ピッコマで連載中の漫画『外科医エリーゼ』のネタバレです。今回は、37話から最新話までのストーリーについてまとめています。
目次
37話:かつての親友

幽閉中のエリーゼの前に、突然現れたミハイル。
彼こそは、この国の第2皇子であり、帝国最強のオーラナイト。自由で明るく平等で、市民たちに愛される皇子さまです。
そんな彼を見て、エリーゼは突然泣き出しました。
実は、前世でエリーゼとミハイルは親友だったのです。性格の悪いエリーゼが、友達と呼べた唯一の相手。それがミハイルでした。
エリーゼが前世で皇后だったとき、彼女は王子のことで毎日のように泣いていました。ミハイルは、そんなエリーゼを見つけては慰めてくれたのです。
しかし。
今のエリーゼとミハイルは初対面。そのため、エリーゼは「目にほこりがはいった」と言ってごまかします。


それ以降、ミハイルは毎日エリーゼの元を訪れるようになります。彼は「1人で退屈してたし、ちょうどよかった!」と思ったようですね。そして、一緒に食事をするほど仲良くなりますが・・・
その次の日、事件が起こります。
なんと、グレアム先生とベン先生が、幽閉中のエリーゼを見つけてしまったのです!

38話:試験スタート
グレアムに正体がバレる
なぜ、グレアムたちがここにいるのか。
それは、エリーゼの行った公爵夫人の応急処置が理由でした。というのも、応急処置が完璧だったので、グレアムたちは「ぜひ話をしたい!」と思ったワケですね。
しかし、エリーゼは病院に勤務する時、自分の身分と名前を隠していました。つまり、グレアムたちはエリーゼの正体(大貴族の娘であること)を知らなかったのです。
その結果、グレアムたちは非常に驚きました。


エリーゼの判決
軟禁されていたエリーゼですが、ようやく判決がでました。
判決は無罪で、さらに公爵夫人を助けた功績により「皇室薔薇勲章」という爵位が与えられることになったのです。
エリーゼは無事に釈放され、授与式も開かれました。
それから2日後。ようやく医師資格試験がスタートするのですが・・・
実は今回のテストは、難易度がものすごーく高くなっています。というのも、陛下が「エリーゼを皇后にするため、テストを難しくして落としちゃおう!」と考えたためですね。

しかし、これはエリーゼにとって幸運でした。
というのも、テストの内容が地球の医師国家試験の問題に似ていたのです。
テスト問題を見たエリーゼは「私なら大丈夫!」と、自信満々でテストに挑みます。
39話:あなたに会いたい

無事にテストを終えたエリーゼ。
そんな彼女の前に、ロン(王子が変装した姿)が現れます。ロンは、エリーゼに手術のときのお礼(29話参照)をするために会いに来たようです。

ロンはエリーゼを馬車に乗せ、街で一番おいしいと評判のカフェに連れて行きます。そして、大量のケーキをご馳走してくれました。
ケーキを食べ終わった後、2人は街中を歩きます。
途中、エリーゼは演劇の広告を発見。ラブロマンス系の演劇で、エリーゼがずっと見たいと思っていた作品です。
エリーゼの視線に気づいたロンは「あの公園が見たいのか?」と問いかけますが、エリーゼは「私のためにムリに見る必要はありませんよ」と遠慮します。
恋愛がテーマの演劇なので、エリーゼは「男性と一緒に見るなんて!」と抵抗があったようですね。

遠慮するエリーゼに対して、ロンは引きません。しかも、ロンは「私もあの公演が見たいんだ。正確に言うと、そなたと一緒に見たい」という意味深なセリフを言います。
40話:よく知っている感覚
王子とデート
「そなたと一緒に見たい」
ロンから甘いセリフを言われたエリーゼは、頬を赤らめてぼーっとします。
しかも、ロンはVIP席を購入して華麗にエスコート。完全にデートですね!

ロンの姿にときめくエリーゼですが・・・
その姿に、デジャヴを感じます。ロンを見ていると、脳裏に王子の姿がちらつくのです。

医師資格試験の結果
デートから数日後。いよいよ医師資格試験の結果が発表されます。
その頃の陛下は、テラスでお茶を飲みながら「今回のテストは難易度を上げたし、これでエリーゼとの賭けも終わりだな」と、くつろいでいました。
しかし、そこに従者から意外な報告がありました。
なんと、エリーゼのテスト結果は100点満点中99点。これは歴代最高得点であり、200問のうち間違ったのは2問だけ。試験の合格ラインを大幅に上回っています。
このテスト結果を聞き、帝国でトップクラスの医師たちも「医学会に天才が現れた」と騒ぎ出しました。
41話:あなたの趣味
陛下の疑惑

「賢い子だということは、わかっていたが・・・一体どれだけ私を驚かせるつもりなんだ。だが、まだこれで賭けが終わったわけではない」
陛下は、王宮のテラスでため息をつきます。
エリーゼが成人するまで、残り4ヶ月。成人式までに医者として価値のある仕事をできなければ、エリーゼは医者になれません。
この賭けは、誰が見ても陛下が有利。
しかし、ここ2ヶ月のエリーゼは異常な速さで成長しています。そのことに、陛下は一抹の不安を感じるのでした。
エリーゼの合格祝い
エリーゼの試験合格を記念して、クロレンス邸では盛大なパーティーが開かれます。
父親は「さすが我が娘!あの医師資格試験に合格するとは!」と大喜び。使用人と兄弟たちも、自分のことのように喜びます。


パーティーの最中、エリーゼは長兄のレンに声をかけられます。
レンは「何も取り柄のない子だと思っていたが、医学に才能があったとは」とエリーゼの試験合格を祝いながらも、突然、妙なことを言い出します。
「好きな食べ物は何だ?それと、好きな公演は?趣味は?」と、急にプライベートな質問をはじめたのです。
実はこれ、王子の差し金。
レンは王子から、エリーゼの好みを探るように命令されていたようです。
その様子を見たエリーゼは「急にどうしたんですか?」と聞きますが・・・
レンは内心「それは私も聞きたい!」と思っていたようですね(笑)

その後、エリーゼは病院で充実した日々を送ります。「こんな風に病院のことだけに没頭できるなんて、本当に毎日楽しいな!」と、笑って過ごしていたのです。
しかし、その頃。
王宮には「敵が40万の兵力を持っている」との知らせが入り、陛下や王子たちは軍事会議を開いていました。
予想では20万程度の人数を予想していたのですが、実際には2倍の兵士がいたので、陛下も危機感を覚えます。
「我々も引き下がるわけにはいかない。真っ向勝負となりそうだ」「ええ。これは大きな戦争になりそうです」
陛下と王子は、深刻な顔で話し合いを進めるのでした。