漫画『結婚商売』の137話のネタバレと感想を紹介します。前半がロベルとソヴールの話、そして後半はルーシーの話となります。
ロベルとソヴールは”嘘のお見合い”に騙された被害者ですが、彼らはエバたちを責めませんでした。むしろ令嬢たちを気遣って紳士的に接したほどです。さらに今回、2人の意外なアフターフォロー(?)が描かれます。
結婚商売137話|騙された軍部長はどうなった?
ロベルとソヴールのその後
ビアンカは『偽お見合い事件』について謝罪すべく、ロベルとソヴールを呼び出します。この件において彼らは被害者なので、今後一切エバたちと関わらずに済むよう手配する予定でした。
しかし軍部長2人に話を聞いたところ、まだエバたちと交友関係を続けていることが判明します。
ロベルは定期的にエバとチェスで勝負しており、ソヴールは今度ブランシェと舞踏会に行く約束をしたそう。そこに恋愛感情はなく、あくまで友人として交流していたのです。
ルーシー視点|ジョセフを避け続ける
ルーシーは少し前からジョセフを避けていました。その結果、アレクサンドラは『あの騎士を怖がっているんだ!』と勘違いし、彼がルーシーに近づこうとすると威嚇して追い払います。
するとルーシーは彼と距離ができたことに寂しさを感じ、勇気を出して自分から会いに行きます。そして2人きりになると、思い切って質問しました。
なぜ私のような者を好いて下さるのですか?と。
ネタバレ感想と補足|恋愛が全てじゃない!本話の裏テーマ
補足①ビアンカの結論
137話の冒頭では、憂い顔のビアンカが描かれていました。オデリーに慰められたものの、まだ悩んでいるのでしょう。きっと一生、この葛藤を抱えて生きていくのかな……と思います。
しかしその後、迎えに来たザカリーを見るや否や『あなたのいない人生をまた生きるくらいなら死んだ方がマシ』と熱烈な告白(?)をしています。多分、これがビアンカの答えですね。
補足②イケメンすぎる軍部長
一連の事件について、ソヴールとロベルは巻き込まれただけの被害者です。しかし彼らは誰も恨まず、エバたちとも交友関係を続けています。
またビアンカのことも一切責めません。なお137話の中盤あたりで、ソヴールは負い目を感じるビアンカに対して「今が十分幸せだ」と答えています。
結婚しなくても我が子のように可愛い子供たちがすぐ傍にいるから、それで十分幸せ。これが軍部長たちの共通意見なのでしょう。
すごい話ですよね。ソヴールもロベルも、本当に良い男だな……と改めて思いました。人間ができている。
そしてストーリー的にも、この展開は合っている気がします。最初は「ソヴールにも春がきたか!?」なんて思っていましたが、この作品は女性の自立がテーマ。つまり結婚が全てでは無いのです。
そう考えると、この男女4人の関係はストーリーに合致しているのかなと思いました。
ネタバレ感想|今回のハイライト
ジョセフが現れた時、子供たちは必死でルーシーを守っていました。特にアレクサンドラ、リスのような顔で警戒しています(笑
しかもその顔がビアンカの怒った顔とよく似ていて、あぁ親子なんだな……と思わされました。性格はビアンカ寄りなのでしょうか?
この場面は子供たちの反応が面白いので、ぜひ漫画版で楽しんでくださいね!