漫画『義家族に執着されています』の60話のネタバレと感想です。
ザハルト伯爵夫人が逮捕され、今回からは彼女を被告人とした裁判が行われます。なお原告はぺペレシャティの叔父であり、ペレシャティ本人もこの日のために準備をしてきた様子。
果たして継母の罪を立証できるのでしょうか?
60話|ザハルト伯爵夫人を被告とした裁判が行われる
皇室主導の裁判が開かれる
ザハルト伯爵夫人が牢屋に捕らえられてから数日後、事件の真相を明らかにするため皇室主導の裁判が開かれました。
なお娘のレイナも傍聴人として参加しており、彼女は裁判が始まる前から「お母様は大丈夫ですよね?」と泣きそうな顔で弁護人に質問していました。
裁判はザハルト伯爵夫人に有利な状況ですすむ
裁判所にペレシャティとテルデオが到着すると、裁判がスタートします。
- 原告:ペレシャティの叔父
- 被告:リリアン・ザハルト(ザハルト伯爵夫人)
- 被告人はローウェン・ザハルト伯爵を殺害した疑いで起訴された
- ただし伯爵夫人は無罪を主張している
- 原告側の証人は、ザハルト伯爵に長年仕えた使用人(58話参照)
- 証人の言うとおり、伯爵が亡くなった日の彼女の行動には疑わしい部分がある
- 薬を持って行ったのも夫人であり、事件の当日も夫人は伯爵と口論をしていた
調査官が裁判の内容を読み上げると、夫人側の弁護人が異議を申し立てます。というのも証人が平民なので信憑性がないと言うのです。
さらに第二の証人として呼ばれたザハルト伯爵の主治医も、伯爵は病気で亡くなり他殺の跡はなかったと証言しました。
レイナ視点
傍聴席にいるレイナは、裁判の様子を見守ります。
そして緊張しながら「裁判長の反応もいいし医者も私たちの味方だから、もうすぐ開放されるはず!」と自分に言い聞かせますがーーー
その時、同じく傍聴席にいたペレシャティーーひどく冷静な顔をしているーーを見て、レイナの顔には再び不安の色が浮かびました。
ペレシャティ視点
現状、ザハルト伯爵夫人が犯人だという徹底的な証拠は出ていません。このまま裁判が進めば無罪となり釈放されるでしょう。
しかし、そんな事はペレシャティも承知の上。
だから裁判が始まる2週間前から、彼女はラピレオン邸で準備を進めていたのです。
義家族に執着されています|60話のネタバレ感想と解説
ネタバレ感想および解説|裁判編について
何話か前の話になりますが、ペレシャティはラピレオン家に弁護士を招いて話し合いをしていました。恐らく、このとき裁判についての話をしていたのでしょう。
もしペレシャティ側が裁判で不利になるなら、弁護士は当然ながら裁判を止めたはず。裁判に負けたら費用負担もありますし、悪い噂も出回るでしょうから。
にも関わらず継母を訴えたという事は、ペレシャティ側には勝算があるのでしょう。
というか負けが濃厚な裁判なら、彼女の叔父も原告になることを承諾しなかったはず。
その『勝算』が何なのか60話時点では不明ですが、恐らくペレシャティは皆が納得するような証拠を見つけてきたと思われます。