ピッコマで連載中の漫画『外科医エリーゼ』のネタバレ感想です。93話~94話までのストーリーについてまとめています。
陛下と王子の計らいより、エリーゼは医者を続けられることになりました。みんな幸せになる方向でストーリーが進んでいますが、この後はどうなるのでしょうか?感想と一緒にネタバレを見ていきましょう!
93話の概要|皇帝の過去とは?亡き妻・イブリンへの懺悔
皇帝陛下の懺悔
エリーゼが帰った後、陛下は自室に戻ります。そして亡くなった妻・イブリン(元皇后で王子の母)の写真を見ながら、ひとりで呟きました。
あの日の悲劇依頼、私は1日も幸せを感じたことが無い。これから王子(リンデン)とミハイルの間に起こる悲劇を、私は止めることができない…と。
妻の写真を見ながら、陛下は悲しそうに懺悔を続けるのでした。
王子、レンに嫉妬する
一方その頃。遠方にいるリンデン王子は、エリーゼのことを思い出していました。いつ会えるのか、元気にしているのかと物思いに耽っています。
そこにノックの音が響き、レン(エリーゼの兄)が入室してくるのですが…
王子はレンをじっと見つめ「エリーゼから届いた手紙を読ませろ」と要求します。エリーゼは王子にだけ手紙を出していなかった(92話参照)ので、代わりにレン宛の手紙を読もうという魂胆です。
レンは状況が呑み込めず首をかしげるも、王子の言う通りにします。しかし手紙を読んだことで、王子は余計に落ち込みました。
というのも手紙には、王子のことが一切書かれていなかったからです。
そして腹を立てた王子は、レンに酒を飲ませて酔い潰します。レンは酒に弱く、ビール数杯でダウンして眠ってしまいました。
94話の概要|レンの次はミハイルを酔わせに行く
王子、ミハイルと酒を飲む
レンを酔わせて潰した後、リンデン王子はミハイルのもとを訪ねて酒を飲ませます。
するとミハイルは酒をを飲みつつ、いつかエリーゼと一緒に東方を旅行したいと語りますがーーーその瞬間、リンデン王子は機嫌を悪くします。
しかしミハイルは、一緒に旅に行く約束をしたと言って引き下がりません。そして笑顔のままで「冗談だと思うなら、エリーゼに手紙で聞いてみればいいだろう」と言って、王子を挑発します。
王子はエリーゼから手紙を貰っていないと知ったうえで、ミハイルは挑発しているのです。
この言葉にイラッとした王子は、ミハイルのグラスに酒をドバドバ注ぎます。その嫌がらせに、ミハイルは横暴だと訴えながらも、同時にくすっと笑いました。兄弟同士でこんな会話をするのは久しぶりだったからです。
またこの時ミハイルは、僕が本当にエリーゼを好きだと言ったらどうするんだ?と問いかけます。するとリンデン王子はしばし沈黙した後に「命を懸けろ」と言い放つのでした。
その頃の皇室十字病院
一方、その頃の皇室十字病院(エリーゼの勤務先)には、手術の依頼が届いていました。依頼によると、貴族派の”ロント男爵家”から病人が出てしまったようです。
しかし、エリーゼのスケジュールは手術の予定でビッシリ。唯一スケジュールが空いているのは、王子が帰還する日だけです。
そこで仕方なく、エリーゼは王子の帰還日に手術を行うことにしました。手術を早めにスタートすれば、王子のお迎えには遅れないと考えたのです。
グレアムの心情
別室に移動したグレアムは、1人で書類を眺めていました。そして彼には珍しく、ぼーっとした顔でエリーゼのことを考えます。
グレアムは今の状況に不満などありません。エリーゼの隣で、彼女のすばらしい手術を見ていられるのですから。けれど彼女をただ眺めることしかできない現状は、やはり彼にとって辛いものでした。
『外科医エリーゼ』ネタバレ感想|それは職権乱用だよ!
今回のネタバレ感想
レンが完全に被害者でしたね(笑
そして案の定、レンは酒に弱かった。あきらかに堅物だし酒で失敗するなんて無さそうな人だとは思っていましたが、予想以上に弱い。見た目のイメージを裏切らない男です。
ちなみに解説ではカットしましたが、リンデン王子は最初、酔い潰そうとまでは思っていなかったようです。しかしレンがエリーゼに手紙の返事を書いていないと知り、それが王子の逆鱗に触れた様子。
ザックリ説明すると、こういう事ですね↓
俺は手紙を書いても1つも返事をもらえないのに、何故こいつは返信しなくても手紙をもらえるんだ!ずるい!不公平だ!よし、酔い潰してやろう!
そして一方、レンは訳も分からないまま酒を飲まされ、上司命令だから断れずに良い潰されたーーーというワケですね。リンデン王子、気持ちはわかるけど職権乱用だよ!