豚肉には豚バラ・小間切れ・切り落としなどの種類がありますよね。
この3つは名称や外見がよく似ていますが、具体的に何が違うのでしょうか?
スーパーで買い物をする際、ふと疑問に思った人は少なくないはずです。
そもそも、豚バラの代わりに小間切れで代用してはいけないのでしょうか?
今回は、豚バラ・小間切れ・切り落としの違いについて調べてみました。
豚肉はバラ・小間切れ・切り落とし全てに違いがある!
豚バラ・小間切れ・切り落としの定義
同じ豚肉でも、豚バラ・小間切れ・切り落としはそれぞれ違うものです。簡単に説明すると、次のような違いがあります
- 豚バラ=アバラ骨の周囲の肉
- 小間切れ=不特定部位の肉の切れ端を詰め合わせたもの
- 切り落とし=特定の部位の肉の切れ端を詰め合わせたもの
お恥ずかしい話ですが、私は豚バラの「バラ」を、バラバラの「バラ」だ勘違いしていました。
「豚バラも小間切れも、バラバラに取ったものだから大して差はないはず!」と思い込んでいた料理オンチです(笑)
ですが、実際はそれぞれ違う部位の肉です。
レシピに「豚バラ」と書かれていたら、ちゃんと豚バラを使いましょう。
それぞれの素材を使いこすには?
次の章からは豚バラ・小間切れ・切り落としの部位や味の違いについて、もっと詳しく説明していきます。
「どんな料理に使えるのか?」という疑問にもお答えしているので、知っておくと料理レベルが上がりますよ。
豚バラはどこの部位?どんな味がする?
豚の「バラ肉」とは、アバラ骨の周囲の肉を指します。では、アバラ骨の周囲とは具体的にどこの部位を指すのでしょうか?
文章だとわかりにくいので「日本ハム」様のサイトから画像を引用しました。
引用元:ニッポンハム『豚肉の基礎知識』
バラ肉は柔らかく、脂身が多いのが特徴です。コクと旨味があっておいしいので、私もよく食べています。
ちなみに、ベーコンもバラ肉を使って作られています。他にも焼き豚・肉じゃが・角煮などにして食べることができます。
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小間切れと切り落としの違い
こま切れと切り落としの特徴
次に、豚肉の「こま切れ肉」と「切り落とし肉」の違いについて見ていきましょう。
こま切れ肉と切り落とし肉は、どちらも肉を加工する過程で出た ”肉の切れ端” を集めたものです。
ただし、「こま切れ肉」と「切り落とし肉」には違いがあります。
こま切れ肉は部位が決まっていないため、パッケージの中にはいろいろな部位が混ざっています。
ロースが入っていることもあれば、モモ肉が入っていることもあるのです。
一方で、切り落とし肉は部位が決まっています。
一口に切り落としと言っても「肩切り落とし」「モモ切り落とし」「 ロース切り落とし」など、部位ごとに販売しているのが一般的でしょう。
一般的に「こま切れ肉」も「切り落とし肉」も、肉の加工過程で出た半端部分などをスライスしたものですが、「こま切れ肉」は様々な部位をまぜて売られることが多く、「切り落とし肉」は部位別に売られることが多いです。(「バラ切り落とし」「もも切り落とし」など)
ただしこの表記に関しては特に規定があるわけではなく、店によっては「こま切れ肉」も「切り落とし肉」も同様に扱われていることもあります。
引用元:https://cookpad.com/cooking_basics/11607
つまり、豚バラ・小間切れ・切り落としはどれも内容が違うということですね。
安いのはどれ?
小間切れ肉の場合は入っている部位がランダムです。
そのため、スーパーに行くと小間切れは安く売られています。豚バラや切り落としに比べると、小間切れのお値段は安い方でしょう。
また、豚の小間切れはいろいろなレシピに活用できます。
試しにクックパッドなどを開いてみてください。
竜田揚げや甘唐揚げにキムチなど、何種類もの豚こま料理が紹介されていますよね?
ちなみに私は、お酒のつまみを作るときに小間切れ肉をよく使います。
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小間切れと細切れは同じもの?
「小間切れ」と「細切れ」。
この2つはどちらも「こまぎれ」と同じ読み方をします。この2つは両方同じもので内容に差はありません。
辞書を見ると「細切れ/小間切れ」と並んで表記されているので、どちらを使っても大丈夫です。
まとめ
いかがでしたか?今回は、豚肉のバラ・小間切れ・切り落としの違いについて、カンタンにまとめてみました。
- 「バラ」はあばら骨の周辺の肉
- 「小間切れ」はいろいろな部位の寄せ集め
- 「切り落とし」は特定の部位のお肉の余りを集めたもの
それぞれ違いがあるとわかりますね。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。今回の知識が、あなたの生活に役立てばうれしいです。