『再婚承認を要求します』のネタバレ感想です。今回は小説版に掲載されている「外伝1:ルイフトに行ったナビエ」について概要をまとめました。
時系列は最終回の後。ナビエが夫と子供に囲まれて幸せに暮らしているシーンから話がスタートします。
内容をザックリ説明すると、ある事件が発生してナビエ自ら事件解決に挑むというストーリーです。
『再婚承認を要求します』外伝1前編|ナビエの日常
出産後、幸せに暮らすナビエ
青い鳥(=マッケナ)の後ろを、ちょろちょろと追いかける2羽の小鳥。2羽の母親であるナビエは、その様子を微笑んで見守りながら「愛おしい」と呟きました。
そんな中、やって来たハインリはナビエに寄り添ってキスをし、2人はそのまま戯れますが…
目の前にマッケナがいたことを思い出し、ナビエは慌てて顔をそむけます。おまけに小鳥2羽もくちばしを開けてこちらを見ていたので、何だか申し訳ない気持ちになりました。
月大陸連合の嫌がらせ
後日。
ナビエ・ハインリ・マッケナの3人が会議室に向かうと、扉の前には宰相が立っていました。
彼はナビエたちに気付くと、大慌てで「しばらく黙っていた”月大陸連合”が動き出しました!」と報告しました。
宰相によれば、月大陸連合が”氷の魔法使い”の大多数を雇って連れて行ったとの事。
氷の魔法使いは、西大帝国とルイフトとの貿易に必要なので非常事態です。
しかも月大陸連合の行動は、明らかに西大帝国を狙った嫌がらせでした。
ナビエの出した打開案
宰相から話を聞いたナビエは、自身が直接ルイフトに赴くと提案します。
しかし見知らぬ土地に行くのは危険なので、当然ながらハインリは止めますが…
ナビエが「まだ交易初期なので、できる限り失敗を減らさねばなりません。私が直接訪問するのが最善策です」と言えば、みんな黙り込みました。
なぜナビエが行くのが最善なのか。それは西大帝国からの輸出物に関係があります。
ルイフトとへの輸出品は果物がメインで、新鮮なまま輸出するには氷の魔法使いが必要。しかし月大陸連合は、氷の魔法使いをみんな連れて行ってしまいました。
だからナビエは、氷の魔法使いである自分が直接訪問すればいいと考えたのです。
『再婚承認を要求します』外伝1後編|ルイフトに行ったナビエ
問題解決のため、ナビエはルイフトに向かう
その後、ナビエが出発する準備はサクサクと進みました。
まず訪問の連絡をし、船の準備をし、さらにナビエの護衛としてランドレ子爵・アルティナ卿・カフメン大公も同行する事になりましたが…
残念ながら、同行者の中にハインリはいません。
ハインリは一緒に行きたいと強請りましたが、ナビエが「皇帝と皇后が2人とも国を外すわワケにはいかない」と断ったのです。そのため、彼はしぶしぶと留守番を受け入れました。
レストランで聞いた噂
船で出発する前に、ナビエとハインリは近くのレストランで食事をします。すると隣の席から、ヒソヒソと噂話が聞こえてきました。
噂によれば、どうやら海が荒れている様です。
それを聞いたハインリは不安がるものの、ナビエは「みんなも一緒だから心配しないで」と言って、彼の言葉を聞き入れませんでした。
船旅スタート
そして数時間後。
ナビエは護衛達と一緒に、大きな船に乗って出発します。
侍女のローラは「わあ!」と喜びながら船の甲板を走り回るものの、3~4時間たつと船酔いでダウン。ナビエも具合が悪くなったので、耐えられずに甲板に出て海を眺めました。
すると甲板にカフメン大公がやって来て、2人は何気ない会話をします。その最中、彼は一瞬だけ無表情になりーーその後、わずかに微笑んで聞きました。
「私が結婚をしたら、どう思いますか?」と。
カフメン大公の結婚相手
急に結婚の話になったので、ナビエは驚きます。
どうやらカフメン大公は、ナビエの知人と結婚するそう。しかし相手について聞くと、彼は暗い表情になります。
そして、彼が何かを言いかけたその時。
船が激しく揺らぎ、前方に”巨大な生物”が出現しました。
この異常事態に、ランドレ子爵とアルティナ卿はすぐナビエの元へと駆け付けますが…その瞬間、どこかで”ガチャン”と音がします。
