ピッコマの漫画『外科医エリーゼ』のネタバレ感想です。本編の82話~83話までのストーリーについてまとめています。
今まで無茶をしたせいで、低体温症になった王子。エリーゼは洞窟で治療しますが、その後どうなったのでしょうか?王子がかなり辛そうですが、無事に生還できるのか。感想と一緒にネタバレを見ていきましょう!
82話の概要|王子の看病中、彼の正体がロンだと気付く
低体温症を抑えるため、エリーゼは王子に薬を飲ませました。
王子は眠り始めるものの、洞窟内の温度は低いまま。王子の体には厳しい状況です。エリーゼは少しでも王子を温めるために、自分の上着をかけてやり、さらに王子を抱きしめて温めました。
王子を抱きしめた時、エリーゼは王子の首元のペンダントに気づきます。
十字架を模したペンダントは、かつてエリーゼ所持していたもの。エリーゼが徴表としてロンに送ったペンダントだったのです(43話参照)
ここでようやくエリーゼは、ロン=王子という事実に気づきます。
王子はいつから自分を見ていたのか。一体、何がどうなっているのか。ロンドに戻れば全て話してくれるだろうと、エリーゼはひたすら王子の回復を祈りました。
その頃のロンド
その頃ロンドでは、騎士たちが「王子とエリーゼ様を救出しよう!」と申し出ていました。
しかしマッカイル元帥はそれを却下します。王子とはいえ個人のために兵を動かすことはできませんから。とはいえ元帥も王子を助けたいので悩んでいるとーーー
そのとき、ミハイルが営巣から脱走したと連絡が入ります。
ミハイルは逃走するときに辞表を投げつけて、王子とエリーゼを助けるためにウクラ山脈へ向かったようです。
王子が回復し、再び逃走スタート
エリーゼの看病と薬のおかげで、王子の体調は回復していました。
回復した王子を見て、エリーゼは「あなたは皇帝となる尊貴な方。今後は危険なことを慎んでください」と注意しますが…
王子は自分の地位や自分の命よりも、エリーゼのことが大切だと打ち明けます。エリーゼはその言葉にときめくも、気持ちをかくして出発しようと促しました。
83話の概要|今度はエリーゼがダウンし、王子が看病する
エリーゼが風邪でダウンする
雪道を歩いている最中。王子は急に動きをとめ、エリーゼを見つめます。そして、キスしそうな距離まで顔を近づけました。
しかし、王子はキスをしたかったワケではありません。エリーゼが風邪をひいていると気づき、体温を確認しただけです。
エリーゼは風邪をひいている自覚がなく、王子に言われてようやく発熱に気づきます。肩もプルプルと震えていて、それを見た王子はエリーゼを休ませるために洞窟(途中で見つけた場所)まで連れて行きます。
洞窟に入り、地べたで休もうとするエリーゼ。すると王子は自分の上着を、布団代わりに敷いてくれました。
さらに王子はエリーゼを優しく抱きしめ、体が冷えないように温めてくれます。どこまでもエリーゼを気遣い、優しく接してくれる王子。その様子を見てエリーゼは「王子は前世とは違う」と改めて思い知ります。
また同時に、私は前世よりももっと王子のことが好きになっている……と実感するのでした。
前世よりも、もっと王子を好きになる
翌日になってもエリーゼの熱は下がりません。本人は笑顔で平気なフリをしますが、どう見ても体調不良です。
そのため王子は洞窟でもう1日休むようにと言い残し、周辺の様子を確認するため1人で出ていきました。
その後、王子は甲斐甲斐しくエリーゼの世話をします。
エリーゼは前世(地球にいたとき)で看病してくれる人がいなかったので、その様子にとても感動します。そして心の中で、幸福感に包まれていました。
外科医エリーゼ今回の感想(ネタバレあり)
ネタバレ感想①王子に再び恋をする
あれほど同じ轍を踏まないと決めていたのに、エリーゼは再びリンデン王子のことを好きになってしまいました。しかも前世よりも、さらにその愛情は深まっています。
けれど仕方がないことですよね。王子は危険を顧みず、エリーゼのために1人敵地に飛び込んでくれたのですから。さらに自分よりも終始一貫してエリーゼを優先し続けるのだから、これで好意を持つなというのは無理でしょう。これで落ちない女性は、むしろいないのかなと。
ネタバレ感想②アグレッシブすぎる王子
この国の王子様、2人ともアグレッシブですね!
兄のほうは愛した女性のために単身敵地に突入し、弟のほうも基地から脱出して(ついでに辞表も出して)同じように敵地に突入。いくら実力のある剣士だからとはいえ、無謀にもほどがあります。