マンガ版『悪女は砂時計をひっくり返す』の外伝10・101話のネタバレと感想です。
前回アリアは、自分のせいでサラが子供を産めなくなったのではと考えてひどく焦りました。未来を知っているのはブリスだけですが、彼女はなんと答えるのでしょうか?
ストーリーの続きを読んでみましょう。
サラは子供を産めなくなった?アリアは予想外の事態に焦る
ブリスの知る未来
私のせいでサラが子供を産めない体になったのでは…とアリアは不安に駆られます。するとその時、ブリスがサラのお腹に飛びついて言いました。
「サラにも赤ちゃんがいるよ。それも、とても素敵な王子様が」
その言葉を聞いたサラは嬉しそうに、ブリスはお兄さんが欲しいのかしら?と笑いかけますがーーー
次の瞬間、アリアは立ち上がり「今すぐ主治医を呼んで!」とメイドたちに命令し、強引にサラを説得して診療を受けさせました。
主治医のメアリーが診療した結果
皇太子妃専門主治医のメアリーが診療したところ、サラが妊娠中であることが発覚しました。
その知らせに一同は大喜びし、当事者であるサラは感極まった顔をします。そしてその最中、アニーは言いました。
「ブリスお嬢様、本当にすごいです!まるで未来を見てきた予言者のようです!」
するとブリスはギクッとしますが、アリアが上手くフォローしたので、ブリスの能力は誰にもバレずに済みました。
ブリスから本音を聞き出すため、アリアは誘導尋問をする
アリアは誘導尋問をする
その後、サラとアニーは夫に懐妊を伝えるため帰宅し、ジェシーも仕事をしに行きます。
そして一方アリアは、ブリスの本音を聞き出すために2人きりでファッションショー(と言ってもブリスが購入した服をお披露目するだけ)をした後、それとなくブリスに質問しました。
「ブリス、サラが産む王子様はどんな子なの?」
するとブリスは、素敵で賢くて優しい王子様だと答えます。なおその表情は嬉しそうで、きっと彼が初恋なのでしょう。
そこでアリアが「まるで未来から見てきたように話すのね」と指摘すると、ブリスは焦って必死でごまかしますがーーー
アリアは追及の手をゆるめず、私は嘘をつく人が一番嫌いなのよ?と迫力のある笑みを浮かべます。
するとブリスは顔を青くして「ごめんなさい…後で必ず言うから」と泣きながら弁解しはじめるので、アリアは思わず彼女を抱き締めました。なぜか無性に目の前の子供を抱き締めてあげたくなったのです。
「…泣かないで。あなたを泣かせようとしたんじゃないの」
いくら未来の子供とはいえ、今はまだ見知らぬ人に過ぎません。けれどなぜか、アリアはブリスの笑う姿が見たいと思ったのです。
それはまだ、彼女が知らない気持ちでした。
ブリスに異変が起こる
しかし抱き締めた後、ブリスに呼びかけてもなぜか反応がありません。
アリアは不思議に思って体を離してみると、ブリスは気を失い人形のように動かなくなっていました。
『悪女は砂時計をひっくり返す』外伝10・101話のネタバレと感想
外伝10・101話のネタバレ感想
外伝10のラストで、ブリスが気絶してしまいました。今度は狸寝入りではなく本当に気絶したようですが、なぜこのタイミングであんな状態になったのでしょうか・・・
またストーリー終盤では、アリアに母親らしい気持ちが芽生え始めていました。
今までアリアはブリスのことを未来の子供(つまり現状では他人)として見ていたため、どこか他人行儀でした。少なくとも我が子に対する接し方ではないでしょう。
ブリスのことで頭を悩ませるシーンはありましたが、それはあくまで『未来の自分が子供をいじめたのでは?』という不安が理由でした。
けれど今回アリアは、無性にブリスを抱き締めてあげたいという気持ちを感じています。これはきっと彼女の母性でしょう。
自分では気づいていないだけで、子供を想う気持ちはすでにアリアの中にあるのかもしれませんね。