そして気づいた時、ナビエとカフメン大公は海に放り出されていました。
ネタバレ感想|いきなり急展開!また事件勃発
『再婚承認を要求します』外伝1の全体的な感想
外伝1話目にして、ナビエが海に落っこちました。
カフメンが一緒なので大丈夫かなと思いますが、いきなりピンチですね。
レストランで食事をした時点で「海難事故でも起こるんかな…」と思っていましたが、まさかの巨大生物が出現するという展開に。
冒頭は幸せオーラ全開だったのに、一気に不穏になりましたね。というかナビエが転落したなんてハインリが知ったら、文字どおり飛んできそうな気がします。
『再婚承認を要求します』という作品は、ことごとく事件が多いですね。
事件の元凶はエンジェル
今回、貿易に必要な”氷の魔法使いが連れて行かれる”という事態が起こりました。せっかくルイフトとの貿易が実現したのに、始まって早々大ピンチです。
事件の元凶は、月大陸連合。
エンジェルを筆頭に、いつも物騒で厄介なことばかりする月大陸連合。彼らは何かと理由をつけて、氷の魔法使いを根こそぎ奪っていきましたが…
結局のところ、月大陸連合の狙いは西大帝国への嫌がらせっぽいです。
なお記事内の解説では省きましたが、原文によるとこの嫌がらせを発案したのはエンジェルのようです。今回もまた、いろいろ企んでいるのでしょう。
月大陸連合はなぜ今回の事件を起こしたのか。ナビエはこの事件をどうやって解決するのか。そしてカフメンの結婚相手は、やはりあの女性なのか…
気になる点がたくさんありますね!『再婚承認を要求します』の外伝も、本編と同じく読みごたえがありそうです。
先走って2話の方に先にお礼を書いてしまいました。
外伝の紹介ありがとうございます。
LINEの方で多分漫画しか読んでいない方で87話?で最終回を迎えるのでは?というコメントを見まして、もしかしたらこちらの漫画の紹介予定確定が87までになっているからそれを見て勘違いをされているのかとちょっと心配になりました。
それとも本当に漫画がハインリとの甘い甘い濃密な愛の深まりや迫りくるトラブルを負けずに乗り越えて関係を強度なものにするナビエ様とハインリをすっ飛ばして一端シメるのなら超超超ショックですが、さすがにまさかそれはないと信じています。
以前の孤高の皇后ではなく感情表現が豊かになり、夫と子供を愛するナビエとなる262話の歴史を知って欲しいです。
原作小説の本編が262話までで、その後263話~325話が外伝だということを明記するのに問題がなければ明記された方がありがたいなと思いました。
貴重なご意見ありがとうございます!
ご意見を参考に、さっそく「まとめ」の記事を修正いたしました。
自分では気づかなかったのですが、確かにあの書き方だと誤解が生じそうですね。反省しました。
生意気な意見を取り入れて下さってありがとうございました。
今漫画はやっと再婚承認を受けて結婚したところまで進みましたね。嬉しいです。
ここまで長かったです。
漫画や本編262話を脱落せずに読めたのはゴリ子様のナビエとハインリのハッピーエンドで終わるというラストの希望があったからです。
感謝しております。
外伝も本編の「幸せ」というテーマのように家族揃ってのハッピーエンドで終わることを祈ってます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
何で原作者様はナビエをハッピーエンドで終わらせてくれないのだろうか?
ハインリの大きな愛でナビエがイキイキと活躍して可愛い双子ちゃんと幸せに暮らしてハインリとの子を増やしその話の中にカフメン大公やお兄様などのエピを入れてくれたら良いのに最初からエンジェルの悪巧み、月連合の嫌がらせとか…。
私は外伝ではナビエのハッピーライフが読めると期待していたのにガッカリだ。
最初から夫や子供と離れる日々確定って本当に原作者様はナビエに苦難を強いるのがお好きなんですね。
>(^ ^)さん
コメントありがとうございます。
ナビエは必要とあらば苦境にも突っ込んでいく人なので、苦難が多いのはそのせいもあるかと…!