漫画『義家族に執着されています』の93話のネタバレと感想です。
2つの呪術は相殺する。この仕組みに気付いたペレシャティは、例の”足かせ”を使ってフィニアスの発作を鎮めました。そして彼は生き永らえるも、ミアは納得がいかないらしくペレシャティに文句を言い続けます。
しかしその時、怒った表情フィニアスが仲裁に入りました。
ミアの無礼な態度に、フィニアスが激怒する
ミアは大目玉を食らう
フィニアスは病み上がりながらも、厳しくミアを叱ります。ペレシャティ様はラピレオン家の恩人なのに、なんて口を聞くんだ。すぐに謝罪しなさいと。
するとミアは謝罪するも納得がいかないらしく、自分は医者として事実を言っただけだと開き直りますがーーー直後、フィニアスの顔を見て黙り込みました。
ミアの過失
フィニアスは淡々と、しかし明らかに怒った表情でミアの過ちを指摘します。
ミアの主張には私情が混ざっており、また幼いアイレットにまで嫉妬(※補足参照)するあたり思慮分別がないと言えます。
さらに彼女は医者なのに白衣をきちんと着用しないので、彼はそのことも厳重注意しました。
呪術について判明したこと
その後ペレシャティとフィニアスは、2人きりで“呪い”について現状を整理します。
- ドドレアの足枷もラピレオンの呪いも”黒魔法”の一種である
- 2つ以上の黒魔法(=呪術)は相殺される
なお彼は、ラピレオンの呪いを一番よく知っているのはドドレア皇女かもしれないと推測します。あれほど若い女性にそんな知識があるというのは驚きですが、彼は調査を進めるため首都に戻ると言います。
フィニアスは病み上がりなのでペレシャティは止めますが、彼は解決の糸口を探るためすぐに動きたいそう。それに例の足枷を複数入手できれば、発作の時期でも安全になると考えたのです。
ストーリー補足|ミアは子供にまで嫉妬していた
異臭事件の真相
93話の冒頭で判明しましたが、ミアは子供のアイレットにまで嫉妬していたそう。傍系であるアイレットが直系の養子になったのが悔しかったのだとか。よくある”恵まれた者への嫉妬”が原因ですね。
そしてミアはあろうことが、89話で自分の失敗をアイレットになすりつけました。あの異臭事件の時ですね。
アイレット視点だと、自分は悪くないのに一方的に怒鳴られた状況。だからあの時、彼女は怯えていたのでしょう。様子が妙だなとは思っていましたが、そういう事情があったんですね……
義家族に執着されています・93話のネタバレ感想
93話ネタバレ感想|ミアが社会人として未熟だった
ミアはもっと賢い女性だと思っていましたが、意外と感情的ですね。嫉妬する気持ちはわかるけど、あの態度は良くありません。
見たところ、自分の立場について理解のうすい人という印象。賢いけれど社会的なマナーが身に付いていないというか……
身内のフィニアスを助けてもらったのだから、ミアも傍系として誠意を見せるべきでした。ちゃんとペレシャティに感謝して、敬意を払うのがマナーです。彼女を部外者扱いするなら尚更でしょう。
内面でどう思っていてもいいから、大人としてもラピレオン家の人間としても敬意を見せるのが正しい在り方です。
でもミアはそれが出来ない人のようです。最初にお話しした通り、頭は良いけれど自分がどう振る舞うべきか理解できていない。早い話が、社会人としてなっていない。
そういう幼さがあるから服装も医者にふさわしい恰好ではなく、それをフィニアスに指摘されたのかも。 今思えば、初登場シーンでテルデオに抱き着いたのもペレシャティへの当てつけに感じますね。
今回のアイレット
93話に少しだけアイレットの登場シーンがありました。養父のフィニアスを心配して「今日は痛くない?」と話しかけるシーンです。この子は可愛いですね。
ちなみにこの時、フィニアスは慣れた手つきでアイレットの頭をなでていました。何だかんだ言って子供が可愛いのでしょうね。わかります。
いつも楽しみに読ませていただいております。今週もありがとうございますm(_ _)m
いつもわかりやすくまとめてくださっていて更新を心待ちにしています。とてもありがたいです。
某snsでこの先の絵だけのネタバレを少し見てしまったので早く内容が知りたくてうずうずしています笑