『死して生きるSSS級ハンター』31~32話のネタバレと感想|剣聖の説得

『死して生きるSSS級ハンター』ネタバレ感想

ピッコマで掲載中の『死して生きるSSS級ハンター』のネタバレ感想です。31~32話のあらすじを紹介しつつ、管理人の感想をまとめました。

犠牲を出さずに12階をクリアするため、孔子は剣聖を説得しようと考えます。そのために聖騎士を連れて錬金省主の店を尋ね、剣聖釣りをしますが…

無事に説得できるのでしょうか?ネタバレを見てみましょう。

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31話ネタバレ|ひたすら剣聖を説得する

剣聖は孔子を付け狙うが…

『死して生きるSSS級ハンター』ネタバレ感想

聖騎士たちに「席を外してくれ」と告げる剣聖。しかし聖騎士は退かず、彼の正面に立ちはだかった。

自警団のサブマスターとして、この状況を見過ごすわけにはいかない。それに彼女は以前から、剣聖が”人狩り”をするという噂を聞いていたので尚更だ。

さらに、錬金省主までもが孔子を庇うため前に出る。恩人の孔子に触れるのは許さないと、彼女もまた真っすぐに剣聖を見つめた。

ーー実を言うと、この状況こそが孔子の狙いだった。

なぜなら剣聖は”罪なき人”に弱いから。聖騎士も錬金省主もキルカウントが0人。ゆえに剣聖は彼女たちを攻撃できない。

そして結局、剣聖は何もできず帰っていくが…その時、孔子は彼の背に向かって叫んだ。

「明日の正午!街の北側にある空き地で待ってます!オレ一人で待ってます!もしオレがどんな人間か知りたいのなら、ぜひ明日来てください!」

これで第2条件クリアだ。多少は彼と言葉を交わせるだろう。

キルカウントを妄信する理由

夕日に照らされる中、帰っていく剣聖。その背を見送りながら、聖騎士は”剣聖の過去”について教えてくれた。

剣聖は外の世界にいるとき、殺人鬼のせいで娘夫婦を亡くしたらしい。そのせいか彼は殺人鬼に容赦がないのだ。

孔子は気の毒そうに、その話に耳を傾けた。

孔子は必死に、剣聖を説得する

そして翌日。11階解放のカウントダウンが進む中、空き地にて孔子と剣聖は2人きりで会っていた。

孔子をキッと睨みつける剣聖。昔と違うその瞳に、孔子は胸が痛めるが…

それでも真剣な表情で、剣聖に「オレは予言者です。正確には予言と同じスキルを持っています」と告げた。

孔子が話した内容
  1. 自分は予言者である
  2. 剣聖がオレを殺そうとする理由は『探偵の慧眼』というスキルにより、頭上に4093という数字が見えているから。
  3. 予言スキルのおかげで、自分は②の情報を得た

