型(モールド)を使ってチョコを作るときに「固まったチョコが型から抜けない」と困ったことはありませんか?
無理矢理チョコを外そうとすると、割れたり欠けたりして外見が悪くなることもしばしば。
できればキレイな状態で型(モールド)から外したいですよね。
そこで今回は、チョコ型(モールド)の上手な外し方について簡単に紹介します。
どうしても外れない時の対処法もまとめたので、参考になれば嬉しいです。
初心者でも安心!基本的なチョコ型(モールド)の外し方
基本の外し方

固まったチョコを型(モールド)から外すときは、以下の手順で外します。
- チョコをしっかり冷やして固める
- 型を逆さにする
- テーブルなど固い場所にペーパーを敷く
- ペーパーの上で、トントンと軽く打ち付ける
前提として、チョコがしっかり固まるまで型(モールド)から外してはいけません。
チョコが固まっていないと、型にチョコがくっついて外れにくくなります。

チョコが固まったどうかの確認方法ですが、チョコを触ってみて指につかなければ大丈夫です。
詳しくは当サイトの記事『型抜きに入れたチョコが固まるまでの時間は?早く固める方法はある?』にまとめたので、参考にしてみてくださいね。
軽く叩いて取り外す
チョコがしっかり固まったら、型(モールド)を逆さにしてトントンと叩きつけながら取り出しましょう。
乱暴に叩きつけるとチョコが割れるので、慎重に叩きます。
通常、チョコは簡単に型から外れます
チョコ用の型(モールド)を使っている場合、きちんと冷やせばチョコは簡単に外れます。
しかし中には、どれだけ叩いても型から抜けない!という人もいますよね?その場合、下準備でミスをした可能性が高いです。
そこで次の章では、チョコが型から抜けない原因について紹介します。
型から抜けないときの原因
原因①テンパリングをしていない

チョコのテンパリングに失敗した場合、しっかり固まらず型(モールド)から外しにくくなります。
チョコの種類によってテンパリングの温度が多少違いますが、50~55℃のお湯でチョコを溶かすのが基本的なやり方です。
- チョコを細かく刻んでからボウルに入れる
- 約50~55℃のお湯でボウルを温めて、テンパリングする

また、テンパリングをするときは部屋の温度にも気を付けてみてください。室温が低すぎると、チョコがすぐに固まってしまいます。
テンパリングで一番重要なのは温度管理です。部屋の気温が低いとチョコレートがすぐに固まってしまいます。できるだけ室温25℃に保った部屋で作業するようにしましょう。また、チョコレートに水気は禁物です。混ぜるときチョコレートに水が入らないように気をつけてください。
テンパリングが不要なチョコ(コーティング用など)もありますが、多くのチョコレートはテンパリングが必要です。
もしテンパリングが面倒な場合は、そのまま溶かして使えるタイプのチョコを使った方がいいでしょう。スーパーでは見かけませんが『cotta』などで販売されています。
原因②チョコが固まっていない
1章でも触れたとおり、チョコが固まっていないと型にひっついて外れにくいです。
この場合、しっかり固まるまで放置してみてください。
口コミでは「チョコをドライヤーの温風で温めれば外れやすくなる」という人もいますが、これは逆効果。
チョコが一部分だけ溶けてしまうので、逆に外れにくくなります。


原因③型(モールド)がプラスチック
素材にもよりますが、型(モールド)はシリコンの方が外れやすいです。
私はプラスチックとシリコンの型を2種類持っていますが、プラスチックだと少し外れにくいです。
どうしても外れないときの対処法
対処法①型を少し曲げてみる

型を叩きつけてもチョコが抜けない場合、型を少し曲げる(ひねる)とチョコが外れることがあります。
型を少し曲げてから、もう一度テーブルなどにトントンと叩きつけてみてください。
対処法②温めたタオルをあてる
お湯などでタオルを温めて絞り、型を包むようにしてタオルを数秒あてると外れやすくなります。
チョコの表面が少しだけ溶けるので、その後で型を逆さにして揺すってみてください。
ただしこの方法は、加減が難しいです。
タオルを当てる時間は、あくまで数秒。時間が長すぎると、チョコの表面が溶けて崩れてしまいます。
対処法③型(モールド)に油を塗る
チョコを流し入れる直前に、型(モールド)に薄く油を塗っておくと固まったチョコを外しやすくなります。
ただし、この方法はチョコを入れる前にやる対処法です。すでに固まった後だと意味がありません。

まとめ

チョコが型(モールド)から外れないとき、考えられる原因は次の3つです。
- テンパリングが失敗した
- チョコが完全に固まっていない
- 型(モールド)がプラスチック製
中でも多いのが、テンパリングで失敗したため型から外れないというパターンです。
この場合は、型(モールド)を少し曲げたりタオルで温めたりして外しましょう。
テンパリングをきちんと行っている場合は、きちんと冷やして型をトントンと叩けばすぐにチョコが外れます。
もしテンパリングが面倒なら、次回からは型(モールド)に油を塗っておくと外れやすくなるでしょう。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。