の考察｜フェルナンについて
実のところ管理人は、フェルナンはジャコブ第二王子の回し者だろうと予想していました。
早い話が、ビアンカをアルノー伯爵家から追い出すために差し向けられた男がフェルナンだと思っていたのです。つまりハニートラップ。
けれど現状だと、この線は薄そうですね。フェルナンは金づる…もといパトロンを探しているだけのように見えるので、まだジャコブとは接触していないのでしょう。
