漫画『結婚商売』のネタバレと感想です。結局のところビアンカの説得は失敗に終わり、ザカリーはトーナメントに出場することになりました。
そして今回の36話ではトーナメント前日の様子が描かれますが、ビアンカは今何を想っているのでしょうか?ストーリーの続きをまとめました。
トーナメント前日|ビアンカは自室に引きこもって準備をする
ビアンカは自室に引きこもる
時間は流れ、トーナメントの開幕まであと1日。ビアンカは相変わらず部屋にこもり、ザカリーと距離を置いていました。
なおビアンカが仮病だと知らないザカリーは、わざわざ部屋の前までやって来て彼女を心配するのでした。
ザカリーへの愛情を自覚する
その日の夜、ビアンカは徹夜でレースのハンカチ(かなりの力作)を完成させました。
トーナメントには多くの貴婦人と令嬢が来るので、ザカリーにこのハンカチを持たせて参加させれば、レースのデビュー舞台として最高だと考えたのです。それにこの方法なら、妻としての役割も果たせますから。
しかしビアンカは、彼のことを思い出して切なげな顔をします。というのも、彼がここ最近優しくしてくれたのは責任感からだろうと誤解していたのです。
『もしかしたら半年間見せてくれた伯爵の優しさには、何の意味もなかったのかもしれない。伯爵は責任感が強い人だから、私の行動でその責任感が少し堅固になっただけだろう』
引用元:結婚商売36話 ビアンカの台詞
そんなことを考えているうちに更に辛くなったのか、彼女はハンカチに顔をうずめます。
ザカリーへの気持ちは、ビアンカが前世で愛人のフェルナンに向けていた感情と同じもの。つまり愛だと彼女は気付いていたのです。
愛という救済不可能な感情をまた抱いてしまったことに苦しむビアンカ。しかし同時に、もっと深く恋に落ちる前にザカリーの気持ちに気づいて良かった…と安堵するのでした。
トーナメント当日|会場にて望まぬ人物と再会してしまう
トーナメントの会場は大賑わい
トーナメント当日。祭りのような規模で開催されたその行事は、貴族と平民から大きな関心が寄せられました。
とくに今回のトーナメントは、皇太子の婚約者であるカスティヤ国の公女とその従者の姿を拝見できる貴重な機会でもあったのです。
とはいえ話題の中心は、当然ながらトーナメントで誰が優勝するか。なお民衆たちは“鉄血”ことザカリーが優勝すると信じていました。
望まぬ再会
トーナメントが始まる時間まで、ビアンカとイボンヌは会場近くの飲食店で時間をつぶします。しかし食事中、予想外の人物と遭遇して冷や汗をたらしました。
なんとビアンカの目の前に、前世での愛人・フェルナンが現れたのです。
結婚商売36話のネタバレと感想|次回予想と今回の見どころ
ネタバレ感想①結婚商売36話目にして元愛人が登場!
はい、来ましたねフェルナン。
ビアンカの元愛人にして彼女を没落させた原因の1つ。ビアンカ的には、会いたくない人物トップ3に入るであろう男です。
彼がこの場に現れたのが偶然なのか、それとも誰かの差し金によるものなのか。それにより今後の展開も変わってきそうですがーーー
どっちみち、ビアンカが再びフェルナンを愛することは100%ないでしょう。
そもそも彼はビアンカを最悪のタイミングで裏切ったので、彼女は顔を見るのも嫌なはず。
多分フェルナンに話しかけられても、徹底的に無視するか・冷たい態度を取るか・大穴でビンタするかのどれかでしょう。
個人的には、一発殴ってもいいと思いますけどね。こういう女の敵は許せません。
ネタバレ感想②イボンヌの恋愛模様がかわいい
解説ではカットしましたが、イボンヌは36話の冒頭でガスパルに「明日、応援に行きますね!」と話しかけています。
このシーンの2人はとても可愛らしいので、ぜひマンガ版でご覧ください。ガスパルが無口なせいでセリフはほとんどありませんが、一見の価値アリです。
このシーンの可愛さは文章では表現できないので、繰り返しになりますがぜひマンガ版をご覧ください。心からオススメします。ただただ可愛い。