『悪女が恋に落ちた時』のネタバレ感想です。60話のストーリーを紹介します。
前回ルペルシャは、ジェイン姉弟のために童話を書いてあげました。するとその本は瞬く間に有名になり、ついにこの世界ーー原作のストーリーにまで影響を及ぼします。
ストーリーを簡潔にネタバレするので、続きを見てみましょう。
目次
ルペルシャの童話が及ぼした影響
童話作家・エミール

ラビロフの執務室にて。部屋の主に呼び出されたルペルシャは、アリエルから送られた手紙を読んで青い顔をしました。
”私は今首都に向かっているの。どうして日程が早まったのか知りたい?それはね、童話作家・エミルに会うためよ”
どうやらアリエルは、エミル…もといルペルシャの童話にすっかりハマったようです。
一方でラビロフは、けしからんと怒りに燃えています。目の前にいる妹こそが件の童話作家だとも知らずに。
そんな状況に耐えられなかったのか、ルペルシャはラビロフの前で吐血してしまいます。
すると彼は驚いて立ち上がり、すぐに医師を呼ぶよう使用人に命じました。
・・・
その後、ラビロフは皇帝の元を訪れます。
そして皇帝からルペルシャの病が”ラファエリス”だと聞くと、彼は後ろで組んでいた手首をぎゅっと握りしめました。


図書商会での商談
その日、ルペルシャはダニエルと一緒に図書商会を訪れます。そして客間に入ると、商会主と2人きりで本の出版に関する話をしました(なおダニエルは護衛なので部屋の外で待機)
そして商談が終わると、商会主は揉み手をしながら「2巻はいつごろ出るのでしょうか?」と尋ねます。
その問いに、彼女は困り顔をしました。そもそもあの本は有名な童話をいくつか混ぜただけなので、2巻を出す予定はありません。
しかし商会主が「多くの人が待っていますよ!」と催促するので、ルペルシャは曖昧な返事をしますが・・・この時、ふと気づきました。
(最初から悪女扱いされなかったのは初めてね)
そのためポツリと、もしかして噂を知らないのですか?と尋ねます。すると商会主は、そうではありませんと言って照れながら笑いました。
実を言うと、商会主は作家・エミルのファンだったのです。
その言葉にルペルシャは嬉しくなり、笑顔を見せます。そして「2巻は余裕がある時にゆっくり書きます」と言って客間を出て行きました。


ラビロフは再び、ルペルシャに助言を求める
ラビロフからの呼び出し
ルペルシャは再びラビロフに呼ばれて訪問すると、彼は深刻な顔をしていました。もうすぐアリエルが来るので緊張しているようです。
彼女はその様子をかわいいな…と思いながら椅子に座ると、彼は「エミルの正体は妹だと聞いた」と話を切り出しました。


その言葉に、ぎくりとするルペルシャ。なおアリエルからの手紙を見せてもらったところ、予想以上に童話にハマっているようです。
またラビロフによれば、今日アリエルと会う約束をしたものの、どう接すれば良いのかわからないそう。
そこでルペルシャは以下の助言をしました。
- まだ午前中なので、アリエルが来たらあちこち連れて行ってデートをする
- 一緒にエミルを探しに行こう!という感じで誘ってみる
- 本を読んで関心があるフリをするのもいい
提案を聞いいたラビロフは、頬を染めながらもやってみると言いました。
ユジンたちとの再会
ラビロフを激励してから、退出したルペルシャ。
そして廊下に出ると、護衛のダニエル以外にユジン・カイン・ヘレイスもいたので、ルペルシャは感極まって喜びました。彼らは城外調査をしていたため、久しぶりに再会できたのです。
しかしこの時、ダニエルは”あるもの”を見てはっとします。彼の視線の先には、ピンクのドレスを着て愛らしく微笑む少女ーーーアリエルがいたのです。
『悪女が恋に落ちた時』60話のネタバレと感想
60話の感想|もう隠居する必要はないのでは?

ルペルシャが童話を書いた結果、いろいろな変化が起こりましたね。
まず原作のヒロインであるアリエルが、童話を読んで”エミール”のファンになります。
そして予定よりも早く首都を訪れたため、ストーリーに少なからず変化が現れるでしょう。
個人的には、この時点でルペルシャの死亡フラグは消滅したんじゃないかなと思います。
だって彼女が倒れたら、ファンであるアリエルが悲しむでしょうから。つまりラビロフは、もうルペルシャに手を出せません。というか大分前から、彼はルペルシャに好意的ですから。
正直な話、もう国を出て隠居する必要はないと思うんですよ。
さらに図書商会主もエミールのファンで、初対面から好意的でした。ラビロフたちがあれだけ悪評を消そうと躍起になっていたのに、結局はルペルシャの行動により周囲からの評価が変化したのです。