漫画『義家族に執着されています』の114話のネタバレと感想です。
ベルディクト伯爵夫人は自分と息子の命を守るため、ペレシャティを犠牲にしました。そのため彼女は第四皇女・ドドレアの元に連れて行かれますが、この後どうなるのでしょうか?
義家族に執着されています114話の概要|ドドレアと恐怖の再会
ドドレアはやはり呪術師だった
身動きが取れないまま、ドドレアの前に連れてこられたペレシャティ。恐怖と焦りを感じながらも、打開策を見つけるため必死で現状を把握しようとします。
ベルディクト伯爵夫人は道中「皇女様は神と意思疎通することで願いを叶える」と言っていたので、やはり仮説通りドドレアは呪術師なのだろう……と考えます。
「ベルディクト伯爵夫人は···皇女が神と交信できると言っていた。「神の力」が呪術のことなら、私たちが建てた仮説は合っているんだわ。皇女は初めから回帰と呪いのことを知っていたし、それらを利用して他の呪術にも応用できるに違いない。そしてイケニエが必要だという言葉は、人殺しを楽しむ人でない限り……·制約があるという意味だろう」
引用元:義家族に執着されています114話
ドドレアはやはり手段を選ばない
ドドレアは夢見る少女のように笑いながら、ペレシャティの命をこの場で奪うと言います。彼女は長らくこの瞬間を待っていたようです。
この時ペレシャティは逃走を試みるも失敗し、地下牢獄に連れて行かれます。牢獄の中には彼女の護衛・レイモンや他の貴族たちも捕らえており、門番は貴族の1人に無理やり即死薬を飲ませようとしますがーーー
その瞬間、救世主が現れます。牢獄の中に飛び込んできた男―――アデウスが門番たちを全員倒したのです。
補足|アデウスというキャラクターについて
貧弱だけど弱者には優しい
今までのアデウスは貧弱なイケメンという印象でした。体力もなければ敵にもすぐ捕まるし、動くにしても裏工作ばかり。少し前はパーティーで貴族男性に水をかけられるなどのイヤガラセを受けたり……
けれど貧弱なだけではなく、貧しい子供に優しくするなど善性も垣間見えるのが彼の魅力。いつだったかアデウス本人は「自分は弱者の味方だ」という名言も残していました。
ゆえに多くの読者は、アデウスのことを貧弱だけど心優しいイケメンだと思っていたのではないでしょうか。
しかし今回、アデウスが覚醒。あの貧弱な男が、強そうな門番たちを軽々と〇〇します。また血しぶきを浴びても微動だにしないあたり、荒事に慣れていることが分かりますね。
アデウスは一体何者なのか?管理人はすでに彼の正体を知っていますが、知らない人はいろいろ推理しながら読んでみると楽しいかもしれません。
ネタバレと感想|ドドレアの恐怖シーンを抜粋しました
感想①ドドレアの狂気的なシーン
上の解説では省きましたが、ドドレアは今回も狂気的でした。
とくに印象的だったのが、ペレシャティの指輪(これはテルデオから贈られた物である)に嫉妬して無理やり奪うシーン。ペレシャティは当然ながら抵抗するも、ドドレアはそれを殴って黙らせて、さらに奪った指輪を自分の指にはめるという……
はい、狂気的ですね。しかもこの残酷な動作を行っている間、ドドレアは無邪気な少女のように微笑んでいました。怖い、怖すぎるよ……
またドドレアはペレシャティを捕らえた後、散々暴力を振るっておきながら「あなたの心の準備ができるまで待ってあげる。私はなんて優しいのかしら」と罪悪感ゼロの台詞を吐いています。これもゾッとする場面でした。
顔だけ見れば少女漫画のヒロインなのに、中身が人外。”残酷な魔女”という言葉がピッタリ当てはまります。本当に怖いですね。
感想②心臓が強すぎる主人公
散々言ってますけど、ドドレアは本当に怖いキャラクターです。捕まったら最後、抵抗しなくても〇されるだろうし抵抗したらしたで更に酷い目に遭わされるんだろうな……という謎の信頼感があります。
けれどペレシャティは怯まず、114話の終盤あたりでドドレアにキックをかまして逃走を試みました。心臓が強い。
これはテルデオが知ったらブチギレ案件ですね〜!!!