本記事では『再婚承認を要求します・ソビエシュの回帰』6話目のストーリー概要および考察を紹介しています。
ここは夢ではなく過去の世界なのでは…と気づいたソビエシュ。学園長からの連絡を待ちながら、その一方でエルギ公爵やロテシュ子爵への警戒も強めますが、未来は変えられるのでしょうか?
ソビエシュの回帰6話(331話)のストーリー概要
タイムリミットに焦る
ソビエシュは関係を修復するため、ナビエの好きな料理をコックに作らせます。しかし料理を届けた侍従によれば、何の返事も貰えなかったそう。
「私を心配していなかったか?何か言っていなかったか?」と聞くも、侍従の答えは変わりません。そんな状況なので彼はガッカリしました。
・・・
頭ではナビエが自分と話をしたくないのだと理解していても、いつこの夢が終わるか分からないのでソビエシュは焦燥感に駆られます。
そして夜中。
耐えきれずナビエの部屋を訪ねると、侍女たちに大層驚かれます。侍女たちは今まさにソビエシュの奇行について話していたものだから、挨拶すら忘れるほど驚いたのです。
しかし結局、ソビエシュはナビエの顔すら見れませんでした。というのも寝室にいたナビエが、侍女のローラに「もう寝ている」と嘘を付かせたのです。
彼はその嘘に気付きながらも、知らないフリをして東宮に戻りました。
現実への帰還を恐れながら過ごす
その日ソビエシュは、目覚めたら現実に戻っているかもしれないという恐怖心から中々眠れませんでした。しかし幸いにも、翌朝目が覚めるとまだ『過去』にいたので神に感謝しますがーーー
起きてすぐに悪寒がして、彼は気絶します。
そして再び目を覚ますと、彼の目にはナビエの肖像画(現実世界で自室に飾っているもの)が映ります。また傍では、年老いたカルル侯爵が涙を流しているではありませんか。
今いるのが現実だと気付くや否や、ソビエシュは「ダメだ!ダメだ!」と叫ぶのでした。
ネタバレ感想|最後のシーンで現実に戻ったのか?
ネタバレ感想①ラストシーンについて
最後の最後で、ソビエシュが現実世界に戻っていましたね。カルル侯爵が泣いているという事は、現実のソビエシュは危険な状態にあるのかもしれません。突然倒れたとか、そんな感じなのかなと。
そして描写を見たところ、どうにも過去と現実がリンクしているような印象を受けます。
これは推測に過ぎませんが、ソビエシュの精神だけが過去に飛んでいる可能性もありますね。つまり体は現実世界に置きっぱなし。
まだ回帰のタイムリミットではなさそうだけど、本体が危険な状態だから精神が引きずられたのでしょうか?
- 現実のソビエシュが危険
- 過去のソビエシュにも影響が出て倒れる
- 結果、現実世界に引き戻された。
あくまで仮説ですが、可能性としてはありそう。
まあ次回の話を読まないと何とも言えませんが、彼が経験しているこの状況は他作品における一般的な回帰(ループ現象)とは仕組みが違うのかもしれません。
ネタバレ感想②侍女たちの話
現在、ナビエの専属侍女たちも困惑しています。
ソビエシュの態度が急変したのも理由の一つですが、ナビエを見たとき数十年越しに恋人に会ったような目をしていることが一番の理由です。
ただし侍女たちの多くがソビエシュのことを疑っていて、彼が本気で改心したとは思っていません。
古株のイライザ伯爵夫人は「皇帝が狂った説」を提唱しているし、他の侍女たちも「ラスタと喧嘩した」だの「2人の妻を秤にかけている」だの好き勝手に噂しています。
彼女たちはナビエの味方なので、ソビエシュを警戒しながら様子見している印象。これに関しては仕方がないでしょうね。過去のソビエシュの行動を考えれば、むしろ現実的な意見だと思います。
けれどそんな中、ローラだけは「妻が最も大切な存在だと気付いた説」を主張しています。
真っ先に事実を見抜いたのが、ベテラン侍女ではなく年若いローラというのが印象的ですね。彼女はとりわけソビエシュの浮気を怒っていたはずですが、それでも愛情を信じようとするのは若さゆえでしょうか。
そして現状で彼女だけが、皇帝がせっかく戻って来てくれたのにこのまま無視し続けていいのかな?と不安に思っています。