この記事では「レンジ相場で稼ぎたい」と考えているFXトレーダーのために
- レンジになりやすい通貨ペア
- レンジ相場の種類
を紹介しています。
レンジ相場は手堅く稼げる場面なので、なりやすい通貨ペアや種類を知ってトレードに活かしてみましょう!
FXのレンジ相場とは?
レンジ相場とは
レンジ相場とは、チャートが一定の値幅で値動きを繰り返す相場のことです。
範囲内で上昇・下降を繰り返すのが特徴です。
特徴①レンジブレイクで相場が急変
しばらくレンジ相場が続いた後は、レンジブレイクが発生します。
レンジブレイクの後は、突破した方向に向かって動くケースが多いです。
つまりレジスタントラインを突破した場合、そのまま上昇する可能性が高いワケですね。
特徴②リスクの少なさがメリット
レンジ相場が多い通貨ペアは、比較的リスクが低いと言われています。
というのも、レンジ相場では売り買いが均衡しているため、大きな相場変動が起こりにくいのです。
為替レートが安定しているので、慎重派トレーダーには嬉しい相場でしょう。
レンジになりやすい通貨ペア
レンジが多いのは米ドル円・豪ドル円
レンジ相場が多い通貨ペアは、米ドル/円や豪ドル/円など。
過去のデータからいえば、以下の通貨ペアでレンジ相場が多く出現しています。
- 米ドル/円
- 豪ドル/円
- 豪ドル/米ドル
- NZドル/円
- NZドル/米ドル
私の経験談ですが、クロス円に限れば「豪ドル円」が一番勝ちやすいです。
特に勝ちやすかったのは、2009~20012年ごろ。
この時期の豪ドル円チャートは長期にわたるレンジ相場を形成していたため、安定して稼げました。
あと、レンジ相場ならNZドル/米ドルとかもおすすめですよ。2011年ごろからのデータを見ると、長いスパンでレンジ相場が出現しています。
レンジになりにくい通貨ペア
逆に、レンジになりにくい通貨ペアも存在します。
- トルコリラ/円
- 南アフリカランド/円
- ポンド/円
マイナーな通貨ペアはレンジ相場が少ないイメージです。急落の激しいポンド円も、レンジ相場はあまり見かけません。
全くレンジがない訳ではありませんが、豪ドル円や米ドル円と比較すれば出現しにくいと言えるでしょう。
よくある種類と注意すべきパターン
レンジにはいろいろな種類があります。
レンジの範囲内で大きく動くパターンや、レンジの幅が徐々に狭くなっていくパターンなど、FXを続けていればいろいろなレンジ相場に遭遇するもの。
そこでこの章では、私が今までに見つけた「レンジ相場の種類」についてまとめました。
よく見かけるレンジの種類
私の経験談ですが、特によく見かけるレンジの種類は下の5つです。
- 一定の値で行き来するパターン(ボックス)
- ①のボックスが傾いている状況(フラッグ)
- レンジの幅が徐々に狭くなるパターン(ペナント・ウエッジ)
- だましの入ったパターン
①ボックスと②フラッグは稼ぎやすいので、初心者でもチャレンジしてみて良いと思います。
逆に難しいのが、ブロードニング・フォーメーションという種類。上記には入っていませんが、あれは難しいです。
だましのパターンに注意
レンジの中でも面倒くさいのが、④のだましが入ったパターン。
ブレイクすると見せかけて、また元のレンジ相場に戻るパターンです。
恐らくこのパターンは、機関投資家などが意図的にだましを仕掛けて利益を得ているのかなと思います。
一般人だとそんな事はできませんが、莫大な資金力を持った機関なら一時的に相場を操作するくらいできそうですよね。
また、レンジの幅が徐々に狭くなるパターン(ペナント・ウエッジ)にも注意。
レンジの幅が徐々に狭くなるということは、その間、相場にエネルギーが溜まっているようなもの。
その結果、どちらかの方向に一気に傾くわけですが…
ここでも”だまし”が入るケースがあるんですよ。しかもこのパターンだと、見極めが難しいんです。
まとめ|レンジが多い通貨ペア
レンジ相場とは、一定の範囲内で値動きする相場のこと。
頻出する相場パターンなので、特徴とブレイクタイミングを覚えておくとトレードに役立つでしょう。
おさらい①レンジが多い通貨ペア
以下、この記事で紹介したレンジになりやすい通貨ペアのおさらいです。
- 米ドル/円
- 豪ドル/円
- 豪ドル/米ドル
- NZドル/円
- NZドル/米ドル
個人的に、レンジ相場なら豪ドル円が稼ぎやすいイメージです。
米ドル円でもレンジ相場は発生しますが、基本的に値動きが少ないので私はあまり取引しません。
クロス円以外なら、NZドル/米ドルあたりも結構わかりやすいレンジ相場が出現しています。
おさらい②レンジの種類を見極めて!
レンジ相場に突入したとき注意してほしいことがあります。
それが以下の2つ。
- ブレイクによりレンジ終了
- だましのパターン
特に「だまし」には気を付けてくださいね。
私は以前、ブレイクだと思って買い戻したら「どこぞの機関による”だまし”だった」というパターンを経験しています。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。