漫画『悪女が恋に落ちた時』のネタバレと感想です。63話のストーリーを紹介します。
前回のラストで、アリエルは怒って会場を飛び出しました。そしてルペルシャは、ラビロフに脅されて彼女を追いかけますが…
この先、どうなるのでしょうか?ストーリーを簡潔にネタバレします。
アリエルは妬まれ、令嬢たちに因縁を付けられる
アリエルの救助に向かう

ラビロフに脅されたので、ルペルシャは仕方がなくアリエルの元へと向かいます。
原作通りならアリエルは、他の令嬢たちに失言をしてしまい酷く責められるでしょう。
そのためルペルシャは、そうなる前に彼女を適当に連れ出すことにしました。
アリエルを妬む、4人の令嬢
会場の外では、4人の令嬢たちがアリエルを責めていました。
「皇太子様は誰にでも公平に接する方なので、パートナーになったからといって有頂天になってはいけませんよ」
引用元:悪女が恋に落ちた時
令嬢たちはアリエルを妬み、言いがかりをつけます。
その現場を目撃したルペルシャは、その辺にしたらどうですか?と令嬢たちに注意し、アリエルを背に庇いますが・・・
アリエルはルペルシャを警戒し、令嬢たちは全く反省の色を見せません。それどころか令嬢たちは「皇女様は宮殿から追い出されるそうですね」とルペルシャのことまであざ笑いました。
彼女たちがあまりに失礼なので、ルペルシャは呆れます。しかし彼女たちのセリフはどれも原作と同じ。マニュアル通りに動くエキストラたちなので、腹も立ちません。
なのでルペルシャは令嬢たちの言葉をサラリと聞き流し、戸惑うアリエルを連れてさっさとその場を立ち去ります。
令嬢たちはえっ…?と狼狽えるも、ルペルシャは振り返りもしませんでした。
アリエルを救出した後
「緊張しないでください。怖かったでしょう?」
避難した後、ルペルシャはアリエルに微笑みかけますが・・・
アリエルは震えていて、お礼も言わずに泣きながら走り去ってしまいます。
残されたルペルシャは、口をぽかんと開けて頭に疑問符を浮かべるのでした。


自分の思い通りにならず、アリエルは泣きじゃくる
城の庭園で泣きじゃくる
城の庭園で、アリエルはしゃがみ込んで一人で泣いていました。
「怖かった。悪女皇女、絶対に関わりたくなかったのに…私が泣いたら、全部解決するんだから!誰か助けてなんて言ったの?」
引用元:悪女が恋に落ちた時
それにアリエルは惨めだったのです。なにせパーティー中、みんなルペルシャばかり見ていましたから。
するとそこに、心配したラビロフが迎えに来ます。
そこでアリエルは『妖精さんなら私の気持ちをわかってくれるはず!』と考え、みんなに無視されて悲しいの…と彼にすがりました。


するとその時、酷く恐ろしい声が聞こえます。
「誰がお前を無視したんだ?詳しく言ってみろ」
アリエルが顔を上げると、目の前には静かに怒るラビロフがいました。
ただ慰めて欲しかっただけなのに、予想とは違う反応をされて戸惑うアリエル。そして少し悩んでから、事実とは違うことを話しました。
「ルペルシャ皇女殿下が私を無視したの」
もちろんルペルシャは無視などしていません。しかしアリエルは、彼女のせいで自分が傷ついたのは事実だから…と考えて嘘をつきました。
どうせ悪女だから、これくらいの悪口は言ってもいいと思ったのです。
が、しかし。
その言葉を聞いたラビロフは戸惑います。そして困った顔をしながら、誤解があったのだろうと彼女を宥めました。
アリエルは皇女に責任転嫁をする
ラビロフが自分の話を信じてくれないので、アリエルはますます不機嫌になります。
そして彼女は涙をこぼしながら傍に生えていたバラをいじりますが、その時、手にトゲが刺さってしまいます。するとラビロフはひどく配しーーー
次の瞬間。彼は剣を抜いてそのバラを一刀両断しました。
『悪女が恋に落ちた時』63話のネタバレと感想
補足|4人の令嬢は、本来なら破滅していた

アリエルに絡んだ4人の令嬢たちは、本来ならラビロフに報復される運命でした。
小説どおりにストーリーが進めば、アリエルは泣きながら会場を飛び出したためラビロフが激怒し、彼女たちは家門ごと滅ぼされていたのです。
けれどルペルシャが介入したことで運命は変わり、4人の令嬢たちは破滅ルートを回避しました。
感想|幼稚すぎるアリエル
今回の話で、アリエルの性格がはっきりわかりましたね。元々幼い性格というイメージはありましたが、予想以上に幼稚な子でした。
助けてもらったのにお礼を言わない。自分が注目されないと駄々をこねる。泣けば解決すると思っている。そして挙句の果てに、嘘をついて自分を正当化する。
あまりにワガママすぎます。これじゃ幼稚園児ですよ。
こういう性格の子には関わらないのが一番ですが、ルペルシャの立場上、完全に距離を置くのは難しいでしょうね。この先、アリエルが嫉妬して逆恨みしなければいいのですが・・・