『余命わずかの脇役令嬢』に登場するノクターン。
彼はレオポルド家の主治医であり優秀ですが、アベリアを贔屓するなど医者としては少々問題のある人物。しかし韓国の作品らしく最後はちゃんと罰を受けました。
この記事ではノクターンの迎えた結末について、概要を紹介します。なお記事の最後には、彼にまつわる管理人の考察も掲載しています。
レオポルド家の主治医・ノクターンとは?キャラクター解説
ノクターンの人柄
ノクターンはレオポルド家の主治医であり、物静かで会話上手な青年。ウィンストン(カリナを芸術病だと診断した白髪の医師)とは師弟関係にあたるようです。
カリナとの関係
カリナはノクターンに恋心を抱くも、彼はアベリアを偏愛します。
というのも彼は、アベリアに亡き妹を重ねていたのです。
おまけにカリナが怪我をした時、彼はアベリアだけを心配してカリナを放置するという、医者としてあるまじき行動を取りました。
なおウィンストンはこの話を聞いた時『あいつ!あんなに注意したのに!』と弟子の不出来を怒りました。
(あいつ!あんなに注意したのに!!死んだ妹と患者を同一視してはダメだと、すべての人に平等に接しろと言ったのに…!)
引用元:『余命わずかの脇役令嬢』22話
関連:漫画『余命わずかの脇役令嬢』22話ネタバレ|主治医・ノクターンとの関係
【結末】ひどい事故に遭い、悲惨な最後を迎える
盗賊に襲われて命を落とす
ノクターンは事故(?)にあい、無残な姿で亡くなります。時系列的には、ちょうどカリナが復活する前あたりのタイミングです。
なお彼の事故について、レオポルド家には以下のように伝えられました。
- ノクターンは北部から南部へ帰る途中、盗賊に襲われて悲惨な目にあった。
- その光景を発見した人がトラウマになるほど悲劇的な最後だった。
- 完全な遺体は発見できず、まともな葬儀もできない状態だった。
なおノクターンの上司であるウィンストンは、この知らせを聞いてショックを受けて数日間寝込みます。
その後ウィンストンは、ノクターンの遺体の一部を回収して葬儀を行い、日当たりの良い場所に遺体を埋葬しました。
ノクターンにまつわる裏事情
表向きにはノクターンは盗賊に襲われて亡くなったことになっていますが、本当の死因は別にあります。
この辺の事情については上手く翻訳できなかったのですが、どうやらノクターンはミリアンを怒らせたため、兵士に殴られて北の領土から追い出されてそのまま命を落としたようです。
そしてミリアンはその不祥事がバレないよう、盗賊の仕業に見せかけてノクターンの死を偽装したーーーという裏事情があります。
『余命わずかの脇役令嬢』のネタバレ感想
ネタバレ感想|ノクターンの罪と罰
ノクターンの最後を聞いた時は、正直なところ悲惨すぎないか?と若干引きました。彼は基本的に善人だし、根底にあったのは亡き妹への愛情。決して悪人ではありません。
ただし結果的に、ノクターンは医者の仕事と義務を放棄しています。
アベリアだけを助けてカリナを見捨てた。つまり患者を差別し、自分の都合で命に優先順位を付けた。
これは医者としてあるまじき行為ですよね。なので作者様は、彼にこのような悲惨な末路を与えたのかなと思いました。
- 『余命わずかの脇役令嬢』結末①カリナ&ミリアン編
- 『余命わずかの脇役令嬢』結末②カーシス&アベリア編
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