『悪女が恋に落ちた時』のネタバレ感想です。24話~25話までのストーリーをまとめて紹介します。
平民に変装し、城下町に降り立ったルペルシャご一行。サロンの売却手続きは問題なく進み、次は酒場へとやって来ました。
今後ルペルシャは、イビエン令嬢と会えるのでしょうか?感想を交えながら、ストーリーを紹介していきます。
24話ネタバレ
護衛2人の懸念
ルペルシャは目を輝かせながら、カウンターで一番人気の”月光酒”を注文します。護衛2人は席に座りながら、その様子を眺めますが…
カインは不安そうに、彼女の正体がバレるのではと呟きます。
その問いにユジンは、今まで外出できなかったから嬉しいのだろうと答えました。ルペルシャを見つめるその顔は、どこか寂し気です。さらに彼は、ルペルシャの吐血量が多いことも指摘しました。
深刻な表情で、ルペルシャの先行きを心配する2人。
しかし当の本人は、月光酒を前にして満面の笑顔。ニコニコしながら、酒を運ぶのを手伝ってほしいと2人を呼びました。
ユジン&カインとの親密度がUP!
テーブルに戻った3人は、仲良く酒を飲みます。
その際にユジンは、少し照れながら「ファーストネームで呼んでほしい」と告げました。
今までルペルシャは、彼のことを”ボルタン卿”と呼んでいました。しかし今後は”ユジン”と呼べるのです。またこの時、カインも頬を染めながら「名前で呼んで欲しい」と言います。
その言葉に、ルペルシャは涙目。大好きなイケメン2人と親密になれて、感動したのですが…
男2人は、この反応を見て誤解します。今まで友達を作れなかったのだろうと同情しました。
酒場で聞いた、残酷な噂話
するとその時。
近くのテーブルから、ルペルシャの悪口が聞こえます。若い男2人が「極悪皇女が亡くなるらしい」「それは喜ばしいことだ」と噂をしていたのです。
その残酷な言葉に、呆然とするルペルシャ。大好きな”お姉さま”を侮辱され、ひどく傷つきますが…
そんな時。
カインが彼女の目の前に跪き、自らの手でルペルシャの耳を覆いました。悪口が聞こえないように、気遣ってくれたのです。
なおユジンはその隙に、噂をしていた男たちを締め上げました。
情報ギルド長・へレイスの登場
ルペルシャ一行が酒場を出るとき。その様子を、情報ギルド長のへレイスがこっそり見ていました。
へレイスは短い金髪と緑の瞳をもった、やんちゃそうな少年。彼は気丈なルペルシャを見て、泣かせてみたいと興味を持ったのです。
そんな彼に話しかけるのは、黒フードの男。へレイスはその男を見るなり不機嫌になり、俺の縄張りに入るなと忠告しました。
帰り道、ユジンは「なぜ怒らないのか」と質問する
酒場を出た後、ユジンはルペルシャのことを心配します。なので彼女は、2人がいるから大丈夫だと答えました。
しかしその後、ユジンは一言も発しません。そのためルペルシャは失言したのかと焦り、彼になぜ喋らないのかと質問します。
すると彼は、困惑しながら「なぜ怒らなかったのですか?」と聞き返しました。
25話ネタバレ
酔ったユジンは、本音を打ち明ける
酒場で男たちに侮辱された時、なぜ怒らなかったのか。その問いにルペルシャは「大した事ではないから」と答えました。
そもそも原作の彼女は、真の悪女でした。だから悪評を聞いたとき、不快でしたが腹は立たなかったのです。
悪評を否定すれば、ルペルシャの人生を否定することになりますから。
それに、どう頑張っても噂をなくすのは不可能。彼らは今後も、ルペルシャを悪く言うでしょう。だから彼女は微笑んで、平気だと告げますが…
するとユジンは、困った表情になります。彼は顔を覆いながら、大丈夫なワケがないと反論しました。
なぜ陰湿な嫌がらせに慣れているのか。なぜ自らを過酷な状況に置くのか。ユジンは嘆くように言葉を紡ぎます。
ユジンは思わず、ルペルシャを抱きしめた
ユジンと話がかみ合わず、困り果てたルペルシャ。すると急に、彼にぎゅっと抱きしめられました。
ルペルシャは突然のことに赤面し、内心で悲鳴をあげます。さらにこの時、脳内ではバラが咲いて夢見心地でした。イケメンからの抱擁はご褒美ですから。
一方ユジンは、切なげな表情。分不相応な話をして申し訳ないと謝罪します。
しかしルペルシャは、彼のことを部不相応だなんて思っていません。ニコリと笑いながら、彼を宥めますが…
運が良いのか、悪いのか。ユジンの上着をがっちり掴んでしまい、彼のたくましい胸元が露わになります。そのことに罪悪感を感じたルペルシャは、気絶するフリをして誤魔化しました。
帰り道、何者かに奇襲される
気絶(ただし演技)したルペルシャを、横抱きにするユジン。カインは少し離れた位置から、複雑な表情で2人を見ていました。
すると、その時。
弾丸のような石が飛んできます。石はオーラを纏い、明らかにルペルシャを狙ったもの。
しかし直撃する前に、カインが剣を抜いてその石を叩き落としました。
ユジンとカインは険しい表情になり、ルペルシャを連れて早々に場を立ち去ります。
へレイスはその様子を、建物の影からこっそり見ていました。先ほどの石を投げたのも、実は彼の仕業です。
そして彼は淡々とした表情で「障害が多い方が燃えるけどな」と呟きました。
『悪女が恋に落ちた時』24~25話の感想
24話感想
ルペルシャたちは、随分と親密になりましたね。護衛2人をファーストネームで呼び、彼らもお忍び中は”リシャ”と愛称で呼んでくれます。
ユジンに至っては、かなり過保護。ルペルシャの身なりを気にしたり、不快な思いをしていないか気遣ったり…
その姿はまさにセコム。”世話焼き”という言葉が似あう男です。また、ルペルシャを傷つける者がいれば即座にシバいてくれます。
一方カインは、シャイなので照れたり遠慮したりする事が多め。しかし彼もまた騎士なので、ルペルシャを気遣うシーンが増えました。
セコムが2人もいるので、ルペルシャは安心して散策できますね!
考察|情報ギルド長・へレイスについて
24~25話にかけて、新キャラが登場しましたね。
情報ギルド長・へレイスは、金髪&緑の目をした少年。言わずもがなイケメンで、やんちゃそうな印象。ジョ〇ョに登場しそうな外見のキャラクターです。
そして彼のセリフを聞く限り、一癖ある性格のよう。なにせ彼はルペルシャの笑顔を見て、泣かせたいと思うような男性ですから。
ヤバイ子ですね。
なお原作小説でも、彼はヒロインを泣かせたくて付き纏っていた様子。という事はルペルシャも今後、へレイスに狙われるのでしょうか?
その場合、原作を知るルペルシャがどう対応するのか見物ですね。