漫画『皇帝の子供を隠す方法』の7話のネタバレと感想です。
客室に戻ったアステルは、メイドたちが自分の悪口を言っているのを聞いてしまいます。しかし彼女は堂々とした態度で、メイドたちに向ってこのままでは済まさないと宣言しました。
この先どうなるのでしょうか?以下にストーリーの続きをまとめました。
アステルは容赦なく、失礼なメイド3人を処罰する
メイド達への処罰
アステルは厳しい口調で、3人のメイドに命令します。
「今すぐメイド長の下へ行って、お前たちのさっきの言葉をそのまま伝えて新しい使用人を付けるよう言いなさい。ちゃんと伝えたかは後で確認させてもらうわ」
メイドたちは顔を青くして必死で弁解するも、アステルは聞き入れません。
本来ならこの場でもっと厳しい罰を与えることもできますが、子供にそんな姿を見せたくないので、この程度の罰で済ませたのです。
侍従長が〇〇を持ってくる
メイドたちが出て行った直後。
今度は侍従長と使用人数名がやって来て、部屋にたくさんのプレゼントを運んできました。アステルが何事かと驚いていると、侍従長はカイゼンからの贈り物だと説明しますがーーー
アステルからすれば、贈り物をもらう理由などありません。そのため受け取れませんと丁重に断ると、侍従長は慌てながら事情を説明します。
というのもカイゼンは今夜の晩餐にアステルを招待するつもりで、これらの贈り物は晩餐のための品だそう。
それを聞いたアステルは、顔を合わせるのもぎこちない間柄なのになぜ…と疑問に思いながらも、この状況を何とか回避しようと考えました。
カイゼン視点|アステルからの伝言を聞きショックを受ける
執務室にて、レストン公爵にまつわる報告を受ける
「予想どおりレストン公爵が動き始めました」
ベリアンがそのように報告すると、カイゼンは渡された書類を見ながら「ついに焦りを感じ始めたようだな…」と深刻な顔をします。
アステルの父親であるレストン公爵は、今まで慎重に行動してきました。しかしカイゼンが都を離れた今が好機だと思ったらしく、ついにしっぽを出したのです。
するとそこに侍従長が入室します。
カイゼンは贈り物を渡したのか聞くと、侍従長は困り果てた様子でアステルからの伝言を伝えました。
『身に余る光栄ですが子供の世話があります故、(晩餐への参加は)謹んでお断りいたします。もちろん贈り物はお返しいたします』
プレゼントを突き返されたと知り、心底ショックを受けるカイゼン。
一方でベリアンは、陛下が女性に物を送っただと?と別の意味で衝撃を受けていました。というのもこの6年間、ベリアンはどんな女性にも見向きもしなかったのです。
カイゼンは伝言を聞いて静かに怒る
伝言を聞いてもカイゼンは納得せず、理由はそれだけか?と静かに怒ります。
すると侍従長は冷や汗をダラダラ流しながら、アステルを説得しようとしたけれど何かと理由をつけて断られたのだと説明しました。
子供が幼いので食事の面倒を見る必要があるだの、初対面のメイドに子供を預けるのは気が引けるだの、悉くかわされてしまったそう。
するとその報告を聞いたカイゼンは、至極まじめな顔で言います。
「要は子供を1人にはできないと。ならば2人で来ればいいではないか」
その提案に、ベリアンと侍従長はそろって驚愕しました。
『皇帝の子供を隠す方法』7話のネタバレと感想
7話のおさらいと補足|レストン公爵のはなし
7話ではアステルの父親・レストン公爵の話が出ていましたね。
レストン公爵は貴族派のトップであり、6年間にわたる熾烈な政争のなか生き抜いた男性です。頭が良く、慎重かつ狡猾な性格なのでしょう。
なおカイゼンは7話にて、レストン公爵のことを「最も目障りで侮れない相手」と評しています。皇帝にここまで言わせるほどですから、手強い相手だと分かりますね。
そんなレストン公爵ですが、政争に勝つため何かを企んでいる様子。
しかしその計画が何なのか、私たち読者にはまだ明かされていません。
7話のネタバレ感想|侍従長のはなし
字数の関係でカットしましたが、侍従長は今回かなり頑張っていたようです。アステルが晩餐に参加しないと答えた時も、あの手この手で説得しようとしました。
けれど子供がいるから…と言われて反論できず、引き下がるしかなかったのです。この言葉を言われると、確かに何も言えなくなりますよね。