大地震の時に逃げる場所とタイミングは?どこに・いつ避難する?

避難

いつ発生するかわからない、大地震。

いざという時のために、安全な逃げ方や避難場所を知っておきたいという人は多いでしょう。

特に、小さな子供がいるご家庭なら、なおさら防災意識も強いかと思います。

そこで今回は、大地震が発生した時に「最初にするべきこと」「逃げる場所」「逃げるタイミング」の3つについて、簡単にまとめました。

大地震の時にするべきこと

基本の対処法

避難

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大地震が発生した時は、まず何をすればいいのでしょうか?

よく聞く対処法としては

「机の下に隠れる」

「玄関に移動する」

「窓を開けて、逃げ道を確保する」

などがありますが、一体、どの行動を優先するべきなのか・・・イマイチわかりにくいですよね。

そこで、まずは消防庁のホームページで、地震の時にするべきことをチェックしてみました。

 

▼消防庁のマニュアル

●突然大きな揺れに襲われたときは、まずは自分の身を安全に守れるように心がけましょう。

●戸を開けて、出入り口の確保をしましょう。

●棚や棚に乗せてあるもの、テレビなどが落ちてきたりするので、離れて揺れが収まるのを待ちましょう。

●あわてて戸外に飛び出さないようにしましょう。

引用元:https://www.fdma.go.jp/bousai_manual/occ/occurrence111.html

 

地震が発生したら、基本的には頑丈な家具(テーブルなど)の下に隠れます。

また、隠れる時は、机などの脚をしっかり持ち、頭を座布団やクッションで守ってください。

逃げたい気持ちで焦るかもしれませんが、揺れが収まるのを待ってから行動しましょう。

 

ちなみに、トイレやお風呂にいる時は、ドアを開けて逃げ道を確保するのも忘れないでくださいね。

「地震がきそうだな」と思ったら、まずドアを開けて、揺れがひと段落してから避難しましょう。

(それから、家を出る時はブレーカーとガスの元栓を閉めるのも忘れずに!)

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机の下に逃げるのは間違い?

ただし、最近では「地震=机の下に逃げる」は間違いと解説する専門家もいるようです。

というのも、机の下に隠れた結果、周囲の家具が倒れ、そこから出られなくなる可能性があるためです。

大きな揺れを感じたら、まず机の下に隠れる人が多いと思います。その場での状況判断が難しい小さなお子さんなどの指導としては間違いではありません。しかし、家具が倒れて周囲が塞がれ、机の下に閉じ込められる可能性もあるため、あまりすすめられるものではありません。

引用元:https://www.news-postseven.com/archives/20150628_331991.html

 

確かに、出られなくなったらアウトですよね・・・

家具が少ない場所なら、比較的安全ですが、家の状況によっては危険地帯になるかもしれません。

そのため、最近は「玄関に逃げるのが正解」と説明する人も多いようです。

玄関は、倒れてくるものが少なく、耐震性も高く作られています。そのため、動ける時に玄関に行って、逃げ道を確保しておくのがベターとの事。

逃げる場所は?どこに避難するの?

テレビや役場の情報確認

子どもテレビ

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地震の時に逃げる場所は、住んでいる場所や状況によって変わります。

市役所などからの避難指示を聞いて、その時・その状況に適した場所に避難しましょう。

 

避難場所としては学校や公民館が多いですが、状況によっては、それ以外の場所が指定されることもあります。

例えば、津波やダム決壊の可能性がある時は、高い場所(高台など)に逃げた方が良いケースもあるのです。

ケースバイケースなので、「地震の時は、必ずココに逃げて!」という、決まった解答はありません。

 

ハザードマップを活用

できれば、事前にハザードマップを確認しておくと安全かと思います。

ハザードマップとは、簡単に言うと、災害の時の避難場所などを書いた地図のことですね。役所(たいていは防災担当の部署)に行けば見せてもらえます。

ハザードマップを見て、あらかじめ、逃げる場所を確認しておくと、いざという時も冷静に行動できるかと思います。

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逃げるタイミングはいつ?

次に、大地震が起こった時の、逃げるタイミングについて見ていきましょう。

 

最初に状況把握を

結論から言うと、逃げるタイミングにも、決まった回答はありません。その時の状況によって違います。

テレビや役場などから指示が出るまで待つべきなのか、すぐに逃げた方が良いのか、まずは状況を把握しましょう。

●災害が発生したときにはデマが飛び交いがち。噂に惑わされず、テレビ、ラジオ、役場等からの情報に注意し、正しい状況の把握に努めましょう。

●役場から避難の指示・勧告等が出たら、それに従いましょう。

引用元:https://www.fdma.go.jp/bousai_manual/lat/later20.html

※ただし、役場からの指示が無くても「ここにいると危険だ」と判断したら、即刻逃げてくださいね!

 

動くタイミング

建物が揺れている時は、むやみに動いてはいけません。周囲の物が落ちてきたり、転んでケガをしたりする可能性があります。

動いてどこかに移動するなら、基本的には地震がひと段落した後にしましょう。

これだけは忘れないで!

平成24年11月に内閣府防災担当が発表した「東日本大震災時の地震・津波避難に関する集落ヒアリング調査」では、過去の震災で実際に起こったNGな行動がまとめられています。

いざという時に役立つかもしれないので、一部を載せておきます。よく聞くタイプの事故なので、本当に気を付けてくださいね。

 

【避難した後にUターン】

一度避難したものの、貴重品などを取るために自宅に戻り、その結果被害にあったケースもあります。

• 飼い犬を逃がそうとして帰宅し、亡くなった人がいた
• 高台等に1度避難したものの、貴重品や防寒具等を取るために自宅等に戻り、被災した

 

【車での移動】

車で移動し、渋滞に巻き込まれて逃げ遅れるケース(ただし、逆に車で移動できなくて被害にあったケースもあるそうです)

• 車がないために移動手段がなく、自宅2階で犠牲になった
• 車で避難しようとして渋滞に巻き込まれ、逃げ切れずに亡くなった人がいた

 

【謎の安心感】

「ここなら安心だろう」と油断し、その結果逃げ遅れるケース。

• 高台に住んでいた親戚も被害に遭ってしまった。「ここなら大丈夫」と思っていたはずだから、その油断が招いた惨事だと思う。

• チリ地震のときに津波はここまで来なかったから大丈夫だろう」「コンクリートの家だから丈夫で流れないだろうと」と考えて避難

• 2階にいれば大丈夫だなと判断して亡くなった人もいる

引用元:https://www.bousai.go.jp/jishin/tsunami/hinan/10/pdf/3.pdf#search=%27%E5%9C%B0%E9%9C%87+%E9%80%83%E3%81%92%E3%82%8B%E5%A0%B4%E6%89%80%27

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