漫画『結婚商売』の127話のネタバレと感想を紹介します。ルーシーとジョセフの恋物語はどうなるのか?甘々な展開が気になるところですよね。
しかし今回の冒頭では、少し物騒な話題が描かれます。タイトルでお察しかと思いますが、ウィグ子爵のような”ジャコブ派の残党”はまだ生き残っているのか?という話です。
結婚商売127話のストーリー|ジャコブ派の残党はどこへ?
ビアンカは大聖堂を訪ねる
ビアンカはその日、ラホズ大聖堂を訪れてフランシス大司教から話を聞きます。というのも以前、大司教に『教皇庁にジャコブ派の残党が残っていないか調べて欲しい』と相談したためです。
フランシス大司教の調査結果
大司教によれば、以前から教皇庁内部で妙な噂が広まっているそう。
ジャコブは生前、教皇庁を通じてアラゴン王女との婚姻を進めており、2人の見合いを手伝ったのは教皇・ソンハだったのだとか。
ルーシーの心情は?ジョセフへの気持ち
ビアンカは夜中、ルーシーに率直な質問をしました。ジョセフのことを恋愛的な意味でどう思っているのか知りたがったのです。
「ところでルーシー。逃げ出すほどジョセフ卿はイマイチだったの?」
「もし不便ならジョセフ卿が近寄らないようにするから、あなたが選んでね?あなたはジョセフ卿とどういう関係になりたいの?」
引用元:結婚商売127話
ビアンカが見たところ、ジョセフは純粋な心でルーシーを慕っているように見えます。また彼はアルノー領の恩人でもあります。
とはいえルーシーが嫌がるなら話は別。だからこそビアンカは、必要ならば彼に“接近禁止令”を出す気のようです。
補足|彫刻の天才少年・ニコラの大人版が見れます!
ニコラが〇〇になって帰って来た!
解説ではカットしましたが、127話では大人になったニコラが登場していました。忘れた人のために説明すると、ニコラは彫刻の天才少年。ロウソクの女神像を作った人です。
ニコラはたった数年で、細身のさわやか系青年に成長しました!そして相変わらずビアンカのことが大好きです(笑
なおニコラの近況ですが、ラホズに戻って来るなり「彫刻を掘ってくれ!」と依頼されて大変だったそう。売れっ子の宿命ですね。
とはいえ好きな仕事に就けたため生き生きとしており、今回の登場シーンでも「ビアンカ様は私の恩人です」と幸せそうに微笑んでいました。良かったね、ニコラ!
今回のネタバレ感想|ビアンカのすばらしい気遣い
大切なのは本人の意志
読者視点だと、ルーシーはジョセフと結婚すれば幸せになれそうですよね。
彼はとても善良でピュアな男性なので、きっとルーシーのことを大事にするはず。浮気もしない……というより、あの性格では出来ないでしょう。良い旦那さんになること間違いなし。
けれど、これはあくまで周囲の意見。大事なのはルーシーの気持ちです。いくら良縁だろうと、本人が納得できないなら結婚はしない方がいい……と管理人は思うのです。
ビアンカもそのことを人一倍理解していたから、127話の後半では「ルーシーはどうしたいの?」と気持ちを確認したのでしょう。こういう台詞から、ビアンカがいかに人の気持ちを尊重する人なのか伝わってきますね。
これって簡単なようで難しい事です。人は往々にして自分の価値観を優先させるものだし、自分が”良い”と思ったら相手の気持ちを無視して押し付けることもしばしば。管理人、昔このパターンでもめました。
けれどビアンカは”そういう事”を全くしません。それこそルーシーが離婚した時なんて、離婚の準備を万全に整えながらも、本人が意思表示をするまで待ち続けましたよね?
彼女のこういう性格、すごく尊敬できます。