漫画『義家族に執着されています』の82話のネタバレと感想です。
狩り大会の最中ペレシャティに毒を盛られたため、テルデオは激怒します。実行犯である侍従は牢に閉じ込め、さらに今回テルデオは皇帝を問い詰めに行きます。
果たしてこの混乱は収まるのでしょうか?ストーリーの続きを読んでみましょう。
テルデオ視点|怒りは収まらず、皇帝に責任を問う
どう責任を取る気だ?
激怒したテルデオは、皇帝に直訴しに行きます。
しかし皇帝は「これは不運な事故だった」と言って、皇室側に責任はないと言い張ります。どうやら皇帝もこんな事になるとは思っておらず、頭を抱えているようですがーーー
その言葉は、テルデオの怒りに火を注ぎました。
テルデオの脅し
テルデオは冷たい目をしながら、皇帝に言います。
「今回の狩り大会の責任者が、専門家ではない第3皇子と第4皇女だという事実を貴族たちが知ったらどう思うでしょうね?」と。
素人に管理を任せ、その結果事故が起きた。それを知ったら負傷した貴族たちは確実に怒るでしょう。
すると皇帝はいよいよ焦り、また内心ではテルデオのことを生意気な奴め…と思うのでした。
ペレシャティ視点|テルデオから事件の真相を聞く
強制的に休養を取らされる
ペレシャティはその頃、自室で強制的に休養を取らされていました。みんなに休めと言われ、外出すらできないのです。そのためテルデオが今どうしているのか分からず、不安に過ごしていました。
テルデオから事件の真相を聞く
するとその日の夜、テルデオが帰ってきて事情を話してくれます。
ペレシャティが倒れたのは案の定『ラピレオン家の血』が原因であり、ドドレア皇女は従者を通じて薬に血を混入させたそう。
しかしドドレアがなぜ回収したはずの血を持っていたのか、肝心な部分は謎のまま。
さらにテルデオは、ペレシャティが怪我をした件について自責の念に駆られているようです。彼女はそんな事はないと否定するも、彼は項垂れたままでした。
すれ違う夫婦
なおテルデオの提案により、ペレシャティは安全のために『大空城』に避難することになります。
とはいえ仕事があるので、彼女は叔父と一緒にそれを片付けてから引っ越しすると言います。また彼に気を遣わせたくないので、聞かれても仕事の詳細は伏せますがーーー
その瞬間、彼は「私たちは夫婦だろう!」と声を荒げます。そして矢継ぎ早に、なぜ直接相談してくれないんだ?いずれ離婚する関係だからか?と彼女を責め立てます。
するとペレシャティが「私はただ、あなたが心配で」と呟いたので、その悲しそうな顔を見たテルデオは、ようやく我に返るのでした。
義家族に執着されています|82話のネタバレと感想
82話のおさらいとネタバレ感想
テルデオは今、精神的な余裕がありません。傍から見れば彼に非はありませんが、やはり本人は「自分のせいでペレシャティが怪我をした」と思っているようです。
もともと責任感が強く、とりわけペレシャティに関しては過保護な人なので、自責の念に駆られるのは自然なことでしょう。彼はそういう人ですから。
もう本当に余裕がないのです。そして人間はこういう時に限って、ネガティブな思考に支配されやすくなるもの。その結果、テルデオはペレシャティの些細な一言に腹を立てます。
なぜ事業のことを相談してくれないんだ?契約結婚だからか?それともラピレオン家がずっと迷惑をかけ続けたからか?
彼はそんな風に考えて、あろうことかペレシャティ相手に声を荒げてしまいます。
そして最後のシーンでテルデオは、彼女を悲しませてしまったことに酷く後悔していました。それこそ『やってしまった』という顔をしていて、胸が痛くなるシーンでした。