ピッコマで連載中の漫画『外科医エリーゼ』のネタバレ感想です。本編の97話~98話までのストーリーについてまとめています。
せっかく王子が帰還したのに、エリーゼと王子は中々会うことができません。
会えない日々が続き、耐えられなくなったエリーゼは自ら王子の元へと向かいますが…
その後、2人はどうなったのでしょうか?感想と一緒にネタバレを見ていきましょう!
外科医エリーゼ97話のネタバレ
王子に会うため、エリーゼは城に向かう
王子に会うため、エリーゼは城へ向かうことに。
その姿は恋する乙女そのものですが、彼女は「医者として王子の体調も気になるから…」と言い訳をしながら、王子の元へと向かいます。
しかし現在、王子は会議中なので会えません。
対応してくれたランドル卿は「来訪したことを伝えておきますか」と尋ねますが、エリーゼは断ります。
特別な用事ではないので、わざわざ伝えるまでもないと思ったのです。
王子のことが気になったエリーゼは、ランドル卿に王子の状況を尋ねます。
彼によると、王子はあまりに多忙のため眠れていない様子(96話参照)
心配したエリーゼは、小さな袋を取り出しました。
袋に入っているのは、王子のために選んだお茶。
エリーゼはお茶の入れ方をランドル卿に伝えると、お茶を託して仕事に戻っていきました。
お茶を飲んだ王子の反応
その日の夜。
王子は仕事で疲れ果て、イスにもたれかかります。机の上には、山積みになった書類がありました。
ランドル卿は「疲労回復に効果があるお茶を準備します」と言い、緑茶を差し出します。
この緑色は、昼間にエリーゼがプレゼントしたもの。
そして緑茶を飲んだ王子は、驚いて目を見開きました。
このお茶を入れたのは誰かと尋ねると、ランドル卿は自分が入れたのだと答えます。
またその際に、緑茶はエリーゼからのプレゼントであり、指示通りに淹れたのだとも伝えました。
緑茶を飲んでときめく王子
王子はエリーゼの来訪を知って、胸が高まります。
用事もないのに、会いに来てくれた。自分のために茶を届けてくれた。
彼女の行動全てが、嬉しくてたまらなかったのです。
居ても立っても居られなくなった王子は、宮廷を出てクロレンス邸(エリーゼの家)へと出発しました。
しかし夜遅くだったので、当然ながらクロレンス邸は消灯。
みんな寝静まった様子です。
さて、どうしようか…
王子が窓を見上げていると、後ろから声をかけられました。
夜の逢瀬
振り向くと、そこにいたのはエリーゼ。
彼女もまた多忙だったため、夜遅くに家に帰ってきたのです。
なぜ王子がいるのかと、エリーゼは驚いた様子。
王子は「仕事が終わって帰ってきたのか」と尋ねると…
エリーゼをぎゅっと抱きしめ、会いたかったと告げました。
抱きしめられたエリーゼは赤面しながらも、彼の背中に手を回します。エリーゼもまた、王子に会いたかったのです。
なぜ自分の元を訪ねたのかと、問いかける王子。
エリーゼは照れながら、王子の体調が気になり確認しに行ったのだと言い訳します。
しかし、王子が本当にそれだけかと聞くと…
エリーゼは恥ずかしそうに、会いたかったのだと素直な気持ちを打ち明けるのでした。
エリーゼは本編で「会いたかったのです」と言っていますが、原作版を翻訳したところ「あなたがいなくて寂しい」と答えていました。
外科医エリーゼ98話のネタバレ
「会いたかったのです」
エリーゼの言葉を聞き、王子は驚きます。というのも、王子は「エリーゼに嫌われている」と誤解していたのです。
戦争がはじまる前、エリーゼと王子はぎこちない関係でした。
心配する彼に対して、エリーゼは「私的な感情を挟まないでほしい」と告げたことさえあります。
しかし彼女は、王子を嫌ったことなどありません。冷たく聞こえるセリフも、客観的な事実を伝えているだけでした。
だからエリーゼは、笑顔で王子に伝えます。
あなたのことを嫌いだなんて、一度も思ったことはないと。
王子は目を見開き、頬を染めます。
そしてエリーゼの腕を取り、告白しようとしますが…
ここはクロレンス邸の門前。
兄のクリスとレンが登場し、王子の言葉は遮られてしまいます。
彼らはエリーゼが中々家に入ってこないため、心配して出来たようです。
そして2人の兄により、エリーゼは家の中へと連れて行かれてしまいました。
しかし数分も立たないうちに、エリーゼが再び王子の元へと戻ってきます。
王子が寒そうな格好をしていたので、帽子と外套を持ってきてくれたのです。
王子はエリーゼの額や頬に口づけ、会いたいときはいつでも私の宮に来ればいいと告げます。
できれば毎日会いたいと言う彼に、エリーゼもなるべくたくさん会いに行くと微笑むのでした。
貴族派の会議
ある日。
チャイルド家の一室では、貴族派による会議が行われていました。
そこにミハイルが入室すると、貴族の一人が説明をはじめます。
本日の議題は、エリーゼについて。
彼女は”次期皇太子妃”という身分であり、そのうえ若くして様々な偉業(戦争での功績・医療面での貢献など)を成し遂げています。
つまり彼女は現在、市民たちから最も支持される存在なのです。
そしてエリーゼを妻に迎えるため、リンデン王子の支持率も急上昇。彼女の功績は、本人だけでなく王子にも影響していました。
ただし、この状況は貴族派にとって脅威。
元々、貴族派はミハイルを支持しており、彼は高い人気を誇っていました。国民の支持率でいえば、リンデン王子よりもミハイルの方が上だったのです。
しかしエリーゼの存在により、支持率は今や逆転。
もしリンデン王子が皇帝になったら、貴族派は致命的なダメージを受けます。
また、とある貴族は「”あの日のこと”がある限り、リンデン王子が皇帝になれば貴族派を放っておかないだろう」と語りました。
その話を聞いて、ミハイルは皮肉めいた顔で語ります。
少なくとも3人は死刑になるだろう。母と叔父、そして私だ…と。