LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』のネタバレ感想です。78話~79話までのストーリーをまとめて紹介します。
前回のラストでは、クイーン(ハインリ)がようやくナビエの元に到着しました。離婚まであとわずか…という状況ですが、この先どうなるのでしょうか?
感想を交えながら、ストーリーを紹介していきます。
『再婚承認を要求します』78話ネタバレ
手紙の内容に、ナビエは違和感を覚える
翌日の朝。
目を覚ましたナビエは、ベッドに入ったままハインリからの手紙に目を通します。そこには次のように書かれていました。
手紙を読んだナビエは、違和感を覚えました。
パルアン侯爵から手紙を受け取ってまだ数時間しか経っていないのに、この短時間でどうやって東大帝国にたどり着いたのかしら…と。
そしてふと、隣にいるクイーンの首元を撫でてやります。
パチリと開いた瞳は美しい紫色で、それを見たナビエはハインリの笑顔を思い出します。何だか嬉しくなって翼に口づければ、クイーンは顔を真っ赤にしました。
緊急国政会議
その日、ソビエシュは臨時国政会議を開きます。ナビエにも必ず参加するよう通達があったので、彼女も出席するとーーー
ソビエシュは全員の前で、ナビエとの離婚を発表しました。
すると当然ながら貴族たちはこぞって反対します。考え直してください皇帝陛下。これはあんまりですと。
しかしソビエシュは、決定事項だと言って貴族たちの主張を一蹴しました。
・・・
謁見室から出て、ナビエが廊下を歩いている最中。柱の陰からラスタがひょっこりと顔を出して申し訳なさそうに言いました。
皇后陛下はラスタを嫌っていますが、ラスタは皇后陛下を嫌っていません。あなたが出て行った後も、ずっと覚えていますね。
しかしナビエは「覚えていなくて結構です」と言い放ち、さっさとその場を去りました。
ハインリはナビエを慰める
その後ナビエは、一人でエルギ公爵の部屋を訪れます。
すると部屋から出てきたのは、嬉しそうに目を細めるハインリ。彼は「ずっと待っていました」と言ってナビエを招き入れると、緊張した面持ちで両腕を広げました。
ナビエは一瞬ポカンとするものの、何も言わずハインリの胸に身を預けます。
すると彼はぎゅうっとナビエを抱きしめ、彼女の首筋に顔をうずめながら言います。すべて聞きました…と。
その言葉ひとつで、ナビエは彼の心中を察します。
ハインリは心の底から、ナビエを心配しているのでしょう。彼女を想い、我が事のように胸を痛めているのです。
だからナビエは、彼の背をやさしく撫でながら「私は大丈夫です。あなたが来てくれたから」と告げました。
ハインリの決意と告白
ハインリはそっと体を離し、ナビエの前に跪きます。そして彼女の手の甲にキスをして言いました。
決して寂しい思いをさせないと約束します。
その言葉に微笑むナビエ。その顔は、離婚を言い渡された直後とは思えぬほどに穏やかでした。
『再婚承認を要求します』79話ネタバレ
ハインリとの会話①エルギ公爵はどこに?
ハインリはナビエを席に座らせると、手ずからお茶を淹れてくれました。
この部屋には現在、ナビエとハインリが2人きり。そこには部屋の主・エルギ公爵がいないので、彼女は不思議に思いますが…
ハインリによれば、事前にエルギ公爵を追い出したそう。彼は本当に浮気者なので、ナビエに近寄らせたくないのだと言います。
ハインリとの会話②今後の作戦
ハインリの淹れたお茶を飲みながら雑談している最中。
ナビエはふと、ソビエシュのことが頭に浮かびます。彼の性格上、ハインリが離婚法廷に出席できないよう邪魔をするかも知れません。
そのことを伝えれば、ハインリは得意げな顔で答えます。
心配しないでください。”準備”は上手くいっているので、あなたは離婚が承認されたらすぐ再婚を申し込めばいい。私がそのタイミングに合わせて登場すれば、みんな仰天するでしょう。
その言葉に、釣られて微笑むナビエ。またこの時彼女は、以前から気になっていた質問をしました。
あなたは私の手紙を読んでから”ここ”に来たんですよね?なぜこんなに早く移動できるのですか?