人の信頼を得るのは、非常に難しい。だから孔子は命がけで、どうか私の言葉を信じて下さいと告げるが…

やはり簡単には信じてもらえない。結局、孔子は説得に失敗してしまった。

・・・

ループ後、孔子は再び剣聖との会話を試みる。

「スキルの話は本当です。オレがいなければ、12階のクリアが不可能になります」

しかし剣聖は信じない。予言ではなく透視や読心術かもしれないと疑った。

そしてまた孔子はループする。何度も何度も説得して、何度も何度もループする。

どうか信じて下さい…と言葉を尽くしながら。

5日間だけ猶予を下さい

そして何度目かのループの時、孔子は5日間だけ猶予がほしいと提案をした。

自分が無実だとは言わないが、5日間、直接自分を見て殺人鬼かどうか判断してほしい。そう告げるも、やはり剣聖は信じていないようだ。

だから孔子は、トドメの一言を放つ。

「剣聖は遠い未来、オレにこの言葉を教えてくれます。この言葉を出せば、オレが予言者であることを信じるだろうと言いながら」

そう言って孔子が口にしたのは「剣帝」の名前。この言葉にはさすがの剣聖も目を見開き、ついに提案を承諾した。

「いいだろう。これから5日間、君を観察したうえで殺人鬼なのか予言者なのか判断する」

そう告げる剣聖に、孔子は深々とお辞儀をする。これで当分は安全だろう。12階での犠牲を防ぐための、全ての条件がそろったのだ。

そして満足げな表情を浮かべて礼を言うと、孔子は11階へと向かった。

32話ネタバレ|前回とは違う方法で11階をクリアする

再び11階に挑む

再び11階に来た孔子。前回と同じくサルバス将軍が現れ、ウィンドウにはミッション【補給路の死守】と表示されるが…

今回はループ前と違い、各ギルドにクエスト内容を報告済みである。そのためハンターたちは、黒色魔女の指示に従ってすぐに陣形を組んだ。

その結果、短時間で11階のモンスターを追い込むことに成功した。

・・・

そして少し離れた場所から、戦闘を眺める孔子。前回のように目立てないので、剣帝には「これで良かったのか?」と質問されるが…

孔子は笑いながら、悪い気はしないよと答えた。

なお背後では、剣聖が孔子をガン見しています。前回の「5日間で孔子の人柄を判断する」という約束に従い、24時間ずっと監視する気のようです。

黒色魔女との共闘

戦闘が続く中、孔子は黒色魔女の元へと向かう。しかし彼女は指揮を執っていて忙しいので、追い払われそうになるが…

地図(10階の報酬)があるから敵の位置がわかると孔子が伝えれば、すごい剣幕で「じゃあ、さっさと私の所に来なさいよ!今まで何してたの!」と怒られた。

彼女は普段こそ無表情だが、慌ただしい時に素が出るようだ。

・・・

孔子は黒色魔女と手をつなぎ、マップに表示された”ボスのいる方向”へと転移を繰り返す。

そしてボスの真上に転移すると彼女の手を離し、そのまま飛び降りて聖剣でボスを一刀両断した。

11階を少ない被害でクリアする

ボスを失ったゴブリンたちは、もはや脅威ではない。

ハンターたちの猛攻により、一時間も経たないうちに11階をクリアできた。

すると黒色魔女は「よくやったわ孔子!」とガッツポーズをする。ハンターへの被害が少なかったことを大喜びしているのだ。

ならば彼女が前回ずっと無表情だったのは、最初にハンターたちが大勢亡くなったせいだろう。

そして黒色魔女は興奮さめやらぬまま微笑み、再び孔子を褒めた。

塔に入って以来、今日ほど少ない犠牲でクリアできた階はないわ。本当に…新しいヒーローがあなたのような人で良かった。

そう言って手を差し出す彼女に、孔子は笑顔で答える。そして同時に思った。本当に一生懸命生きている人々に、認められる人生を歩みたい。この人たちを守りたい…と。

そんな孔子を見ながら、剣帝は「いろいろと教え甲斐がある奴だぜ」と呟いた。

今回のクリア貢献順位は、 1位が孔子。2位が黒色魔女でした。前回とは順位も大きく変わっています。

ギルドマスターへの”お願い”を発動する

11階クリア後、孔子たちは12階のステージ(誰もいない謁見室)へと転送される。その最中、彼は考えた。

放っておけば、前回のように12階でひどい犠牲を払うだろう。特に外の世界と唯一交流ができる伯爵を失えば、何万・何十万人もの被害が出る。それを防がなければならない。

そして幸いにもスタートは良く、剣聖も今回は攻撃してこない。

そのため孔子は、謁見室にいるハンター全員に向かって声をあげた。

「5日間だけ何もせずここに留まってください。そうすればオレが5日以内に20階までクリアします」

昨日ギルドマスターたちに告げた、一つだけ頼みを聞くという条件。それを今、ここで使用したのだ。

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『死して生きるSSS級ハンター』今回の感想

感想①本編がしんどい

ネタバレ
白うさ
今回のストーリーが鬱だったので、感想が荒れ狂ってます。

しんどい!かわいそう!

ーーというのが31話の感想です。いやもう、読みながら天を仰ぎましたよね。あんまりですよ。孔子が何したって言うんだ。

孔子は今回、みんなを助けるために自分を犠牲にし続けました。ひたすら「信じて下さいお願いします」と言って剣聖に頭を下げ続けて、失敗する度に自害を繰り返しました。

もうこのシーンで無理でした。撃沈です。

みんなが無事に生き残れるよう、誰より努力して人知れず傷ついて…こんな展開、辛くないワケがない。

感想②32話における孔子の成長

結局のところ孔子は、栄光よりも人命を選びました。

前回の11階攻略時はひたすら目立つことに注力していましたが、今回のループではそれをしていません。犠牲者を少なくすることに専念していました。

孔子の性格が、昔と今ではかなり変わりましたね。昔のゲス顔はもう見れないのでしょうか。ちょっと寂しいです。

考察|某シーンで思ったこと

剣聖を説得するシーンを読んでいる最中、管理人は「『回帰する者のねじまき時計』のスキルカードを見せちゃえば良くない?」と思っていました。

でも孔子の目的を考えると、『回帰する者のねじまき時計』の効果を明かすのは悪手ですね。

今更気が付きました。

もしスキルのことを全部話せば、いざ回帰しようという時に止められるでしょう。とくに剣聖とか聖騎士は善人だから、孔子ひとりを犠牲にはしないはず。むしろ、彼が無茶しようとしたら全力でストップをかけそう。

そうなると、今度は孔子が身動きできなくなるから…うん、やっぱりスキルを公開するのは悪手ですね。対応が難しい。

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