マンガ『悪女皇后の専属侍女』の24話~25話のネタバレあり感想です。
パーティーを通して皇后は威厳(プライド)を取り戻すも、ここでニシアナが現れればまだ恥をかくでしょう。しかしパレサによれば、今日ニシアナは絶対に来ないそう。一体、どうなっているのでしょうか?
24話の概要|なぜニシアナは舞踏会に来なかったのか?
その頃、2人は墓場にいた
舞踏会が行われている頃。ニシアナは皇太子に誘われて、2人で『ラビア・ランティアス』の墓を訪れていました。
- ランティアス帝国の前皇后
- 皇太子の生みの親
- ニシアナとは昔からの親友
- しかし皇太子が6歳のときに逝去
ニシアナはいまだラビアの死を受け入れられず、執着心を持っています。
そこで皇太子は、自分の権能をつかって一瞬だけラビアを復活させることを条件に、ニシアナを墓場に誘い出しました。そうすれば皇后は、久しぶりに舞踏会を楽しめるでしょうから。
亡き親友との再会
ラビアの魂が眼前にあらわれると、ニシアナは悲しげな顔でラビアを抱き締めようとします。しかし復活したのは一瞬だけで、ラビアの魂はすぐに消えてしまうのでした。
25話の概要|皇后は10年ぶりに舞踏会を楽しむが…?
ニシアナの魔の手、再び
皇太子がニシアナを捕まえておいてくれたおかげで、皇后は10年ぶりに舞踏会を楽しむことができました。
しかしその平和も束の間のこと。後日、皇后が親しくしていた貴婦人たちから火事や強盗などの被害にあったと手紙が届きます。
それがニシアナの嫌がらせだと気付き、皇后は激怒します。自分だけならまだしも、友人たちまで被害に遭わされて許せなかったのです。
皇太子の甘い誘惑
実のところ、パレサは皇太子に協力してもらう代わりに、彼の“呼び出し”に応じる約束をしていました。
パレサはそれを“おつかい”のようなものだと認識していましたが、皇太子はことあるごとに呼び出して「会いたかった」などと甘い言葉をささやくため、彼女は困惑します。さらに『皇太子は女なら誰でもいいから口説きたいのでは?』と失礼なことまで考えました。
嫌がらせはエスカレートする
皇后が注文していたドレスが届かないため、パレサはその日、お店に様子を見に行きます。
すると店の前では、デザイナーのベヌス子爵夫人が倒れていました。話を聞いたところ、泥棒に入られて多くのドレスが破かれていたのだそう。
確認するまでもなく、これはニシアナの仕業です。彼女は皇后と親しい人を、片っ端から傷つける予定なのでしょう。
そんな事があったため、パレサは憂鬱な気持ちで店を出ます。さらにその帰り道、パレサ自身も見知らぬ男に襲われました。
つまり皇后の側近であるパレサ自身も、嫌がらせの標的にされたのです。
悪女皇后の専属侍女・ネタバレあり感想
ネタバレ考察|諸悪の根源は皇帝か?
今回の話で、ニシアナの過去が少しだけわかりましたね。
全皇后ととても仲良しだったため、彼女の死をいまだ受け入れられない・・・という、かなり重い愛情をもったキャラクターです。
となると今までエリカ皇后に嫌がらせしてきたのは、本来ラビアがいるべき居場所に他者がいるのが許せないという事なのでしょうか?それとも他に理由があるのか・・・なんにせよ哀れな女性です。
ちなみにラビアの死には、皇帝も関与しているようです。その辺の事情はまだ不明ですが、そのせいでニシアナは一時期ヒステリックになり、皇帝にも「お兄様のせいよ!」と食って掛かっていたそう。
という事は、皇帝が何かやらかした可能性がありますね。もしかすると皇帝が全ての元凶か・・・?