漫画『義家族に執着されています』の122話のネタバレと感想です。
ペレシャティは数日ぶりに、ラピレオン邸に帰還します。傷だらけの彼女を見て、屋敷の人たちは何を思うのか。特にセルフィウスあたりは真実を知ったら烈火のごとく怒りそうですがーーー果たしてどうなるのでしょうか?
義家族に執着されています122話のストーリー
ラピレオン邸に帰還する
ペレシャティが数日ぶりにラピレオン邸に帰還すると、屋敷中のみんなが彼女を心配します。それこそ帰還時刻は夜だったのに、セルフィウスもグローリアもみんなが出迎えてくれたのです。
そして自室に戻ったペレシャティは侍女に甲斐甲斐しく世話をされ、その後はテルデオに甘やかされるのでした。
ドドレアの悪事は隠蔽される
一連の事件における被害者数は、死者3名・重傷者7名。事件の原因について貴族は「すべて反乱軍の仕業だ」と考え、皇室もそのように公表します。
なおドドレアの悪行も伏せられたまま。
被害者が発見されたのは彼女の別荘でしたが、ドドレアは自分も同じ被害を受けたと主張してケガを負ったまま皇居に帰還したため、周囲はそれを信じてしまったのです。
ドドレア視点|被害者のフリを続ける
一方その頃。ドドレアは事件被害者たちの葬式に参加していました。
わざわざ車椅子で参加して祭壇の前で涙を流せば、貴族たちはその演技に騙されて彼女を労わります。そのためドドレアは内心、なんて単純なんだろう!と嘲笑うのでした。
「簡単だ。すごく簡単だわ。たかが手足を動かなくして涙をこぼしただけなのに。始めからこうするべきだった!このままいけば、誰も私を疑わない。誰も」
引用元:義家族に執着されています122話
ネタバレ感想|ラピレオン家の恨みを買った皇女
ネタバレ感想①グローリアは多分キレてる
数日ぶりに屋敷に帰還したペレシャティ。そして案の定、彼女を見たラピレオン家の人々はひどく心配していました。心配というか狼狽というか……
息子のセルフィウスは青ざめ、侍女のレベッカは泣きそうな顔。とくにセルフィウスは過保護なので混乱したでしょうね。大好きな義母が行方不明になり、数日後に傷だらけで帰ってきた状態ですから。
ちなみに祖母のグローリアは無表情でしたが、目がヤバい感じでした。
あれは多分、心の中でめちゃくちゃ怒っている顔です。表面上は冷静に見えるけど、内面は荒れ狂っている……と言えば分かりやすいでしょうか。
孫のテルデオも怒ったときに同じ反応をするので、この解釈で間違いないと思います。しかもラピレオン家は”怒らせたらマズイ人間”の集まりなので、グローリアの怒りも相当でしょう。
しかもグローリアは事件の真相を知っています。だからテルデオと同じく、心の中はドドレアへの恨みで満ちているはず。
ネタバレ感想②誰もがドドレアの演技に騙される
次にドドレアですが、何というか納得いかない状況ですね。彼女のせいで死傷者がたくさん出たのに、皇室はその罪を隠蔽したのですから。
しかも彼女が被害者のフリをした結果、貴族たちはソレを信じてしまうという……
まあドドレアは美少女なので、仕方がないのかもしれません。可憐な少女が涙を流しながら葬式に参加する姿を見たら、信じてしまう人もいるのでしょう。人間は外見に騙されやすい生き物ですから。
ただし貴族の大半が騙されるのは、どうかと思いますけどね。いくらドドレアの演技がプロ並みだとしても、状況と証拠を考えれば彼女はクロ。事件において限りなく怪しい人物です。
なのに彼女の怪しさに誰もツッコまない。おかしいですよね。この国の貴族、思考力が足りない気がします。貴族は政治にかかわる機会も多いのに、こんな調子で大丈夫なのでしょうか?