『再婚承認を要求します』は、皇后ナビエの波乱の人生を描いた作品です。本作でとくに注目すべきは、複雑な人間関係と緻密な心理描写。多くのキャラクターがそれぞれ深い事情を抱えています。
そこで本記事では『再婚承認を要求します』の人物相関図と勢力図について簡単にまとめました。作品を未読の方でも楽しめるよう、どんなストーリーなのか分かるように解説しています。
『再婚承認を要求します』の人物相関図
人物相関図
『再婚承認を要求します』はキャラクターがそれぞれ深い事情を抱えていて、それゆえに人間関係が複雑です。上の人物相関図を見てわかるように、三角関係どころかドロ沼な状態。
それこそ主人公・ナビエは西大帝国の皇帝・ハインリと再婚しますが、元夫・ソビエシュは彼女を諦めきれずに復縁を迫ります。そして再婚相手のハインリは、ナビエ一筋なのに義姉のクリスタに惚れられて面倒事に巻き込まれる始末。
みんなが愛情と運命に振り回される。これが本作の魅力であり悩ましい部分でしょう。
愛の前では誰もが愚かになる
『再婚承認を要求します』のキャラクターたちは、愛のせいで愚かな選択をしてしまいます。
ナビエの元夫・ソビエシュはその典型。彼はもともと理性的な人でしたが、一時的な恋で目がくらみ優秀な皇后であるナビエを手放しました。そしてここから運命が狂い始めます。なおソビエシュの末路はかなり悲惨。
愛ゆえに禁忌を犯して破滅に向かう。綱渡りのようなストーリーが面白い作品です。
ただしドロドロした物語ではない
一つ補足すると、本作は人間関係が複雑な割にドロドロしていません。そもそも主人公・ナビエがとても高潔な女性で、誰かを憎んだり呪ったりするタイプではありません。
復讐系でもザマア系でもなく、ナビエが皇后として栄光と幸せをつかむストーリーです。
勢力図|ナビエと敵対関係にある人々~西王国中心~
※画像準備中
東大帝国にいた頃、ナビエの立場はすでに確立していたので敵らしい敵はいませんでした。
しかし西大帝国においてナビエは外国人。つまり立場が弱く、味方も少ない状態です。
また元皇后・クリスタが隠居せず王宮に留まっているため、シーズン2序盤では西大帝国の皇后が2人いるような状況でした。しかも宮廷人のほとんどがクリスタ側に付いているため、ナビエは専属侍女を選ぶのにも苦労したほど。
さらにハインリの王権はまだ盤石ではなく、カトロン侯爵やズメンシア老公爵などの政敵もいます。
この苦しい状況から、ナビエたちが勢力関係をひっくり返していくのがシーズン2の見どころ。
恋愛関係|まさに純愛!成立したカップル一覧
ナビエ&ハインリ
引用元:再婚承認を要求します
『再婚承認を要求します』の主人公・ナビエは完璧な皇后だったのに、ラスタが現れてから立場が悪くなり皇后の座を奪われます。そしてこの辛い時期、ナビエを優しく誠実に支え続けたのが、後に夫となるハインリでした。
「あなたはいつも私がつらいときに来てくれるのね…ありがとう…」
引用元:再婚承認を要求します12話
この2人の関係は、理想の夫婦像と言っても過言ではありません。本作のメインカップル。
コシャール&マスタス
決闘からスタートし、恋愛成立したカップル。
なおマスタスは元騎士なので、ナビエの専属侍女になったあとも軍人気質が抜けません。本人は女性らしくなりたいと願っているけれど、女性らしさとは程遠い性格です。
しかしマスタスは素直な子で、コシャールは”ある出来事”をきっかけに彼女のかわいさに気付きます。こちらも良いカップル。
マッケナとドルシ
一方通行だったのに、何やかんやで夫婦になったカップル。
マッケナは人型のドルシに一目惚れし、ドルシは鳥の姿のマッケナに一目惚れします。ただし互いの実態には興味がなく、性格的な相性も良くありません。
なぜ夫婦になれたのか首をかしげるレベルですが、マッケナの一途な気持ちがドルシに刺さったのでしょうね。
トゥアニア公爵夫人とランドレ
トゥアニア公爵夫人(以下ニアン)は、ラスタの策略により不倫疑惑をかけられます。そして一方的に離婚され、一時期はとても苦しみました。
そして離婚騒動の後、ニアンを愛する青年・ランドレ子爵は元凶であるラスタに斬りかかります。そのあと彼は投獄されるも、自分よりもニアンを心配し続けました。
そして最終的に、ニアンはランドレ子爵とともに東大帝国を去ります。当時の2人は恋人ではなかったものの、彼の純愛がニアンの心をつかんだのです。