『悪女が恋に落ちた時』のネタバレ感想です。30話~31話までのストーリーをまとめて紹介します。
ルペルシャが買い物を楽しんでいると、そこにヘレイスが現れます。彼はルペルシャを大層気に入り、直接会いに来たのですが…
今後、彼との関係はどうなるのでしょうか?感想を交えながら紹介していきます。
目次
30話ネタバレ
ヘレイスの再訪

突然現れたヘレイスに、警戒するユジンとカイン。
しかしルペルシャは笑顔で、彼の来訪を喜びました。しかも「天使」と呼んで駆け寄るものだから、護衛2人は呆気に取られます。
ヘレイスはどうやらルペルシャに会いに来たらしく、一緒に遊ぼうと誘いました。
が、しかし。
ユジンとカインは当然ながら警戒し、彼を睨んでいます。明らかに険悪なムードで、立ち去れと言わんばり。


4人は洋服店で買い物をする
ルペルシャは3人を宥めるため、3人で一緒に買い物に行こうと提案しました。
そして洋服店に入り、それぞれ欲しい服を選んだのですが…
ヘレイスが選んだのは、悪趣味でド派手な緑色のマント(しかもドクロマーク付き)
あまりのセンスの悪さに、ルペルシャは愕然とします。流石にこのまま外には出せないので、慌てて他の服を見繕いました。早くあのマントを脱いで!と、必死に願いながら。
そしてルペルシャの努力により、ヘレイスは黒のマントと白い服に着替えます。その姿はまるで王子様のようで、彼によく似合っていました。
それこそ、ルペルシャがあまりの美しさに拝むほど。
もちろん彼女はその服を購入し、ユジンとカインにも服を見繕います。更にそれだけでは留まらず、同行していたメイドにも洋服をプレゼントしました。
洋服店を出た後も、ルペルシャは散財を続けます。
あちこちを楽しそうに見て回り、ユジンやカインにもたくさん贈り物をするのですが…
その様子を見て、ヘレイスは尋ねました。なぜ自分のものは買わないのかと。


ヘレイスの質問に、ルペルシャはキョトンとします。というのも彼女は、自分を着飾るつもりなど毛頭ないのです。
そのため「あなたたちの分があれば十分です」と答えました。
その答えに、ユジンとカインは困惑顔。一方へレイスは、へえ…と返事をして先を歩いてきました。
イビエン令嬢
そのころ街中では、掲示板の前に人だかりが出来ていました。というのも、皇宮で仕事を募集するという広告が貼られていたのです。
するとそこに、長いグレーの髪を束ねた女性が現れます。彼女は広告を見ようと近づくも、人だかりに押されて転び、さらに男にスカートを踏みつけられる始末ですが…
何を隠そう、彼女こそがイビエン令嬢。
ルペルシャが会いたいと願うサブキャラの1人です。
31話ネタバレ
原作におけるイビエン令嬢の人生
イビエンは幼いころから経営に関心がありました。
後継者である弟が生まれてからは学問の道を閉ざされましたが、それでも彼女は諦めず、弟の勉強を助けるフリをして経営の学習を続けたのです。
しかし両親はそれをよく思わず、彼女を婚約させようとします。
するとイビエンは家出をして、知人の家を転々とし、その後は皇宮のメイドになりました。そして、しばらくの間は下働きをしますが…
ある日、彼女にチャンスが訪れました。
イビエンの経理能力の高さは、偶然にも皇太子の目に留まったのです。そして彼女は皇太子の秘書に抜擢され、自身の能力を認めてくれた皇太子に恋をしました。
しかしイビエンの恋は実りません。
皇太子がアリエルと結婚した後、彼女はすべてを捨てて田舎暮らしを選んだのです。


イビエン令嬢の救済計画を立てる
原作での”イビエン令嬢”について思い出し、ルペルシャはため息をつきました。なぜなら彼女は才能があり、引退するには惜しい人だから。
そのためルペルシャは、イビエンの夢を手助けしたいと考えます。
時系列的に、現在イビエンは友人の家を転々としているはず。そこでルペルシャは数日前に求人広告を出し、経営者を募集したのです。
なにせ彼女は、原作で秘書になるほど能力のある人物。なので彼女に経営を任せれば、必ずや利益を出してくれるはず。
さらにその利益があれば、メイドたちの老後資金も賄えるでしょう。
ヘレイスVSカイン
ルペルシャが窓際に立ち、今後の計画を練っている時。またもやヘレイスが侵入し、ベランダに降り立ちました。
ルペルシャは笑顔で彼を歓迎しますが…
一方でヘレイスは、不満そうな顔。彼は泣き顔が好きなので、ルペルシャが笑顔だと不服なのです。
すると偶然カインも入室し、室内は険悪なムードになります。
ヘレイスは敬語も使わずルペルシャに話しかけるので、カインからすれば無礼な不法侵入者。それを抜きにしても、彼は危険な存在なのです。


ヘレイスを追い出すため、カインは魔法で攻撃します。
しかしヘレイスはその攻撃を全て避けると「邪魔者がいないときにまた来る」と言って立ち去りました。
『悪女が恋に落ちた時』30~31話までの感想

主人公はもしかして、闇が深いのでしょうか?
30話にてルペルシャは散財したものの、自分のものを一切購入していません。人に与えてばかりです。ヘレイスがそれを指摘しますが、彼女は「皆の分があれば十分だ」と笑いました。
この反応、何だか違和感がありますね。久しぶりの買い物なのに、自分のものを何一つ購入しないって…
自分に対する興味が低すぎます。
いくら推しのコーディネートが楽しいと言っても、普通は少しくらい自分のものを買うはず。ましてや今は”ルペルシャ皇女”という超美人に転生したので、着飾る楽しみもあるでしょう。
でも今回、それが無かったんですよ。
そう考えると主人公は、自分自身への興味が全くないのか、もしくは自己評価が低いのかもしれません。
おまけに主人公がこんな調子だから、周囲も心配します。傍から見れば、この状況は「老い先短いから自分の分は買わない」と見えるでしょう。
ユジンとカインにとっては胃痛案件ですね。