漫画『皇帝の子供を隠す方法』12話のネタバレと感想|事件の黒幕であるマリアンへの判決

皇帝の子供を隠す方法ネタバレ

漫画『皇帝の子供を隠す方法』の12話のネタバレと感想です。

前回はアステルの機転により、薬箱を勝手に開けた犯人が茶髪のメイドだと判明しました。なお黒幕であるマリアンは、アステルが怪しいから仕方がなくやったと言い訳をします。

疑いの目を向けられたアステルは、この危機をどう乗り越えるのでしょうか?

『皇帝の子供を隠す方法』ネタバレ全話はこちら

疑いの目を向けられたアステルは、自分の無罪を主張する

アステルは論破する

皇帝の子供を隠す方法ネタバレ

発言を許可されると、アステルはマリアンに向って言いました。

「幼いころ世話をしてくれた乳母が、あなたや妹さんのために常に薬を常備してはいませんでしたか?」

子供は突然具合を悪くしたりケガをしたりします。テオールはまだ5歳なので、少し前もひどい風邪をひいたばかり。だから薬を常備しているのだと彼女は説明しますがーーー

この時、ベリアンが質問をしました。

アステルの荷物には未加工の(しかも用途がわからない)謎の薬草もたくさん入っていたので、薬剤師でもない人が持ち歩くには多すぎる…というのが彼の主張。

しかし穏やかな口調とは裏腹に、その目には問い詰めるような鋭さがあります。

白うさ
ベリアン、痛い所を的確に攻撃してくるね。
ひよこ
この人、敵に回すと本当に厄介。

するとアステルはしばし考え込むも、ここは正直に答えた方がいいわね…と判断して素直に言いました。

「貧しかったからです」

その言葉に皆ポカンとするも、彼女は気にせずに話を続けます。

アステルは実家と縁を切り無一文で母方の祖父の家に身を寄せたものの、ある日突然、祖父の年金の支給が途絶えたのです。

それこそ日々の食事にも困るような極貧生活を強いられてきたので、薬が必要なときは薬草を使うしかなかったのです。

それを聞いた騎士たちは同情し、カイゼンはぐっと唇を噛みしめました。

疑いが晴れた後も、アステルの論破は続く

こうしてアステルへの疑念は晴れ、ベリアンも納得したのか微笑みます。しかし往生際が悪いマリアンだけは「その言葉を素直に信じるの!?」と叫びます。

そこでアステルは、彼女にある質問をしました。

「ただ確認したかっただけなら、なぜ何度もあの薬箱を開けたのでしょうか?」

マリアンが皇帝であるカイゼンの安全のために荷物を調べたのなら、アステルはそれに不満はありません。

しかし何度も開けたとなると話は別。怪しい物がないか確認したのではなく、隙を見て何かをそこに隠そうとした可能性があるのです。

アステルがその点について指摘すると、マリアンは急に黙り込みました。

ひよこ
これはもう反論できないね。
白うさ
そもそも発言が二転三転してたし、言い訳もお粗末だから仕方がないね。

マリアンの主張は認められず、最終的には罰が下される

マリアンへの罰

ゲームオーバー

その後マリアンは、泣きながらカイゼンに弁解します。

「これは…これは誤解です!陛下!私を信じて下さいっ…!」

しかし彼女の穴だらけの発言を信じる者などいません。

そしてカイゼンは当然ながらマリアンに罰を下します。皇帝の客人に無礼を働いた罰として、西の牢に収監するとの判決を出しました。

・・・

マリアンが兵士に引きずられていった後。

カイゼンは嫌な思いをさせてすまない…とアステルに謝罪します。そして詫びをしたいと言いますがーーー

アステルは微笑み、その必要はないと言いました。

「お気になさらず。皇太子妃の頃に比べたら、この程度のこと」

その言葉にショックを受けるカイゼン。しかし彼の心中を知らないアステルは、一礼すると部屋を出て行くのでした。

ベリアンの忠告

雨がザアザアと降り、雷が鳴る中。アステルは疲れを感じながら、自室へと続く廊下を歩いていました。

するとその時、どこからか現れたベリアンに肩を掴まれます。そのことに彼女が驚くと、彼はいつもと違う真剣な表情で言いました。

「お気をつけて。あなたは先ほど、意図的にクロイツェン家を敵に回しました。マリアン様はご覧の通りあの有様ですが、その妹君は侮れませんよ」

マリアンの妹・フローリン。現在この国で最も有力な妃候補である彼女に注意しろと、ベリアンは忠告をしに来たのです。

⇒『皇帝の子供を隠す方法』13話のネタバレはこちら

『皇帝の子供を隠す方法』の12話の補足とネタバレと感想

12話の補足|カイゼンが誤解している件について

ネタバレ感想

カイゼンが今回の件について詫びをしたいと言った時、アステルは「お気になさらず。皇太子妃の頃に比べたら、この程度のこと」とその申し出を断りました。

カイゼンはこの時ショックを受けていました。恐らく彼女の言葉を「あなたのせいで今まで散々苦労してきたから、それに比べれば大したことじゃない」という意味に受け取ったのでしょう。

しかしアステルの独白を読んだところ、カイゼンは誤解をしていると思われます。

というのも妃候補として選ばれた10歳の頃から、彼女は数えきれないほど嫌がらせを受けてきました。だからこそ、あの頃に比べれば今回の件などかわいいものだと言ったのです。

状況的に仕方がないとはいえ、すれ違って傷つくのは悲しいですね。

12話のネタバレ感想|アステルの意図について

なぜ12話で、アステルは新興勢力であるクロイツェン家を敵に回してしまったのか。この点について疑問を感じる人もいると思うので、かるく説明させてください。

アステルも実のところ、クロイツェン家とは対立したくないと思っていました。本心で言えば、今回のような危険を冒したくはなかったのです。

アステルの立場上、悪目立ちは避けるべきですから。できるだけ面倒事は避けるべきでしょう。

しかし今回、アステルは自分の身を守るためにどうしても敵を排除する必要がありました。

というのもメイドに触れたのが薬箱だったから。本編中でも説明されていましたが、薬の中身がすげ替えられて身体的な危害を加えられるという危険性も考えられるのです。

最悪、テオールに被害がいく可能性もあります。早い話がめちゃくちゃ危険。

こんな状況、母親として放っておけません。なのでアステルの行動は不可解でも何でもなく、仕方がないものだった。

管理人はこのように解釈しました。

⇒『皇帝の子供を隠す方法』13話のネタバレはこちら

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