するとハインリは目を反らし、曖昧に笑いながら「今は話せません」と答えます。
しかし結婚後に打ち明けるというので、ナビエはそれを承諾しました。きっと機密事項だから話せないのだろうと考えたのです。
皇后宮にて、ナビエは1人きりで過ごす
皇后宮に戻ったナビエは、窓辺でザアザアと雨の降る様子を眺めていました。離婚法廷が開かれるまで、皇后は宮殿の外に出てはいけないというルールがあります。だから彼女はこの時期、ひとり自室で過ごしていました。
するとナビエの元に、ソビエシュが訪れます。別れの挨拶でもしに来たのですか?と聞けば、彼は悲しげに「離れている時間は短い」と答えます。
彼にとって離婚は一時的なもの。いずれナビエを皇后へ復帰させる算段ですが、彼女自身はその計画を知りません。
そのためナビエは、珍しく嘲笑を浮かべて言いました。離婚をすれば私たちは他人になりますと。すると彼は焦って手を伸ばしますがーーー
彼女はその手に触れもせず、ふいと顔を反らし部屋の奥へと去って行きました。ナビエの内面をしめる感情は、もはや空虚感よりも怒りが勝っていたのです。
ーーーそして数日後。
ついに決戦の日、離婚裁判が幕を開けました。
今回の感想|メインキャラの心情と立場をふりかえる
78話の感想①ナビエの心境
78話ではとうとう、ソビエシュが離婚を発表します。
そして当然ながら、貴族たちは猛反対。非のないナビエと離婚するなど有り得ない話であり、そもそもラスタに皇后が務まるワケありません。
けれど離婚は決定事項で、ソビエシュの一方的な通知により会議は終了しました。
そしてこの間、ナビエはいつも通り鉄面皮でしたが…
内心では、きっと悲しんでいたと思います。こうなると頭では理解していても、いざ現実になると辛いものですから。
そもそも、あの状況で辛くない人はいません。周囲の視線も痛かったでしょう。
78話の感想②ハインリの英断
個人的には、ハインリが間に合って本当に良かったなという印象です。
彼がいたからこそ、ナビエの傷も多少軽減されたのかなと思います。
もし集会後にナビエが1人きりだったら、ダメージはもっと大きかったはず。それこそソビエシュが側室を迎えたときのように、1人泣いていたかもしれません。
78話の感想③ラスタについて
なんでこの子は、毎回余計なことばかり言うのかなあ。
本編でラスタは「ずっと皇后陛下のことを覚えていますね」と言っていましたが、あのタイミングで彼女が言うのは悪手なんですよ。火に油を注ぐだけです。
79話の感想
離婚裁判の直前に、ソビエシュが皇后宮を訪れます。
しばらくナビエと会えなくなるから、彼は寂しかったのかもしれません。また、自分と同じくナビエも悲しんでいると考えたのでしょう。
ソビエシュの台詞から読み取れるように、彼にとっての伴侶はナビエだけ。ラスタはあくまで側室であり、伴侶にはなれません。
しかし残念ながら、この時すでにナビエの心は離れていました。
ソビエシュの顔を見ても、悲しいどころか怒りが込み上げてくる状態。もう彼のことを伴侶だとは思っていません。
というか、すでにハインリと再婚の約束もしてますから。もうナビエにとって、離婚は通過点でしかありません。
でもソビエシュは、それを知らないんですよ。もう夫婦仲が修復不可能なのに、ナビエがいずれ自分の元に戻ってくると信じています。
自業自得とはいえ、今後の展開を考えるとちょっと可哀想。
というか再婚の話を聞いたら、彼は確実にブチ切れるでしょうね。絶対に再婚を邪魔するはずです。
初めてコメントさせていただきます!
いつもいつもありがとうございます。
今回はもう、御身体の具合が悪くなってしまったのかしらと、まるで友人の体を心配するような気持ちで、心配しながら更新をお待ち申しておりました。
なには、ともあれ、更新、ありがとうございます。
心配して頂いてありがとうございます!管理人はピンピンしてるので大丈夫ですよ!
更新状況については、韓国のサイト次第なので気長にお待ちいただけると嬉しいです。
更新して頂けて良かったです!
ラスタは、人間の、しかも女性の嫌なところを凝縮したような女性ですね。(私も女性)
もっと相手の気持ちを汲み取って、うまくバランスを取れば、こんなことにならなかったでしょうに。
最終話のネタバレも読ませて頂いたので、終着点が分かっていますが、そんなことにはならなかっただろうに……と。
強欲、人のものを奪うこと、嘘をつくことは、時と場合によると言う人も居ますが、このお話はそういう人の愚かな行いの顛末を描いてくれていますね。
これから楽しみしています。宜しくお願いします。
相談もせずに離婚を決めても自分が呼び戻せばまた元に戻れると思っているのかしら?
でも戻った時には他人の子供を育てさせるんだよね?嫌いな女の子供をね。
どうしてそんな酷いことを小さな時から一緒にいた妻に出来るんだろうね。
ハインリがいて本当に良かった。
本当にハインリがいてくれて良かったです。
漫画でクイーンの紫の眼を見てハインリを思い浮かべて思わずチュッとしてしまうナビエがとても可愛かったです。
あんな表情、今のソビエシュには絶対に向けられないでしょう。