漫画『結婚商売』の32話のネタバレと感想です。
前回ザカリーは、ビアンカの警護を強化するよう三軍部長に命令しました。そして妻は絶対に奪わせないと決意しますが、彼はビアンカを守れるのでしょうか?
ストーリーの続きをまとめました。
ビアンカはまた体調不良で倒れたので、運動をはじめる
体力づくりのため散歩をはじめる
ビアンカは熱を出して倒れてしまい、医者から適度に運動するよう勧められます。そのため彼女は回復した後、軽い散歩をするようになりました。
王女の庭園を散歩していると、迷惑な貴婦人たちに出会う
迷惑な貴婦人たちと遭遇する
ある日ビアンカは、散歩をするため護衛を連れて出かけます。
ジャコブやウィグ子爵とどこで会うか分からないので、今回はイボンヌとガスパルに加えてソヴールも同行します。この面子なら、きっと相手も下手に手出しできないでしょうから。
・・・
そうして彼女たちは、第一王子妃の庭園を散歩します。賑やかなソヴールがいるので、一行はいつもより和気あいあいとした時間を過ごしますがーーー
その時、偶然にも4人の貴婦人たちと鉢合わせます。
なお貴婦人たちの中心にいるのはダボビル伯爵夫人。第一王子妃のいとこで、赤毛で大人しそうな雰囲気の女性です。
しかし取り巻きの貴婦人たちは傲慢な性格のようで、ビアンカに向って「どちらの令嬢ですか?今日は私たちに譲ってください。この方はダボビル伯爵夫人。第一王子妃のいとこですよ!」と言います。
ビアンカたちが先に庭園に来たのに、自分たちが使うから帰れと言い出したのです。
しかしビアンカもまた伯爵夫人であり、彼女の実父は亡き王妃の親戚。おまけに夫はアルノーの英雄です。
ソヴールがそのことを告げると貴婦人たちは驚き、途端に焦りはじめました。
貴婦人の1人は、ビアンカを見下していた
ビアンカは結局のところ庭園を去って行ったので、ダボビル伯爵夫人は落ち込みました。というのも自分たちのせいで彼女が気を悪くしたのでは…と心配したのです。
しかし取り巻きの貴婦人は悪びれた様子もなく、それどころかビアンカに対して「生意気で礼儀を知らない夫人だ」と文句を言います。
というのもこの貴婦人は、ビアンカのことを物の価値も知らない小娘だと思っていたのです。
さらに貴婦人たちの後ろでは、1人の侍女が険しい顔をしています。その侍女は、以前アルノー伯爵邸で働いていたアント(鞭打ちにされたメイド。6話参照)でした。
結婚商売32話まとめ|ネタバレ感想およびストーリー解説
ネタバレ感想①ダボビル伯爵夫人のはなし
ダボビル伯爵夫人はいい人に見えますが、取り巻きの貴婦人たちが面倒な性格ですね。伯爵夫人の威を借りて偉そうに振る舞っています。
しかも同じく伯爵夫人であるビアンカにまで生意気な口を利くのだから、傲慢というか何というか・・・立場をわきまえていません。
ダボビル伯爵夫人、付き合う相手は選んだほうがいいですよ!
ネタバレ感想②アントが再就職していた件
久しぶりにアントが登場しましたね。
彼女は紹介状もなく追い出されたので、てっきり職につけず困っていると思っていましたが・・・どこかの貴族に拾われ、相変わらず侍女として働いているようです。
そしてこのタイミングでアントが出てきたという事は、ビアンカに復讐しそうな気がしますね。
32話のラストでは険しい顔をしていましたし、そもそも鞭打ち事件のときのことを全く反省していないので、次回あたりで不穏な動きをしそう。
結婚商売32話の補足①貴婦人はなぜビアンカを見下したのか?
今回、貴婦人の1人がものすごく嫌な態度を取っていましたね。取り巻きのくせして、ビアンカのことを見下していました。
この点について補足しておくと、この貴婦人はビアンカの付けていたペリドットの首飾りを見て『大したことが無い相手』だと判断したようです。
というのもペリドットは、比較的入手しやすい宝石なのです。だからあの貴婦人は、ビアンカのことを物の価値が分からない小娘だと思ったのでしょう。
しかし実のところ、ビアンカが所持していたペリドットは高級品。つまり普通のペリドットとは違って希少価値の高い品です。
この貴婦人はそれを知らずに安物だと勘違いしました。貴族と言っても目の肥えていない人なのでしょうね。
結婚商売32話の補足②献身的な夫の姿
31話と32話の間で、ビアンカはまたもや体調を崩して寝込んでいます。首都に来てからこれで2回目ですよ。どれだけ体が弱いんだビアンカ…!
ちなみに彼女が寝込んでいる間、ザカリーは健気にも妻の看病をしようとしました。
しかし第一王子の朝食会に招待されていて、おまけに三軍部長たちに「王族の招待を断るのはさすがにそれは不敬ですよ!」と小言を言われたため、看病を諦めて朝食会を優先したようです。
妻の看病をしたがる夫って、なんか良いですよね。奥さんのことが本当に大事なんだな…というのが伝わってきます。大抵の男は「招待されてるからゴメンネ!」と言って看病せずに逃げるのが普通でしょうから。