ピッコマで連載中の漫画『外科医エリーゼ』のネタバレ感想です。本編の78話~79話までのストーリーについてまとめています。
前回、エリーゼは敵の参謀であるルイ・ニコラスに捕らえれてしまいました。果たして彼女は敵地から脱出できるのか?これから一体どうなるのか?感想と一緒にネタバレを見ていきましょう!
78話の概要|敵軍に捕まって軟禁生活がはじまる
軟禁生活のスタート
エリーゼは敵の領地・シンフェポリへと連れ去られました。
そして屋敷に軟禁されるも、生活は好待遇。ルイ・ニコラスの部下である”フォビアン”が、エリーゼの世話役として面倒を見てくれたのです。
敵に対して、なぜこれほど親切にしてくれるのか?不思議に思ったエリーゼが質問すると、フォビアンは「エリーゼが帝国の皇太子妃になる方だから、無礼はできない」と答えます。
また彼の部下が帝国の捕虜となった時、エリーゼの治療で助けられたそう。さらにこの時、彼は頭を下げて礼を言うのでした。
敵将・ルイは今何をしている?
また、フォビアンはルイの様子も教えてくれました。彼によると、ルイは手術をして休んでいるようです。
それを聞いたエリーゼは、ルイが「絶対に許さない」と言っていたことを思い出します。ルイが回復したら、どんな目にあわされるのか……エリーゼは不安げに手を握りました。
不安そうなエリーゼを見てフォビアンは、いっそ誰かが助けに来てくれたらと考えます。
しかしここは共和国軍の主力部隊が集まっている場所。そのため、帝国軍の実力者(王子やミハイル)でも助けにくるのは難しいだろうと断念します。
その頃、帝国軍では
エリーゼが軟禁生活をしている頃、帝国にいるミハイルは苛立っていました。
ミハイルにとって、エリーゼは大切な友人。そんな彼女が捕虜になったのだから、落ち着いていられません。兄上は一体何をしてたんだ!と怒りながら、彼はリンデン王子の部屋に向かいますがーーー
その時、部屋の中から大きな声が聞こえます。ミハイルが部屋の中を覗くと、王子とマッカイル元帥が言い争いをしていました。
どうやらリンデン王子は、1人でエリーゼを救出しに行くと主張している様子。さらに軍の指揮権をマッカイル元帥とミハイルに託すとまで言っています。
けれど敵地に1人で潜入するなど危険行為。だからこそマッカイル元帥がストップをかけている状況なのです。
兄弟げんか、勃発
呆れたミハイルが部屋に入ると、王子はすでに変装済み。その表情は真剣で、ミハイルを見るや否やすぐに軍の指揮権を譲渡しようとします。
ミハイルは先ほどまで怒っていましたが、暴走する兄を見て冷静さを取り戻します。そして同時に、王子を諫(いさ)めました。
しかし王子は「エリーゼが今どんな目にあっているかわからない」と言って、顔を歪めます。王子がどれだけエリーゼを思っているのか、誰もが理解できる表情でした。
そして王子は、再びミハイルに軍の指揮権を渡そうとします。
しかしミハイルはそれを断り、辞表を取り出して「僕は軍を辞めるから、兄上の指示には従わない。エリーゼは僕が助けに行く」と言い出します。
その結果、王子VSミハイルの兄弟喧嘩がスタート。どちらがエリーゼを助けに行くかで言い争います。
2人は散々もめた結果、王子はミハイルを手刀で気絶させました。
79話の概要|ルイは右手を失うことになり逆恨みする
ルイ・ニコラスの状況
「右手を切断するだと!?」共和国にいるルイ・ニコラスは、医者相手に怒声を上げていました。
医者によると、ルイの右手にあたった弾丸は大動脈を貫通している状態。緊急手術で出血が止まったものの、このままでは壊死(えし)が進む可能性があるそうです。
しかし、ルイは医師の言葉を聞きません。医師を追い出し、部下に酒を持ってくるよう命令しました。
その頃のエリーゼ
エリーゼが部屋で過ごしていると、外から男性の怒鳴り声が聞こえます。
怒鳴っていた男の正体は、ルイ・ニコラス。どうやらルイは悪い目的でエリーゼに会いに来たらしく、フォビアンが止めても聞く耳を持ちません。それどころかフォビアンを殴り、銃を向けて脅します。
慌てて部屋から出てきたエリーゼは、ルイの蛮行を止めようとします。そしてフォビアンを放すように説得しますが、彼女では完全に力不足。止めるどころか肩をつかまれて脅されました。
その美しい顔を傷つけてやろう。それから手首も切断しないとな。
ルイが恐ろしい言葉ばかり口にするので、エリーゼは恐怖で泣きそうになりますが・・・
そこにリンデン王子が登場します。エリーゼを助けるため、敵地の中を1人で迎えに来てくれたのです。
そして王子が手を差し伸べてくれたので、エリーゼはルイの手を振り切って王子の胸へと飛び込みました。
外科医エリーゼ|今回のネタバレと感想
義理堅い男・フォビアン
エリーゼは自国民だけでなく、以前敵軍のことも治療してあげました。例え敵だろうと怪我人は怪我人。医者として放っておけなかったのです。
その結果、78~79話では敵のフォビアンが軟禁中に世話を焼いてくれます。部下が世話になったからその恩返しですね。敵ながら素敵な人です。
さらにフォビアンは、エリーゼのことを逃がしてあげたいと思っているようですが、ワンチャン逃亡の手伝いをしてくれませんかね・・・
逆恨み男・ルイ
ルイは自分の右腕を失うことになったので、エリーゼを逆恨みして酷い目に遭わせようとします。腕だけでなく顔も傷つけて、自分以上の屈辱と苦痛を与えようと考えたようです。
フォビアンが良い人なだけに、こちらは醜悪さが目立ちますね。