漫画『義家族に執着されています』の10話のネタバレと感想です。
前回、ペレシャティはセルフィウスを説得することに成功します。しかし彼の血(つまり毒)が体内に入ってしまったため、倒れてしまいました。
彼女はあの後どうなったのでしょうか?続きを読んでみましょう。
ペレシャティは毒が体内に入り倒れてしまう
ペレシャティは一命をとりとめる
ペレシャティが目覚めた時。
彼女はベッドの上で横たわっていて、すぐ傍には心配そうなテルデオとモルトン、そして無言で俯くセルフィウスがいました。
そしてペレシャティはすぐに状況を理解します。
気絶する前にモルトンから言われた『セルフィウスは特に強い毒性を持っている』という言葉の意味を、身をもって知ったのです。
彼女は助かったことに安堵するも、テルデオに無防備すぎると怒られてしまいます。一歩間違えば命を落としていたかもしれないので、彼が怒るのも無理はありません。
さらにテルデオは、セルフィウスのことも叱責しますがーーーその瞬間、目の前の光景に驚きました。
普段無表情なセルフィウスが、瞳から大粒の涙をこぼしていたのです。
そして彼は悲しそうな顔で言いました。
「別邸に戻ります。閣下のおしゃる通りです。僕が愚かでした」
そしてセルフィウスは部屋を出て行こうとしますが、ペレシャティは咄嗟に彼を引き止めます。ラピレオン家の問題に首を突っ込むべきではないと分かっていても、そうせずにいられなかったのです。
セルフィウスのために抗議する
ペレシャティは必死にセルフィウスを説得します。
「大丈夫。あなたが言いたかったことを言いなさい」
また彼女は、子供が間違いを犯したときは傍で見守る人が必要であり、その責任はテルデオが取るべきだと言います。
それを聞いたテルデオは冷たい顔になりますが、彼女は怯えながらも言葉を止めません。
「本当にセルフィウスのためを思うなら…意見を聞いて下さい。彼がここにいたいと言うのなら閣下が傍で見守り、間違いを犯さないよう教えてあげればいいじゃないですか」
するとその時。黙って話を聞いていたセルフィウスが、テルデオに真っすぐ向き合って言いました。
「僕はここにいたいです。二度とこのようなことはしません。お望みなら、閣下の目につかないように生活します」
するとテルデオはため息をつきながらも、その願いを承諾します。
セルフィウスは屋敷に残ることを許され、珍しく笑顔を浮かべるのでした。
セルフィウスは屋敷に残り、事件は一件落着するが…
ペレシャティの想い
セルフィウスは屋敷に残ったものの、ペレシャティは自分の行動が本当に正しかったのだろうかと悩みます。
けれどもし間違っていたら、セルフィウスのあんな笑顔は見られなかっただろう…と思うのでした。
一難去ってまた一難
数日後、ラピレオン家に招かれざる客がやって来ます。継母とレイナが、ペレシャティに会いに来たのです。
『義家族に執着されています』10話のネタバレと感想
10話のネタバレ感想|セルフィウス良かったね!
セルフィウスの血は、一族の中でもとくに猛毒のようです。今回ペレシャティは身をもってその事実を思い知りました。
ただし、10話で一番心にダメージを負ったのはセルフィウスでしょう。
彼はペレシャティが気絶している間ずっと無言で俯いていて、目を覚ましたら今度は悲しそうにボロボロと涙をこぼしていました。
彼視点だと、優しくしてくれた兄嫁が自分のせいで瀕死になったワケですから。泣くのも無理はありません。
そしてあれだけテルデオと離れたくないと言っていたのに、自分から屋敷を出て行くとまで言い出しました。
もうこのシーンを見た瞬間、管理人も精神的にダメージを負いました。あまりにも可哀想すぎて。管理人、バッドエンド耐性はあるけど子供が酷い目にあうのだけはダメなんですよ…!
けれどペレシャティが必死で止めてくれたので、彼は屋敷に残ることになります。そしてテルデオに自分の意見も言えたので、雨降って地固まったのかな…と思います。
管理人は10話をオロオロしながら読んでいましたが、とりあえず最後にセルフィウスが笑顔を見せてくれたので安堵しました。もうこの子が笑ってくれればそれでいい。
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