『再婚承認を要求します』小説170話のネタバレと感想|ラスタは渾身の嫌がらせをする

再婚承認を要求します

『再婚承認を要求します』原作小説170話のネタバレと感想です。

西大帝国では妊娠記念パーティーが開かれ、和気あいあいとした雰囲気の中、ナビエは皆から祝われます。しかし前回の最後のシーンでは招かれざる客のラスタがやって来ました。

ひと悶着ありそうですが、この先どうなるのでしょうか?

⇒『再婚承認を要求します』ネタバレ一覧はこちら

ラスタが用意したプレゼントには嫌味がこもっていた

ラスタは妊娠祝いのプレゼントを渡す

再婚承認・感想

ラスタは祝辞を述べると、ナビエに妊娠祝いのプレゼントを渡します。それはかつて、ナビエがラスタに贈った宝剣でした。

宝剣について
  • ラスタが妊娠したとき、ナビエは宝剣を贈った
  • しかし子供に宝剣を贈ることは『無駄飯食らいとして生きろ』という意味がある
  • 当時のラスタは、後から宝剣の意味を知って泣いた。詳しくは44~45話参照。

ラスタの行動は明らかに嫌がらせですが、ここで怒っては彼女の思うつぼ。そのためナビエは笑顔でお礼を言い、さらに「自分のものをラスタにあげるのは嫌だったから返してくれて嬉しい」と皮肉を言います。

するとラスタは顔をこわばらせ、その場を去るのでした。

ひよこ
祝いの席なんだし、表面上だけでも仲良くできないのかな。
白うさ
以前のラスタならこの場で怒鳴ったろうから、ある意味では成長してる。ただし嫌な方向に。

エベリーはどこへ?

妊娠パーティーにはエベリーも参加する予定でした。というのもソビエシュはナビエを喜ばせるため、エベリーに祝いの品を持たせたのです。

しかしエベリーは一向に現れず、パーティーの翌日になっても西大帝国に到着しません。

パルアン侯爵によれば、彼とエベリーは同時刻に東大帝国を出発したそう。だというのに、いまだ到着しないのは奇妙です。

彼からその話を聞いたナビエは、エベリーに何かあったのでは…と心配するのでした。

ひよこ
エベリーを恨んでる人が何かしたのかな。イスクア子爵夫妻とか怪しい。
白うさ
ロテシュ子爵もあり得るよ。傭兵にエベリーの血を取ってくるよう命令してたし。

ラスタ視点|ハインリに色目を使うが、相手にされず

収穫なしで東大帝国にもどる

ラスタはパーティー中、何度かハインリに色目を使いました(しかも皆の前で)

しかし全く相手にされなかったので、すぐ東大帝国に帰還します。収穫はなかったけれど、存分なもてなしを受けたので彼女は良い気分でした。

けれど西宮に到着すると、アンを抱いたアレンが待ち構えていたので気分が悪くなります。そして仕方がなく、彼を室内に案内しようとしますがーーー

そのとき、巨大な鳥が猛スピードでこちらに向かってきます。そして鳥はアレンに飛びつき、その拍子にアンが被っていた帽子が地面に落ちます。

それを間近で見たラスタは悲鳴をあげてしまい、アンの顔には人々の視線が注がれるのでした。

⇒『再婚承認を要求します』171話ネタバレはこちら

再婚承認を要求します・170話のネタバレと感想

ネタバレ感想①ついにアンの存在がバレる

ネタバレ感想

170話のラストで、アンの存在が人々にバレてしまいました。

皇后にそっくりな、けれど皇帝の子供ではない赤ん坊。それを見た人々がどう思うか?十中八九ラスタは浮気を疑われるでしょう。

浮気と言うか『ソビエシュと結婚する前にほかの男と関係を持っていた』と噂され、それは一気に広がるはず。いくら権力をもってしても、噂が広まるのは防げませんから。

元から苦境に立たされていたラスタですが、今回の件でより立場が悪くなるでしょう。

ネタバレ感想②あの鳥は何者?

例のシーンで登場した鳥ですが、恐らく野生ではありません。鳥一族(=ハインリの部下)なのかなと思います。

アレンだけを攻撃してアンの帽子だけをピンポイントで落とすなんて、野生の鳥はそんな動きをしないはずですから。

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2件のコメント

タイトルが「ラスタは渾身の嫌がらせをする」ですが、ラストで「ラスタは渾身の嫌がらせをされた」結末になっていて思わず笑ってしまいました。
(鳥一族がアンの帽子を落としたということは、つまりそういうことですよね)

しかしあれだけソビエシュがグローリーエムのために隠そうとしていたラスタの身分やアン(グローリーエムの異父兄)も、どこから鳥一族(ハインリ)に漏れたのかうろ覚えだったので気になります。
ラスタが信頼して色々喋ってしまってるエルギ公爵あたりではないかと思いますが、これは手を打たずに放置したソビエシュも悪いですよね。

グローリーエムはただでさえラスタそっくりの美貌で、しかも女子。
母親が不貞と素行不良の平民皇后というだけで周囲から舐められるでしょうし、女王になったとして政務で側近の男性貴族と喋っているだけでも「側近は愛人」とか不名誉な噂を立てられてしまいそうですし。
ロテシュ子爵やアレンが頻繁に皇后宮に出入りしていることは護衛の兵士や侍女から報告されていたでしょうし、ラスタを皇后から降ろす口実になると放置していたのかもしれませんが…ラスタを放置して悪行や噂を撒かれると、グローリーエムに全部跳ね返ってきてしまうんですよね。
ソビエシュは父親としてもどうなのかなと思います。

タイトルの意味をしっかり読み取っていただけて嬉しいです!
そしてアンの情報ですが、本当にどこから漏れたのでしょうね。それだけ西大帝国のスパイが優秀なのかもしれません。

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