ピッコマで連載中の漫画『外科医エリーゼ』のネタバレ感想です。今回は70話から71話までのストーリーについてまとめています。
謎の病気で苦しむミハイルとジェイ。エリーゼの反応やタイミング的に、ただの風邪では無いのでしょう。一体何が原因なのか、感想と一緒にネタバレを見ていきましょう!
70話の概要|何かがおかしい?謎の病気が発生する
原因不明の病気が発生
ミハイルの看病をしていた看護師ジェイ。しかし翌日、突然の高熱と咳がジェイを襲いました。
その様子を見て、エリーゼは何かがおかしいと気づきます。ひとまずレントゲンを取ったものの、肺に以上はなく風邪の可能性が一番高い状況ですが・・・
突然、目の前にいたジェイが吐血します。
エリーゼはすぐさま他の医師を呼び、輸液や胃腸保護剤の準備をします。適切な対応によりジェイの様態は回復したものの、吐血の原因はわからないまま。
そこでエリーゼは原因を探るため、ジェイの血小板の数値を検査しました。
ジェイの体に異変が起こる
検査をするとジェイの体には明らかな異変が起きていました。なんと、血小板の数値が通常の10分の1しかないのです。
さらにこの時、ジェイと同じ急性吐血患者が3名も運ばれてきます。吐血する人が急に増えるなんて、どう考えても奇妙です。
この状況を見たエリーゼは、病気の原因がウイルス性出欠熱ではないかと疑います。
しかしなぜ急にウイルスが発生したのか、そもそも何のウイルスか不明です。今は推理材料が足りないため、エリーゼは手がかりを探しはじめました。
・・・
翌日以降も患者はどんどん増えつづけ、ついに騎士の中にも高熱患者が出始めます。
しかし原因は不明なままなので、全員を助けることはできません。そのためエリーゼは新たな感染者と死亡者を最大限に減らすことを優先しました。
病気の正体とは?
一方、その頃。敵軍ではルイ・ニコラスが笑みを浮かべながら兵士と会話をしていました。というのもルイは帝国軍を滅ぼすために、帝国軍に伝染病を送り込んだのです。
しかも恐ろしいことに、この伝染病の死亡率は80%。感染力が高く、体液で人から人へと簡単に感染する危険な伝染病です。
つまり伝染病を解決しない限り、エリーゼのいる帝国軍は総崩れになってしまいます。
そこでエリーゼは患者を助けるため、医務司令官として王子に会いに行きます。そして伝染病について話し合いを始めました。
71話の概要|伝染病を防ぐため、エリーゼは自らを危険に晒す
被害を抑えるため、患者を隔離することに
伝染病を防ぐため、エリーゼは患者の隔離を提案します。すでに発症した人たちは病院で隔離治療。症状がなくても、感染者と接触した人は潜在的感染者として別に隔離。この方法により、これ以上の感染を防ぐことができます。
ただし、この治療方法には1つデメリットがあります。それは医療陣の被害。隔離された空間で患者を治療するには、医者や看護師もそこに入る必要があります。
つまり、治療を行う医療陣が感染するかもしれないのです。
危険な仕事なので、参加する医療陣は支援者のみ。そしてエリーゼも伝染病対策の責任者として隔離治療に参加すると主張しますがーーー
王子はエリーゼの参加を認めません。絶対に許さない!と荒い口調で反論します。
しかし対するエリーゼは冷静で「今回の話は公的なものであり、王子の発言は理解できません」と一刀両断。さらにこの時、王子の反応が少し迷惑だと言ってしまいます。
そのため王子はショックを受けて、エリーゼもまた自分の失言に気づくのでした。
提案は承諾されるが…
結局のところ、王子はエリーゼの提案を承諾します。
なお彼はエリーゼが退出するさい「怪我だけはするな」と声をかけますが、彼女は振り向かず、悲しげな顔で退室しました。
外科医エリーゼ|今回のネタバレと感想
ネタバレ感想①ルイの非道さについて
今回はルイの外道っぷりが際立つストーリーでしたね。
ルイが実行した作戦は、敵国にウイルスを蔓延させて国ごと潰すという非情なもの。民間人(=攻撃してはいけない相手)まで戦いに巻き込んだのです。
当然ですがこれはルール違反であり、絶対にやってはいけない事です。バレたら敵国どころか自国民からもバッシングされるのは間違いありません。
けれどルイは、平然とそれを行った。勝つためには手段を選ばない彼の性格がわかるエピソードです。
ネタバレ感想②エリーゼ、失言する
今回エリーゼは、王子に冷たい態度を取ってしまいました。ただしこれは医師として仕方がないことなのかなと思います。
彼女が王子と話をしている間にも、新たな感染者が生まれて苦しんでいるのですから。一刻も早く何とかしなければいけない状態です。早い話、エリーゼは焦っていたのでしょう。