【結婚商売】66話のネタバレと感想|ザカリーの遺言状を読んでショックを受ける

結婚商売ネタバレと感想

漫画『結婚商売』の66話のネタバレと感想です。

ヴァンサンが散々止めたにも関わらず、前回ビアンカは夫の遺言状を読んでしまいました。その後、彼女はひどくショックを受けますが一体何が書かれていたのでしょうか?

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ザカリーの遺言状を読み、ビアンカは心を痛める

遺言状には何が書かれていた?

ストーリー概要2
以下の文章には本編のネタバレが含まれます。韓国版を翻訳して、概要のみまとめました。本記事は『結婚商売』の感想および解説がメインであり、完全なネタバレはしていません。

ビアンカが遺言状を読んでしまった――ー

その知らせを聞いたザカリーは焦って彼女のもとに向かいます。すると部屋に入るなり、ビアンカは静かな口調で彼を責めました。

彼女が怒るのも無理からぬこと。

というのも遺言状には『子供がいない状態でザカリーが亡くなったらビアンカとの婚姻を無効にする』と書かれていたのです。

遺言状の内容
  • 子供がいない状態でザカリーが死んだら、アルノーの領地と財産は全てビアンカの実家であるブランシュフォール家に帰属する
  • またビアンカとザカリーの婚姻関係は無効になり、ビアンカをブランシュフォールに送り返す

そしてビアンカは絶望したような表情で、夫に問いかけます。

あなたは私を帰す準備をしていたから、いつも避妊をしていたのですね…と。

ザカリーは妻に弁解する

ザカリーは辛そうな顔で弁解をしました。

遺言状はあくまで万が一に備えたものであり、彼はビアンカを手放す気はありません。

けれど戦場でもし自分が命を落とし、彼女がアルノーの屋敷に一人残されたらーーーその光景を想像するだけで彼は辛くてたまらないのです。

ひよこ
もし自分が命を落としたら、離婚してビアンカを自由にしてあげたいんだろうね。
白うさ
全部ビアンカの幸せを願ってのことだね。

また彼によれば、避妊するのはビアンカの体を心配しているからだそう。

というのもザカリーの母は幼くして第二夫人としてウィグ家に嫁ぎ、彼を産んだあと出産に体が耐えきれず亡くなりました。

だからこそ彼は、若いビアンカをそのような危険にさらしたくないのです。

ひよこ
要するに出産リスクを減らしたいんだよ。
白うさ
そういえば前世でも、ザカリーが手を出したのはビアンカの成人後だったね。

その話を聞いたビアンカは、何も言えなくなって俯きます。

するとザカリーは彼女の手に優しく触れてから「もう少し俺を信じてくれ」と告げて部屋を出ていくのでした。

夫婦関係がぎこちないまま、時間だけが流れていく

万聖節が始まる

時間は流れて、アルノーでは『万聖節』が始まります。アルノー城の前ではお祭りが開かれ、民衆たちは楽しそうに騒ぎますがーーー

その明るい雰囲気とは裏腹に、ビアンカとザカリーの間にはぎこちない空気が流れていました。というのも遺言状の件でもめてから、2人はほとんど会話をしていないのです。

そのためイボンヌは心配しますが、この日、彼女は一生忘れられない嬉しい経験をしました。

というのも祭り会場で、ガスパルにプロポーズされたのです。

公衆の面前でプロポーズされた彼女は歓喜の涙を流し、またその光景を見たみんなは目を丸くするのでした。

ひよこ
おめでとう!おめでとう!
白うさ
ここに教会を立てよう。

セブラン王家から使者が訪れる

祭りの翌日、アルノー領にセブラン王家からの使者がやって来ます。

そして使者は、ゴティエ第一王子が落馬により死亡したことを報せました。

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結婚商売66話のネタバレと感想|遺言状事件簿まとめ

結婚商売66話のおさらい

ザカリーの思いやり

ネタバレ感想

ザカリーは遺言状に『子供がいなければ婚姻関係を無効にする』的なことを書いていますが、これは全てビアンカを想っての事です。この人、妻が心配でたまらないんですよ。

自分が生きている間は守ってあげるし贅沢もさせてあげられるけど、もし戦死すればビアンカは屋敷の中で1人ボッチになると考えたのです。

実際はイボンヌも軍部長もいるのでボッチにはならないと思いますが、ザカリーはそう考えてしまいました。

だから自分亡き後は、彼女が自由に生きられるように(つまりアルノーに縛られず生活できるように)と配慮します。

その結果があの遺言状ですね。

でも気の使い方がズレてるよ!

しかしこれは、ビアンカにとっての幸せではありません。彼女は夫を愛していて、本当の意味で彼と夫婦になりたいのです。

それこそこの地に骨を埋める覚悟でがんばっているのに、今さらブランシュフォールに帰れと言われても困るでしょう。

つまりザカリーが考える最良と、彼女が考える幸せはズレているのです。

両想いなのに悲しいですね。

そもそもの話、2人が結婚したことはセブラン国内に知れ渡っています。つまり婚姻関係を無効にしたところで、ビアンカが未亡人であることは周囲にバレバレ。ほぼ意味がありません。

そういった意味でも、ザカリーの遺言は少々ズレていると言えます。

ネタバレ感想|ビアンカの複雑な乙女心について

ビアンカは今回、ザカリーの気持ちを少しだけ理解できたのかなと思います。

前世でのザカリーは、ビアンカが成人するまでかたくなに行為を拒否していました。しかしそれは彼女に興味がないからではなく、むしろその逆。

ビアンカが出産のリスクで死んでしまうかもしれないと恐れ、成人するまでずっと待っていたのです。

そんな彼の気持ちを理解したからこそ、ビアンカは遺言状の件について途中で何も言えなくなりました。

気持ち的には納得していないけれど、彼の気遣いは理解できるので複雑なのでしょうね。

⇒『結婚商売』67話のネタバレはこちら

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2件のコメント

今回も楽しく読ませていただきました。ありがとうございました!
ザカリー、いい男であることは間違いないのですがね…。

東東さんコメントありがとうございます!
そうなんですよ。いい男なのに女心が分からないからドロ沼状態なんですよ。

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