ピッコマで連載中の漫画『外科医エリーゼ』のネタバレ感想です。本編の80話~81話までのストーリーについてまとめています。
前回は「手紙の情報を利用して敵を一網打尽にする」という話で、ラストで王子たちは敵陣へと向かいましたが…
その後どうなったのでしょうか?感想と一緒にネタバレを見ていきましょう。
80話の概要|リンデン王子の救出劇!ルイを倒して逃走
エリーゼ、救出される。
エリーゼとリンデン王子は再開し、互いに抱きしめ合います。それを見たルイは、部下に「(銃を)撃て!」と命令しますが・・・
王子は「能力」を使い、銃で撃たれるより先にルイを風の刃で切りつけました。
そしてルイを気絶させた後、王子はエリーゼを抱きかかえて窓から逃走し、そのまま人のいない路地裏へと向かいます。さらに用意しておいた馬に乗り、シンフェポリを脱出しようとします。
すると、そこに追手(ルイの部下)が駆け付けます。
王子が能力を使って追っ手たちの動きを封じるも、逃げたその先には眼帯をつけた初老の騎士がいました。馬に乗って待ち伏せしていたのです。
この騎士はユーゴー中将。共和国軍の精鋭であり、胸甲騎兵隊司令官であるオーラナイトです。
ユーゴー中将も特殊能力を使うことができ、銃を撃ってもオーラで弾かれるため王子は剣で戦います。
勝負の決め手
歴戦の騎士を相手にリンデン王子は苦戦しますが、状況はすぐに一変しました。
エリーゼが銃を撃ち、ユーゴー中将の左肩を撃ち抜いたのです。
そのため中将の動きが止まり、その隙に王子は能力を使って彼を気絶させます。かくして強敵を倒したエリーゼ&王子は、そのまま逃走して門をくぐり抜け、シンフェポリの脱出を試みました。
81話の概要|ユーゴー中将を倒して城門を突破する
2人は城門を突破する
エリーゼ&王子はようやく城門までたどり着きました。しかし城門は閉ざされていて、人の手では開けられそうにありません。さらに敵兵にも追いつかれ、エリーゼは焦ります。
すると王子は目を閉じ、城門へ手をかざします。王子の手がほのかに光ると、城門にはピキピキとひびが入りーーーなんと城門が消滅しました。
城門を突破した2人は、馬に乗ったまま森の中を逃げ続けます。
しかし途中で、王子が吐血。口から血をこぼし息切れもしています。王子によると吐血したのは超常能力の反作用。つまり能力の使いすぎだそう。
彼は「時間がたてば治る」と言いますが、エリーゼは治療するために引き止めます。
心配そうなエリーゼの表情を見て、王子は「私のことを心配してくれているのか?」と微笑みました。医者として患者を思う気持ちだろうが、それでも嬉しいものだと。そう言って穏やかに笑ったのです。
逃走ルートの変更
敵が迫っている以上、一刻も早く移動しないと捕まってしまいます。そのため王子は治療せずに先を急ぎました。
ここから先は、南西側にある”ウクラ山脈”という険しいルートを通ることになります。北側から行けば近道になるものの、ここは敵兵が密集しているので、王子はあえてウクラ山脈を通ることにしたのです。
その頃のシンフェポリ
王子とエリーゼが北ではなく南西へと向かった。その連絡はシンフェポリにも届き、さらに敵のユーゴー中将はリンデン王子の狙い(つまりウクラ山脈を通ること)を見抜きます。
このまま王子を逃がせば敗戦確定。勝つために唯一残されたチャンスは、王子を捕らえること。
そこで中将は、可能な限りの兵力をウクラ山脈に投入しました。
王子が低体温症に…
その頃、王子とエリーゼは洞窟の中で休んでいました。というのも、王子が低体温症になってしまったのです。
王子の顔色は悪く、呼吸をするのも苦しそうな状態。しかし王子は「私は大丈夫だ。そなたは大丈夫か?ここはかなり冷えるが…」と言って、エリーゼを気遣います。
自分のことは後回しで、どこまでもエリーゼを優先する王子。それを見た彼女は、顔をゆがめて泣きそうな表情をしました。
さらに王子はゲホゲホと咳き込みながらも平気だと強がるので、ついにエリーゼは激怒します。
「何を言ってるんですか!一刻も早く治療をしなければなりません!」
エリーゼは王子の脈拍と体温を確認し、炎症を抑える薬を飲ませます。王子は少し驚きながらも、言われるがまま治療を受けました。
なお薬を飲んだ後は、その副作用により王子はボーっとします。そして「そなたが心配してくれるなんて夢みたいだ。夢ならこのまま覚めないでくれ」と本音をこぼしながら、穏やかに笑うのでした。
外科医エリーゼ・今回のネタバレ感想|今回のハイライト
ネタバレ感想|本番に強い女・エリーゼ
今回、リンデン王子もエリーゼも素敵でしたね。
窮地に陥ったエリーゼをリンデンが救出し、さらに彼がピンチになった時はエリーゼが発砲して助ける。この互いに支え合っている感じがすごく良かった。2人ともナイスアシスト!
というかエリーゼ、ことごとく本番に強いですね。レンのスパルタ指導を受けたときは100発中3発しか当たらなかったのに、実践では見事に銃弾を的中させました。実にお見事。
いざという時に実力以上の結果を残せるのは、女性ゆえの強さかーーーいえ、エリーゼ本人の強さでしょうね。彼女は度胸があって、何より意志が強い子ですから。
天才外科医の名にふさわしく、ピンチの時ほど強くなるタイプなのかも。