漫画『結婚商売』の112話のネタバレ感想を紹介します。
前回はアルノー伯爵家のほっこりエピソードが描かれていましたね。しかしイボンヌが体調不良で臥せっているため、ビアンカもアレクサンドラも彼女を心配します。
この後どうなるのでしょうか?ストーリーの続きをまとめました。
112話の概要|イボンヌは第二子を妊娠中
イボンヌ、つわりに苦しむ
イボンヌは現在2人目を妊娠しており、つわりに苦しんでいます。いつもベッドで横になり、夫のガスパルが献身的に世話をしている状態です。
ビアンカは彼女を心配し、お見舞いに行ったとき「しばらくは私が子供たちの面倒を見ようか?」と提案しますがーーーよくよく考えれば、アレックスもガストンもわんぱくなので1人では手に負えないでしょう。
妹・ルーシーを乳母として雇おう!
そこでビアンカは、イボンヌの妹・ルーシーを雇ってはどうか?と提案します。ルーシーはたまに屋敷に来て子供たちの面倒を見てくれたので、いい人選だと考えたのです。
しかしイボンヌは、その話を聞いて悲しげな顔をします。
ガスパルが男爵位を授かってから、何故かルーシーからの連絡が途絶えたため心配しているのです。
ビアンカはルーシーに会いに行く
ルーシーが今何をしているのか調べるため、ビアンカは自ら彼女の住まい(ラングドン領の小さな村)を訪ねることにします。
実のところ、ビアンカは以前ルーシーに会ったとき彼女の背中に大きなアザを見つけてしまったのです。
だから良くないことが起きているのでは……と不安になり、自ら確認しに行きました。
113話の概要|村を調査するも妹・ルーシーは行方不明
ルーシーは行方不明
ビアンカとヴァンサンは、ルーシーの住む小さな村を訪ねます。そして彼女が身分を明かせば、村長や村人たちは平伏しますがーーー
ルーシーの居住はどこか聞いても、村人たちは「今その家には誰もいない」と答えてはぐらかします。明らかに何かを隠しているようです。
その様子を見て、ビアンカは察しました。ルーシーの身に何かがあり、村ぐるみでそれを隠蔽しているのだと。
調査中、助っ人が現れる!
その後ビアンカは村を調査しますが、ルーシーにまつわる手掛かりは見つかりません。また村人たちが不審な態度を取るため、彼女は内心穏やかではありませんでした。
このままでは収穫無しでアルノー城に帰還することになり、その間にルーシーに危険が及ぶかもしれません。そのためビアンカは眉間にしわを寄せますがーーー
このとき彼女に幸運が訪れます。こっそり後を付けて来たザカリーが、姿を現したのです。
この村の悪習とは?
村の調査についてはザカリーに任せて、ビアンカは情報収集のため村長の家を訪ねます。その際に、村長の妻からこの村の現状を教えてもらいました。
- この村の男たちはほとんどが親戚なので告げ口はしない。
- 悪い話であれば尚更、みんなで隠し立てするのが常套手段。
また村長の妻によれば、本来この村に嫁ぎに来るのはルーシーではなくイボンヌだったのだそう。それを聞いたビアンカは驚愕しました。
結婚商売・今回のネタバレ感想と補足
112話の補足|ビアンカの気遣い
ビアンカはルーシーを心配していますが、本来は伯爵夫人が足を運ぶほどの案件ではありません。ソヴールあたりに頼んで確認しに行かせるのが普通です。
けれどビアンカは「もしルーシーの身に良くないことが起こっていた場合、それを義兄(=ガストン)の親友に見られるのは恥ずかしいだろう」と気遣います。
そういった事情もあり、自らルーシーの元に向かいました。女性ならではの気遣いですね。
ネタバレ感想①ルーシーの現状
ルーシーの現状ですが、113話の前半で小屋に閉じ込められている描写があります。
また彼女の顔には大きなアザがあり、誰かに殴られたように見えます。
状況的に考えれば、恐らく旦那に殴られたのでしょう。DV夫に暴力をふるわれて、あげく監禁されて、村の男たちはそれを見て見ぬフリをしている?という事なのかも。だとしたら最低ですね。
ネタバレ感想②ド田舎の悪習が描かれる
しかもこの村人たち、ビアンカ(つまり公爵夫人)が相手なのに情報を隠そうとしています。不敬極まりない。
多分彼らにとっては自分たちのルール>>>世間のルールなのでしょうね。
愚かしい話ですが、田舎ってこういう独自ルールに縛られたところが多くて、現代でもそういう地域が残っています。管理人が以前住んでいた地域もそうでした。ありえないくらいに傲慢で身勝手な習慣が当然のように残っていて、けれどそこに住んでいる人たちにとっては、それが“常識”なのです。
いろいろな意味で恐ろしいですね。