漫画『皇帝の子供を隠す方法』の87話～88話のネタバレと感想です。
今回、ついに薬剤師のグレーテルが登場します。彼女はアステルの薬学の師であり、テオールを妊娠したとき支えてくれた友人です。今までに何度かアステルの回想に出てきましたが、一体どんな人なのでしょうか？
皇帝の子供を隠す方法87話～88話の概要
恩人・グレーテルとの再会
執務室で待っていたのは、紛れもなくグレーテル本人でした。恩人でも友人でもある彼女と再会し、アステルは心の底から感激しますがーーー
一方でグレーテルは、アステルが不本意な形で皇后になったのではと心配します。ここに来る途中、テオールの瞳の色などを見て事情を察したようです。
しかしアステルが「上手く解決した」と答えれば、彼女は安堵のため息をもらすのでした。
剣術大会で番狂わせ！
街で盛大なパレードが行われた後、会場(コロシアムのような場所)で剣術大会がスタートします。この大会は一般人も参加できる仕組みで、まず予選を行ってから“本選”が行われる予定ですがーーー
予選の段階で、番狂わせが起きます。仮面をつけた剣士が現れて、エクレン伯爵(年を取っているが実力のある剣士である)に勝利したのです。
仮面の騎士の正体とは？
剣術大会の最終日には、アステルだけでなくテオールたちも特別席に座り、みんなで大会を観戦します。
なお準決勝戦の1戦目ではランベルク騎士団の団長であるセルベルが勝利し、2戦目では例の仮面の剣士が勝利しますがーーー
試合後に仮面が壊れて、正体がカイゼンだと皆にバレてしまいます。
補足｜グレーテルとアステルの関係
有能なサポートキャラ登場
87話ではじめて登場したグレーテル。この女性は、アステルが妊娠して一番辛かったとき友人になってくれた人で、また薬学の知識を教えてくれた恩人でもあります。
つまりアステルにとって、心から信頼できる数少ない人物だと言えますね。
見たところ“裏表のない善人”というイメージで、すごく良い子そう。これから先もサポートキャラとして登場しそうな気がします。
ちなみにグレーテルと再会した時、アステルは本当に喜んでいました。それこそ出会い頭に抱き着くあたり、よほど感激したのでしょう。
普段はあまり感情的にならないアステルだからこそ、こういう反応の仕方は新鮮です。彼女は多分、よほど親しい関係じゃないと飛びついて喜んだりしないと思うので。
ネタバレあり感想｜バレバレな仮面の剣士
ネタバレ感想①どう見たって皇帝
仮面の剣士は、なんとカイゼンでした！わぁ～ビックリ！！という展開で88話が終了しました。
うん、知ってた。何なら読者全員が気付いていたはず。タキ〇ード仮面並みにバレバレの変装でしたから。ちなみに87話～88話のコメント欄でも「なんで皇帝がそこにいるんだよ」「どう見ても皇帝」と総ツッコミされていました（笑
ただしこれは読者視点の話であって、キャラクターはみんな気付いていません。唯一カイゼンだと気付いたのは、エクレン伯爵のみ。予選で剣を交えたとき、戦った感覚で気付いたようです。
ネタバレ感想②グレーテルの優しさ
グレーテルは再会したとき、心配そうな顔をしながらもアステルに何も聞きませんでした。
状況を見て何となく事情は察しているけれど、アステルが自分から話してくれまで何も聞かない。優しい子ですね。そして余談ですが、確か侍女のハンナもアステルと再会したとき同じ反応をしていたはずです。
