ピッコマで連載中の漫画『外科医エリーゼ』のネタバレ感想です。133話・134話について紹介しています。
拘束されたエリーゼは、ミハイルによって無事に救出されましたね。しかし彼を止めなければ、前世での悲劇が繰り返されるでしょう。
エリーゼは無事に、皇位争いを止められるのでしょうか?感想を交えつつ、ストーリーをまとめました。
外科医エリーゼ133話ネタバレ
エリーゼの問いかけ
ミハイルが泣き止むと、エリーゼは以前に交わした”一緒に旅行する約束”について話します。
リンデンも含めて3人で旅行に行きたい。その可愛らしい願いに、ミハイルは微笑みますが…
しかし3人で旅行をするなど、今となっては到底無理なこと。
それを伝えれば、エリーゼは笑みを消して2つの質問をしました。
1つはミハイルが皇位を諦められるか。もう1つは、エリーゼを信じられるかどうか。
そう尋ねれば、ミハイルは不思議そうにしながらも「信じる」と断言しました。
ミハイルの言葉を聞き、エリーゼは満足そうに笑います。そして、これから行う作戦について伝えました。
作戦を聞いたミハイルは…
作戦を聞いたミハイルは眉を顰めます。彼女の考えに納得がいかず、中止するよう説得しますが…
エリーゼはそれでも、作戦を決行すると言います。逆効果かもしれませんが、このままだと状況は悪くなる一方ですから。
エリーゼはにこりと笑いながら、あなた達のためにやり遂げてみせると言いました。
エリーゼは正装し、リンデンを訪ねる
屋敷に戻った後。
エリーゼは黒いドレスに着替え、リンデンに訪問要請(謁見するための正式な手続き)をして彼の元を訪れます。
いつもと違う様子のエリーゼに、怪訝な顔をするリンデン。しかし彼女が「隣に座ってもいいですか」と聞けば、快く受け入れました。
・・・
エリーゼは彼の肩にもたれかかりながら、愛していると伝えます。瞳を閉じながら、本当に愛しているのだと繰り返しました。
その言葉を聞き、リンデンは戸惑います。どうしたのか、誰かに何かされたのかと尋ねました。
優しい彼の言葉を聞いて、エリーゼは悲し気に微笑みます。そして体を起こすと、頭を下げて「貴族派を助けてほしい」と懇願しました。
外科医エリーゼ134話ネタバレ
貴族派たちを許してほしいと懇願するが…
貴族派たちに慈悲を与えてくださいと、エリーゼは頭を下げて懇願します。
リンデンは一瞬だけ呆気にとられますが、すぐ沈痛な面持ちになり「絶対に許せない」答えました。
彼は怒らなかったものの、あなたは事の重さを理解していないとエリーゼを窘めます。そして、二度とこの話をしないようにと告げて席を立ちました。
が、しかし。
エリーゼはなおも食い下がります。分不相応な願いだと理解していても、ここでリンデンの復讐を止めなければ彼は壊れてしまうのです。
だからエリーゼは言いました。当時の出来事もあなたの苦痛も理解しています…と。
その言葉に、リンデンは口調を荒げます。
エリーゼのことは愛しているが、その願いだけは聞き入れられない。何の罪もない家族が目の前で血まみれになるのが、どんな気持ちか分かるのか?
リンデンはそう反論しました。
説得は失敗し、エリーゼは落胆する
結局エリーゼは、リンデンの説得に失敗します。
彼に帰るよう言われたので、謝罪をして部屋を出ていきました。そして落胆しながら、城内の廊下を歩きます。
このまま悲劇が起きるのを見守り、彼が苦しむ姿を見るしかないのだろうか…
一瞬だけ諦めかけますが、すぐさま思考を切り替えます。
エリーゼに出来るのは”きっかけ”を作ることだけで、そのほかは当事者同士の問題です。だからもう一歩だけ頑張ろうと、拳を握りしめました。
「リンデンに嫌われるかも」と泣きそうな顔をしながら、再度決意を固めたのです。
アムセル侯爵の危機
城内のとある一室。
その前で、貴族たちがザワザワと騒いでいます。そこには涙ぐむユリエンもいて、彼女はエリーゼを見つけると泣きながら抱き着きました。
ユリエンによると、父親のアムセル侯爵が倒れたそう。
彼は意識を失い、危篤状態にあるようです。
133~134話の感想
133話の感想
エリーゼは133話で、貴族派を許してほしいと懇願しました。
リンデンは貴族派を恨んでいますし、エリーゼもその事は十分理解していますが…それを知りながら、恩赦を与えてほしいと願ったワケですね。
もしリンデンに怒られても、十字架を使えばエリーゼは許されますから。
しかしこの作戦は、エリーゼにとっては諸刃の剣です。最悪、失望されて嫌われる可能性もありますね。失敗する可能性も高く、リンデンに恨まれるかもしれません。
そうなれば彼との関係が崩れ、エリーゼは今の幸せを失うことになりますが…
それでも彼女は、この方法を実行しました。
前世のとおりなら、ミハイルは死亡してリンデンも壊れてしまいますから。だから自分の幸せを犠牲にしてでも、皆を助けたいと願ったワケですね。
134話の感想
予想してましたが、リンデンが怒っちゃいましたね。エリーゼが相手なので、怒鳴りはしませんでしたが…
このシーンのリンデンは、復讐の権化みたいな顔をしています。
目を見開いて呪詛を吐き、憎しみに溢れた顔で笑い、あの事件のことを未だに夢に見るとまで言いました。
彼は「エリーゼの願いなら何でも聞いてやりたい」的なセリフを言っていましたが、復讐に関してはやはり諦めてくれません。
エリーゼがどれだけお願いしても、ばっさり拒否されてしまいました。
でもこれは当然の反応でしょう。彼はエリーゼと恋をして変わったものの、その根本には強烈な復讐心があります。
今までずっと復讐のことを考えていて、ようやく貴族派を処罰するチャンスを得たのですから…
それを諦めろと言われて、引き下がれるワケがありません。
そして134話のラストですが、今度はアムセル侯爵が倒れました。数話前で皇帝が回復したばかりなのに、またもや要人が危篤状態。
城内はてんやわんやですね。そして気丈なユリエンも泣きじゃくる始末。
ストーリー的には、またエリーゼが手術しそうですが…でも、アムセル侯爵は治療しないと言っていましたね。
どうなるのか、次回が気になります。