漫画『皇帝の子供を隠す方法』の42話のネタバレと感想です。
カイゼンは負傷しながらも、アステルの無事を確認するため彼女の部屋を訪ねます。しかしそこにベリアンが駆け付けると、カイゼンは彼を思いっきり殴りました。
この先どうなるのでしょうか?以下にストーリーの続きをまとめました。
激怒するカイゼン!なぜ急にベリアンを殴ったのか?
ベリアンを殴った理由
カイゼンは突然ベリアンを殴ると「此度の件、どう始末をつけるつもりだ」と冷たい顔で言い放ちます。
「あの森が迷いやすく、危険だということはお前も知っていたはずだ。お前のあさはかな判断のせいで命が失われるところだった。これ以上私を失望させるな」
引用元:皇帝の子供を隠す方法
その言葉を聞き、冷や汗をたらすベリアン。そしてカイゼンはアステルの無事を確認すると、部屋を出て行きました。
なおカイゼンが去った後、アステルは膝をついたベリアンを助け起こそうとします。
しかし彼はその助けを拒み、自力で立ち上がると一礼して去って行きました。
ベリアン視点
その後、ベリアンは暗殺者の身元をすべて確認してカイゼンに報告しに行きます。
しかしなぜか、カイゼンは対処せずに放っておくよう指示します。
ベリアンはその言葉に目を丸くしながらも、大人しく命令に従うのでした。
事件の参考人として首都に向かうと、そこで予期せぬ人物に会う
首都でビップ待遇を受ける
アステルたちは事件の参考人として、馬車で首都に向かいます。
そして厳重な警備の中、移動し続けること10日。ようやく首都に到着すると、滞在中に利用する邸宅へと案内されますがーーー
そこは城のように広く美しい場所だったので、アステルもカレンベルク侯爵も驚きます。
なお邸宅にはカイゼンからのプレゼントも届いており、それを見たテオールは大喜びしました。
予期せぬ人物と再会する
首都に来てから数日間、アステルたちは邸宅にて平和に過ごします。しかしある日、彼女のもとに予期せぬ客人―――金髪と碧眼を持った青年が訪ねて来ました。
彼はアステルの兄・フリッツ。
フリッツはアステルと再会するなり、感極まった顔をします。しかし彼女は兄に会いたくなかったので、唇を嚙みしめながら拒絶しました。
「お帰り下さい。お兄様の顔は見たくありません」
するとフリッツはその言葉がよほどショックだったのか、目に涙を浮かべながら「兄さんが悪かったからもう一度やり直したいんだ」と懇願します。
しかしアステルは彼を許せません。この6年間ひとつも連絡がなかったのに話し合う必要などないと考えたのです。
フリッツは甥と対面する
するとそこにテオールと犬のブリンがトコトコと歩いてきたので、アステルはひどく焦りました。
というのもフリッツはカイゼンの幼少期を知っているため、テオールの顔を見て親子だと気付くかもしれないと思ったのです。
そして一方でフリッツは、テオールを目にするとどこか驚いたような顔をしました。
まとめ|皇帝の子供を隠す方法・42話のネタバレと感想
42話のまとめ|フリッツは多分、何かをやらかしてる
今回、アステルの兄であるフリッツが登場しました。
フリッツとアステルの過去についてはまだ情報がないものの、彼はずっとアステルのことが気がかりだったらしく彼女が首都に来るなり謝罪しに来たのです。
見たところ、フリッツがアステルの逆鱗に触れるような事をした(または言った)のでしょうね。
そのせいか彼女は、彼の顔を見るなり分かりやすく拒絶していました。それこそ躊躇も配慮もなく「お兄様の顔は見たくありません」と言っていたので、フリッツはよほど無神経なことをしでかしたのでしょう。
基本優しいアステルをあそこまで怒らせるなんて、一体何をしたのでしょうね。
ネタバレ感想と考察|ベリアンの致命的なミスについて
42話の冒頭にて、ベリアンはカイゼンにぶん殴られていましたね。
このシーンを見たとき管理人は「殴らなくてもよくない?」と思ったのですが、よくよく考えたらベリアンは致命的なミスを犯していました。
あの森はカイゼンが指摘したとおり、迷いやすく危険な動物が出ます。そんな場所に、ベリアンは護衛もつけず女子供を行かせたんですよ。普通に危ない。
さらにあの時、森ではカイゼンが狩りを行っていました。さらに彼はアステルたちが来ていると知らなかったので、獲物と間違えてうっかり攻撃してしまう可能性もあったでしょう。
つまり、アステルたちは非常に危険な状況にいたのです。
そう考えると、カイゼンが手を出すのも仕方が無いのかな…と思いました。