漫画『義家族に執着されています』の8話のネタバレと感想です。
前回はシーフが大公邸に押し掛けてきたりセルフィウスが自室に引きこもったりと大変でしたね。さらに夫婦らしく振る舞うため、ペレシャティはテルデオと同じ部屋で夜を過ごしますがーーー
あの後どうなったのでしょうか?以下にストーリーの続きをまとめました。
ペレシャティは前世を思い出し、悪夢にうなされる
ペレシャティの見た悪夢
ペレシャティは悪夢にうなされていました。義理の家族とシーフに騙され命を落とした、あの悲惨な最後を夢に見てしまったのです。
しかしテルデオが何度も呼びかけてくれたおかげで、彼女は悪夢から目覚めます。そして恐怖で体を震わせていると、心配した彼が慰めるように体を寄せてくれました。
・・・
ペレシャティがようやく落ち着きを取り戻した時。
そこにテルデオの補佐官であるバッハ・モルトン子爵ーー凛々しい顔立ちの中年男性ーーが飛び込んできます。
「私がいない間に問題を起こしましたね!」
彼はそう怒鳴りちらすも、目の前の光景を見て固まります。ペレシャティとテルデオが、ベッドの上で親しげに寄り添っているのだから無理もありません。
そしてモルトンはそっと扉を閉じると、何事もなかったかのように部屋を後にしました。
朝食中、テルデオはセルフィウスへの処遇を言い渡す
朝食中にひと悶着起こる
その後ペレシャティたちは朝食を取りますが、食卓ではテルデオがモルトンに怒られていました。というのも勝手に結婚式を挙げたため叱られているのです(といってもテルデオは全く動じませんが)
そしてこの時、テルデオは「セルフィウスを別邸に戻らせるから馬車を用意しろ」とモルトン子爵に命令します。
すると席についていたセルフィウスは酷く狼狽して、もう昨日のような間違いを起こさないから屋敷に置いて欲しいと言いますがーーー
テルデオはその願いを却下します。
もしセルフィウスが昨日怪我でもしていたら、血が毒になるという家門の秘密がバレていたかもしれないのです。だからこそテルデオは、本当に反省しているならば帰れと言い放ちます。
その言葉は、テルデオが甥を嫌っていると思わせるには十分でした。
そのせいかセルフィウスは俯いたまま「こんな風に捨てるなら、なぜ養子にしたのですか?」と言って席を立ち、食卓を去って行くのでした。
セルフィウスが嫌いなの?
朝食後、ペレシャティはモルトンに屋敷の案内をしてもらいます。
先ほどは怒っていたものの、彼は人当たりの良い性格でにこやかな笑顔を浮かべています。そのことに安堵したペレシャティは、気になっていたことを質問しました。
「テルデオはセルフィウスを嫌っているの?」
するとモルトン子爵は、そうではないと否定します。
セルフィウスの血は特に強い毒性で、まだ幼いため体調不良のときは体内の毒で苦しむこともあるのです。
だから彼を休ませるために田舎で生活させたのであり、テルデオはむしろ甥を心配していているのだと説明しました。
とはいえ、ペレシャティはその話に引っかかりを覚えます。なぜならテルデオの行動は、結局のところセルフィウスを傷つけているからです。
するとその時。何かが壊れる音がし、さらに侍女の悲鳴が響き渡りました。
『義家族に執着されています』8話のネタバレと感想
8話のおさらい
事態が思わぬ方向へと進んでしまいましたね。
ラピレオン家の後継者であるセルフィウスが、田舎に追い返されるというとんでもない事態になってしまいました。
しかも原因はシーフ。言い換えればペレシャティがここに来たせいで、セルフィウスに被害が及んだのです。
8話のネタバレ感想
テルデオの冷たい態度は、甥を嫌っているようにしか見えません。
しかし執事のモルトンによれば、むしろ彼はセルフィウスを心配しているそう。嫌っているから追い出すのではなく、心配だからこそ田舎でゆっくり休んで欲しいのです。
とはいえテルデオの態度は逆効果。かえってセルフィウスを傷つけています。
姉のセルシアもそうでしたが、ラピレオン家の人々は身内を心配するあまり誤解されるような態度を取ってしまう癖(?)があるようですね。
大人であれば「心配するあまり言葉が強くなるんだろうな」と理解できるでしょうが、子供となると話は別。現にセルフィウスは、言葉を額面通りに受け取って傷ついていますから。
この2人、早々に話し合いが必要ですね。