漫画『義家族に執着されています』の19話のネタバレと感想です。
前回ペレシャティは、アカデミーを訪れてセルフィウスを迎えに行きます。すると意外なことにテルデオも来たので、彼への評価を改めるのでした。
義家族の仲が少しずつ良くなっていますが、この先どうなるのでしょうか?以下にストーリーの続きをまとめました。
使用人たちが休暇を取り、ラピレオン家は静まり返る
使用人たちは1週間の有給休暇を取る
最近、ラピレオン家の屋敷はものすごく静かです。というのも大公家では定期的に有給休暇(しかも1週間!)を与えており、ほとんどの使用人は屋敷を離れているからです。
そんな状況なので、ペレシャティは普段会わない屋敷の管理人――モルトンの長男――とよく出くわすようになります。その日ペレシャティが屋敷内を歩いていた時も、管理人は廊下に書類をばら撒いて慌てていました。
セルフィウスが病気になり、セルシアがお見舞いに来る
セルシアがお見舞いに来る
その日、屋敷にはテルデオの姉・セルシアが来ていました。
セルフィウスのお見舞いに来た彼女は、満面の笑顔を浮かべながら彼をぎゅうっと抱きしめます。
「セルフィウス~伯母さんが恋しかったでしょ?」
「はい…」
しかしセルフィウスは返事をしながらも、照れたような困ったような微妙な顔をしています。
そこにペレシャティとテルデオが訪れると、彼女を見るや否やセルシアは気まずそうな顔をし、一方でセルフィウスは可愛らしい笑顔で出迎えてくれました。
(セルフィウスだ…すっごく久しぶり…)
彼は体調を崩したせいで、部屋に隔離されていました。なおアカデミーでは新学期が始まっているものの、全快するまでは入学を延期することにしたのです。
そして久しぶりにあったせいか、ペレシャティは彼が食事をちゃんと食べているのか気になってしまいます。なにせ現在、メイドたちの大半が休暇中ですから。
そこでセルフィウスに「食べたいものはある?」と耳打ちすると、彼はイチゴケーキが食べたいと答えました。
セルフィウスの看病役を名乗り出るが…
セルフィウスの体調が中々良くならないので、テルデオは物憂げな顔をします。そこでペレシャティは看病を手伝うと申し出ますがーーー
「ダメだ。体調不良の原因が分からないからな」
なぜか看病をさせてくれません。また彼によると、これから家門の主治医であるテルデオの叔父が来るそう。
そこでペレシャティは彼と一緒に叔父を出迎えに行きますが、道中ふと思いました。テルデオの叔父は、呪いを解くために医者になったのだろうか…と。
(司祭たちは呪いは何百年も前に消失したと言っていたけど…だとしたらラピレオン家の呪いはいつから始まったんだろう?)
異変に気付く
テルデオが玄関まで叔父を向かに行った後。
ペレシャティは屋敷の中で待機しますが、一向に彼らは戻ってきません。そこで一旦、いちごケーキを持ってセルフィウスの部屋を訪れますが・・・
部屋をノックをしても返事がありません。さらに中からはゲホゲホと苦しそうに咳き込む声がします。
ペレシャティは嫌な予感がしてドアを強く叩くも、やはり返事はありません。そこで扉を開けてみるとーーー
部屋の中には泣きながら吐血するセルフィウスと、彼を抱き締めるセルシアがいました。
『義家族に執着されています』19話のネタバレと感想
19話のおさらいとネタバレ感想
19話のラストも不穏でしたね。
医者によればセルフィウスは「ただの風邪」との事でしたが、吐血をするなんてただ事ではありません。恐らく、ラピレオン家の体質のせいで妙な状態になっているのでしょう。普通、風邪で吐血なんてしませんから。
そしてセルシアですが、なぜか甥を抱き締めるだけで一切動こうとしません。この点も気になりますね。
彼女のように賢い女性が何の対処もしないとなると、セルフィウスの病気には普通の薬が効かないのかもしれません。
つまり、薬が効かない=セルフィは耐えるしかない=セルシアに出来るのは甥を抱き締めることだけ…という事なのかなと管理人は考察しました。
ネタバレ感想②社会人なら誰でも思う事
ラピレオン家は定期的に、使用人に1週間の有給休暇を与えています。このシーンを読んだ時、社会人の読者様はこう思ったことでしょう。
羨ましい。ここで働きたい。
いや本当に、この一言につきますよ。ラピレオン家はものすごく待遇がいい。優良企業中の優良企業。間違いなくホワイト。ここで働きたい。