『悪女が恋に落ちた時』の96話のネタバレと感想です。
仲間が協力してくれたおかげでルペルシャは精霊王の召喚に成功しました。ただし精霊王は強大な存在であり、召喚はルペルシャの命と引き換えです。
果たしてダンテに攻撃は通用するのでしょうか?ストーリーの続きをまとめました。
目次
ルペルシャは精霊王を召喚し、ダンテにトドメを指す
精霊王を召喚する

精霊王の召喚。
それはダンテ・バヌスでさえ到達できない境地でした。しかしルペルシャはただの人間でありながら、その偉業を成し遂げたのです。
形勢逆転
ダンテは精霊王の登場に驚きながらも、臆することなく魔法でルペルシャを攻撃します。しかし精霊王の力は圧倒的で、彼女は指先一つでダンテの魔法を打ち払いました。
「こんな小細工で私を相手にするつもり?あなたはどうも「再教育」が必要なようね」
引用元:96話ルペルシャの台詞
そして力を振り絞り、ルペルシャは渾身の一撃を放ちます。
精霊王の力を使えば体が耐えられなくなると理解していましたが、それでも彼女は幸福でした。なぜなら自分の手で、大切な人たちの安寧を作れるからです。
もしこの瞬間の自分を写真に残したら、きっと世界で一番幸せな表情をしているでしょうね…と思おうほど、このときの彼女は多幸感で満たされていました。
ダニエル視点
ダニエルは多量の血を流しながらも、彼女がやろうとしている事に気付いて「ダメだ!」と必死で叫びます。
しかし彼は重傷のため立ち上がる事すら叶わず、ただ見ていることしか出来ませんでした。
命と引き換えに勝利するが、残された仲間は…
ダンテとルペルシャの最後
精霊王の一撃をくらったダンテは絶命し、また力を使い果たしたルペルシャもその場に倒れます。
するとそこにヘレイスが駆け付け、血まみれの彼女を抱き起しながら「今すぐ治療しないと!」と皆に呼びかけますがーーー
カインもユジンもダニエルも、誰一人として返事をしません。なぜなら治療しても無駄だと知っているからです。
そして静まり返ったバヌス邸に、ヘレイスの悲痛な叫び声が響き渡るのでした。
悪女が恋に落ちた時96話のネタバレ感想|ダンテの最後について
96話のおさらい|ダンテの最後について

ダンテは優秀な魔法使いで、世の中のあらゆる知識と権力を持っていました。しかしそんな彼でさえ、すべての魔法の根源である「精霊王」の攻撃は防げず絶命します。
なお彼はこの世を去る直前まで「私の風の花…」と呟いており、最後まで風の花に執着していたことが分かります。
『私の』と言っているあたり、完全に自分が勝利すると思っていたのでしょうね。優秀だから何もかもが自分の思い通りになると思っていたのかもしれません。
またこのシーンで、彼の顔には深いしわが刻まれていました。
彼は今まで魔法で若さを維持してきたらしく、その力が抜けたため一瞬で老いて死んでしまったようです。
傲慢すぎたラスボス
ダンテは精霊王の攻撃を受けたら自分がどうなるか理解していました。戦闘中、ご丁寧に「精霊王の攻撃を受けたら若さが維持できなくなって一瞬で老いる!」と自分で説明していましたから。
そこまで分かっているなら命乞いでもすればいいのに、ダンテはとんでもなく傲慢で最後まで改心するフリさえしませんでした。命あっての物種なのに、欲に支配されていたのでしょうね。
個人的には「命乞いすれば助かっていたかも…」という印象です。
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