『悪女が恋に落ちた時』54~55話のネタバレと感想!ダニエルとの舞踏会

悪女が恋に落ちた時ネタバレ

悪女が恋に落ちた時』のネタバレ感想です。54話~55話までのストーリーをまとめて紹介します。

ダニエルと一緒に、舞踏会に参加したルペルシャ。しかし前回のラストでは、嫌がる女性を助けるため男との間に割って入りました。

今後の展開はわかりきっていますが、ストーリーを詳しく見てみましょう!以下ネタバレです。

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54話ネタバレ|舞踏会とダニエルの告白

ルペルシャは女性を救助する

悪女が恋に落ちた時ネタバレ

ルペルシャが睨むと、男は「俺はバルシアンの第5王子だぞ!」と反論します。そこは女性の地位が低い国なので、彼は皇女相手にこれほど無礼な態度を取っているようです。

「令嬢はこちらへ」

男に呆れながらも、手を差し出すルペルシャ。すると被害者の少女(ピンク色の髪のかわいい子)が泣きながら胸に飛び込んできます。

そして震える少女を抱き締めながらゼンを召還し、罰として男に”悪夢”を見せました。

・・・

泣き止んだ少女は、キラキラした瞳でルペルシャを見つめます。というのも自分を助けたのが皇女であり、今年のベアトリスだと気づいたのです。

彼女の反応にルペルシャは少し照れながらも、そのことは私たちだけの秘密にしてほしい…と言い聞かせます。すると少女は嬉しそうに返事をしました。

ひよこ
ルペルシャのファンが増えたね。
白うさ
この少女はファンというか、信者になりそうな気がする。

舞踏会でダンスを踊る

会場に戻ると、すでにダニエルが戻っていました。彼は何があったのか察しており、少し怒っている様子。そして意味ありげに目を細めるとーー

すっと手を差し出し、ルペルシャをダンスに誘いました。

・・・

少しばかり強引なエスコートを受け、ルペルシャはダニエルと共にダンスを踊ります。

「今日のあなたは悪魔みたいに素敵」と照れながらも、楽しげな表情のルペルシャ。

そして美しい2人の姿に、周囲の人々は見惚れていました。

ダニエルの身の上話

舞踏会を抜け出して、宮廷の庭園を訪れる2人。色鮮やかな花に囲まれたその場所で、ダニエルは身の上話をはじめます。

「悪魔は心が無いから、人の心を欲しがる。そして精霊と人間のハーフは、悪魔的な力と性質を持ちます。 彼らは契約者の涙を飲んで、その対価として小さな願いを叶えるのです。感情のこもった涙は、ハーフにとって大きな力となるから。それこそが、私の王国が滅んだ理由でした」

そしてダニエルによれば、彼は唯一のハーフらしいのです。

白うさ
待って、急に話が難しい。
ひよこ
とりあえず彼は、悪魔の能力を持っている唯一のハーフなんだよ。

なぜ急にこのような話をしたのか。ルペルシャが尋ねれば、彼は「あなたを傷つけたくないから」と答えます。

つまりダニエルは、いつか自分がルペルシャを苦しめると思っているのです。

いたって真剣に話す彼。しかし彼女は、怯えもせず笑って言いました。

「私の涙ならいくらでもあげますよ。その代わり、私と友達になってください」

55話ネタバレ|ハーフと契約する意味

ダニエルは「自分に近づくな」と忠告するが…

ダニエルは自嘲めいた笑みを浮かべて「ハーフに心を許してはいけません」と忠告します。

彼は自身を悪い人だと言いながらも、同時にルペルシャを苦しめたくないと矛盾した思いを抱えているのです。

またこの時、彼は”元々の目的”についても打ち明けます。

ダニエルは予言で「ヘレイスは誰かを愛したら死ぬ」と知っていたので心配するものの、元凶のルペルシャをいざ始末しよう近づけば、逆にこの人の涙は見たくないと思ってしまったのです。

それを聞いた彼女は、クスクスと笑います。ヘレイスは泣き顔を見るのが好きなのに、ダニエルは泣かせるのが嫌だと真逆のことを言うので、何だか可笑しかったのです。

そしてルペルシャは「ヘレイスにはあなたがいるから大丈夫ですよ。それに私もいるでしょう」と彼を励ましました。

ダニエルの結論

改めて、自分に何を望んでいるのかと尋ねるルペルシャ。すると彼は、ただ気を付けて欲しいだけだと言って、逆にルペルシャの望みを聞こうとしますが…

その時、2人の間に青白い光が現れて精霊の”ゼン”が姿を現します。契約者を危険にさらすハーフと契約なんてさせるものか!と、ゼンはダニエルを威嚇しました。

ひよこ
ゼンは主人の危険を察して、強引に出てきたんだね。
白うさ
精霊としては超優秀。ただルペルシャ的には困るね。

ひどい言い様ですが、ダニエルは否定しません。むしろゼンの言葉は正しいと肯定し、さらに悪魔を信じるなと忠告しますが…

ルペルシャは「あなたが悪魔でも関係ありません」と言い、ダニエルとの契約を望みます。

私に会いに来てほしい。友達が嫌なら、涙と引き換えに花を一輪ください…と告げ、頬を染めて笑うのです。

彼女がそんな様子だから、彼は目元を覆いました。あなたは何も分かっていない…と言うその表情は、どこか物悲しく見えます。

そしていつの間にか近くに来たダニエルは、彼女の耳元で囁きました。

「次に会ったら、あなたを葬ります」と。

思いは止まらない

翌朝。

自室のベッドで目覚めたルペルシャは、ベッドに寝ころんで悩みました。

吐血のこと、本物のルペルシャのこと、そしてダニエルのこと。悩みが多すぎて、どう対処すべきかわかりません。

おまけにルペルシャは、自分が嫌というほどダニエルに惹かれていることも自覚していました。

あんな言葉を言われた今も、不思議と怖くないのです。

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『悪女が恋に落ちた時』今回の感想

54話の感想|悪魔的な特徴って何ぞや?

ネタバレ感想

今回はダニエルの身の上話がメインでした。

彼によれば、精霊とのハーフは”悪魔の力と特徴”を持っているそう。そして契約者の涙と引き換えに、相手の願いを叶えてあげるのだとか。

彼の口ぶりだと、涙を差し出した人間はどうにかなってしまう様ですが…

抽象的すぎて、謎な部分が多いです。

結局のところ、なぜ彼の国が滅んだのかもわからず仕舞い。”感情のこもった涙”が原因で国が滅びるとは、どういう事なのでしょうか。

またダニエルは”悪魔の特徴”を持ち合わせているとの事ですが、それは自分に心がないと言いたいのでしょうか。

だとしたら、この人はものすごく寂しい人ですね。ルペルシャ、早く救済してあげて!

55話の感想|苦労性のダニエル

最初はギャグ漫画だったのに、だんだんシリアスな少女漫画になってきましたね。

闇を抱えるヒーローと無防備ヒロインによる、王道展開みたいなストーリーになりつつあります。よくある「くっ、俺に近づくな!」的なアレです。管理人のようなオタクが好きな展開ですね。

そして55話を見た限りでは、ダニエルはかなり複雑な心境でしょう。あれだけハーフと契約するなと忠告しているのに、当事者のルペルシャが無自覚。

そして困り果てた結果、もう突き放すしかないと思い「次に会ったら(以下略)」という言葉が出たのでしょう。

セリフは物騒ですが、あれはダニエルの優しさですよ。だから、もし次に会ったとしてもルペルシャに危害を加えることはないと思っています。

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